「牯嶺街少年殺人事件」「カップルズ」などで知られる台湾ニューシネマの名匠エドワード・ヤンが、台北に暮らす5人家族にそれぞれ訪れる人生の変化を静かに見つめ、2000年・第53回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した家族ドラマ。
小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJと母ミンミン、高校生の姉ティンティン、優しい祖母と一緒に、高級マンションで何不自由ない生活を送っている。幸せを絵に描いたような家族だったが、母の弟の結婚式を境にさまざまなトラブルに見舞われる。祖母は脳卒中で昏睡状態となり、父は初恋の人に再会して心揺らぎ、母は新興宗教に救いを求める。父は倒産の危機に陥った会社の経営を立て直すため、天才的ゲームデザイナーの大田と契約するため日本へ旅立つ。一方、姉は隣人リーリーのボーイフレンドと付き合いはじめるが……。
イッセー尾形がゲームデザイナーの大田役で出演。ヤン監督は2007年に逝去したため、彼が最後に完成させた長編映画となった。2025年・第78回カンヌ国際映画祭カンヌクラシック部門のオープニング作品として4Kレストア版が上映された。
ネット上の声
- 何となく途中から、引き込まれて観たけど、長い!前半もう少し削れる気がします
- ヤンヤン少年8歳の夏に起こった家族それぞれの悩みと出来事を描いている
- 観客だけが知る、家族の優しい距離感。
- エドワードヤン遺作、ある台湾の家族
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国台湾,日本
- 時間173分
- 監督エドワード・ヤン
- 主演ジョナサン・チャン