「ドイツ・青ざめた母」「エミリーの未来」と、ドイツ社会を女性の視点で見つめてきたヘルマ・サンダース・ブラームス監督が、旧東ドイツに住む一組の夫婦を通して、東西ドイツ統一に至ってもなお、新しい波にもまれ続ける人々の心情と生活を、深い痛みと未来への祈りを込めて描いた一編。脚本は、監督が東ドイツの国家プラント周辺に取材し、実在の人物たちをモデルにしたオリジナル。製作はアルフレッド・ウルマー、撮影はユルゲン・レンツ。音楽はマルク・ベアッコで、歌手・ギタリストとして名高いジョルジュ・ムスタキらが演奏に参加。主演は劇作家ブレヒトの血を引き、劇団“ドイツ劇場”で舞台を中心に活躍しているヨハンナ・シャル。共演は同じく“ドイツ劇場”所属のウド・クロシュヴァルト、監督の一人娘で、「ドイツ・青ざめた母」にも出演したアンナ・サンダースほか。
ネット上の声
- 最初は、林檎農園をたてなおそうとしている女性とおばあちゃんの映画かな~と思ってみ
- レーナが革命に貢献したいと思った時、権力者の情婦になるしか選択肢がなかったんだろ
- 「たとえ明日、世界が終末をむかえても今日、わたしは林檎の木を植えるだろう」マルテ
- その彼女に降りかかる理不尽な不幸と肉体の変化が『ドイツ・青ざめた母』より弱く感じ
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国ドイツ
- 時間111分
- 監督ヘルマ・サンダース=ブラームス
- 主演ヨハンナ・シャル