原作は雑誌『小説新潮』に連載された舟橋聖一の小説『雪夫人絵図』で、これを溝口健二監督が、「わが恋は燃えぬ」に次ぐ作品として取りあげたものである。製作は、滝村プロと新東宝との提携による滝村和男で、脚色は「わが恋は燃えぬ」の依田義賢と舟橋和郎と共同脚色、撮影は、「宗方姉妹」の小原譲治が担当している。配役は雪夫人に「執行猶予」の木暮実千代、浜子を「不良少女(1949)」「午前零時の出獄(1950)」の久我美子、菊中方哉を「宗方姉妹」の上原謙、直之を新派の柳永二郎、その他は浜田百合子、夏川静江、山村聡などの中堅である。
ネット上の声
- 最後の朝霧の芦ノ湖のシーンや広い日本邸宅の中で、簾なども活かしたショットなど秀逸
- 余程体の相性が良かったんだなあ、、雪が他の男を知れたらまた状況の異なる未来があっ
- 熱海の屋敷で暮らす旧華族の雪夫人(木暮実千代)の女中として仕えることになった濱子
- ショットやロケーション、セットの美しさでどうしようもなさとのバランスを取ってて感
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督溝口健二
- 主演山村聡