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インターネット上の不適切なコンテンツを監視するコンテンツモデレーターを題材に撮り上げた短編映画。
勤務していた中学校で生徒からのいじめに遭い、教員を辞めた倫子は、仕事を探す中で、あるアルバイトに応募する。それは「インターネットの動画サイトにある残酷な動画をひたすら削除し、検閲する」というものだった。ネットに拡散し続ける死や暴力など、恐ろしい内容に最初は戸惑った倫子だが、削除した内容を被害者の名前と共にノートに書きつづることで気持ちを落ち着かせていく。夫の和也にはコールセンターのバイトをしていると嘘をつき、倫子は次第にこの仕事にのめりこんでいくが……。
監督・脚本は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023で観客賞を受賞した「勝手に死ぬな」をはじめ、ドキュメンタリー、フィクションを問わず多数の短編映画を手がけている天野大地。主演は「鯨の骨」「夜明けまでバス停で」「花と雨」など多くの映画作品で活躍する大西礼芳。第17回札幌国際短編映画祭の最優秀国内作品賞受賞。
ネット上の声
- ある女性が就職した先が、 ネット上の動画から、残酷など不適切なもの...
- 『痛み』の意味を深く掘り下げたその先に
- コンテンツモデレーター
- コンパクトで観やすい
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督天野大地
- 主演大西礼芳
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ヒップホップアーティストのSEEDAが2006年に発表し、名盤と名高いアルバム「花と雨」を原案に、SEEDAの自伝的エピソードも交えながら、ひとりの青年の成長物語を描く。幼少期をロンドンで過ごした帰国子女の吉田は、閉塞的で村社会的な日本の空気になじめないまま高校生活を送っていた。いつしか学校から距離を置くようになった彼は、ヒップホップと出合い、ヒップホップを通じて自分を表現する場所や仲間を見つけていくが、ラップバトルでの敗北や仲間の裏切りになど、厳しい現実に再び自分を見失っていく。情熱を失った吉田は単なるドラッグディーラーに成り果て、逮捕され、さらなる悲劇に打ちのめされるが……。監督は「Perfume」や「水曜日のカンパネラ」などのミュージックビデオなどを手がけてきた映像ディレクターの土屋貴史。主演は「デイアンドナイト」「おいしい生活」などに出演した笠松将。
ネット上の声
- 言えなかった思い
- 全編にリアル感が有った
- サティスファクション
- 笠松さんがいい
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督土屋貴史
- 主演笠松将
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「痛くない死に方」「禅 ZEN」などの高橋伴明監督が板谷由夏を主演に迎え、バス停で寝泊まりするホームレスにならざるを得なかった女性を主人公に、社会的孤立を描いたドラマ。昼間はアトリエで自作アクセサリーを販売し、夜は焼き鳥屋で住み込みのパートとして働く北林三知子。しかし突然訪れたコロナ禍により、仕事も住む家も失ってしまう。新しい仕事は見つからず、ファミレスや漫画喫茶も閉まっている。行き場をなくした彼女がたどり着いたのは、街灯の下にポツリとたたずむバス停だった。誰にも弱みを見せられないままホームレスとなった三知子は、公園で古参ホームレスのバクダンと出会う。一方、三知子が働いていた焼き鳥屋の店長・寺島千晴は、コロナ禍の厳しい現実と従業員との板挟みになり、恋人であるマネージャー・大河原智のパワハラやセクハラにも悩まされていた。
ネット上の声
- これがコロナ禍の現実だった(ユーモアに救われました)
- 平板さが主張の強度を高めた稀有な成功作。
- なんとか観ることができました!
- プライドの高さゆえ・・・‼️
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督高橋伴明
- 主演板谷由夏
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「プロと学生が共同で映画を企画・製作する」という京都造形芸術大学映画学科のプロジェクト「北白川派映画芸術運動」の理念にのっとり製作されたホームドラマ。同学科教授でもある「禅 ZEN」「BOX 袴田事件 命とは」の高橋伴明監督がメガホンをとり、同学科1回生の大西礼芳が、女優の松田美由紀とダブル主演を務めた。何事にも無関心な18歳の雛子は会社員の父・完治とホームヘルパーをしている母・春子と暮らしていた。しかし、祖母・妙の死をきっかけに完治が家に引きこもるようになり、次第に家族はバラバラになっていく。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督高橋伴明
- 主演松田美由紀
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京都市街を走る路面電車・京福電鉄嵐山線(通称らんでん)を舞台に、交錯する3つの恋を幻想的に描いたラブストーリー。鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡衛星は、嵐電の線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話の数々を取材しはじめる。そこには、衛星と彼の妻・斗麻子が、かつてこの地で経験した出来事を呼び覚ます目的があった。修学旅行で青森から来た女子学生・北門南天は、電車をスーパー8で撮影する地元の少年・子午線と出会う。一方、太秦撮影所の近くにあるカフェで働く小倉嘉子は、撮影所にランチを届けた際、東京から来た俳優・吉田譜雨に京都弁の指導をすることになるが……。主演は井浦新。「ゲゲゲの女房」の鈴木卓爾監督がメガホンを取る。
ネット上の声
- 先日鈴木卓爾さんが私の通う大学の講義へゲストスピーカーとして来てく...
- 観る側の解釈と撮影所の歴史のリスペクト…か?
- 何が表現したかったのか?私には難しかった
- 渡月橋で振り返ってしまったのかなあ
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督鈴木卓爾
- 主演井浦新
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「ちはやふる」「君の名は。」の上白石萌音と「神さまの言うとおり」の山崎紘菜という東宝シンデレラオーディション出身の2人がダブル主演を務め、新規事業の立ち上げや企業を意味する「スタートアップ」をテーマに描いたドラマ。大学生にしてITと医療で起業を目指す天才肌の自由人・小松光と、大企業に勤め起業家への投資を行う安定志向のOL・南堀希。性格も服装も仕事に対する考え方も正反対の2人だったが、光の事業をサポートするミズキの計らいにより、新プロジェクトのビジネスパートナーになることに。光の身勝手な言動に振り回されてばかりの希は光を信じることができず、仕事にも行き詰まってしまう。ぶつかり合いながらも、ビジネスパートナーとして成長していく2人だったが……。山本耕史、渡辺真起子、宮川一朗太、神保悟志らベテラン俳優陣が脇を固める。「先輩と彼女」「東南角部屋二階の女」の池田千尋がメガホンをとり、「坂道のアポロン」「凶悪」の高橋泉が脚本を手がけた。
ネット上の声
- 上白石萌音のキャスティングに無理がある
- 観る人を選ぶ。正反対な2人が紡ぐヒューマンドラマ
- 春子から光へそして七瀬へ
- 全てがカラ回り。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督池田千尋
- 主演上白石萌音
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婚約者の浮気を知る直子は、不思議な魅力をもつ同僚の山口紗季にみちびかれてマッチングアプリを始める。 さまざまな男と出会い金を受け取りながら、かりそめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。 自分自身の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するも、やめることができない。 そうすることで不安も取り除かれていると錯覚する直子は、次第に自分自身を見失っていき、さらなる不安の渦に沈んでいく――。
ネット上の声
- 試写にて鑑賞
- 多くを望まない女の穏やかな日々が、浮気する婚約者の失踪をきっかけに崩れだす
- 茫洋とした不安
サスペンス
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督池田健太
- 主演大西礼芳