部屋に一人、男が語る「好きなこと」と「嫌いなこと」。日常の些細な断片から浮かび上がる、一人の人間の愛すべき肖像。
パリのアパルトマンの一室。カメラをじっと見つめる一人の男。彼は、自らの「好きなこと」と「嫌いなこと」を淡々と、しかし情熱的に語り始める。「熟した桃の皮をむくこと」「日曜の夜」。ささやかな喜びから、ちょっとした苛立ちまで。彼の語りを通して、観る者はいつしか自分自身のこだわりや記憶を重ね合わせる。ジャン=ピエール・ジュネ監督の遊び心あふれる映像美で綴られる、わずか8分間の魔法。日常に隠された小さな宝物を発見する、珠玉のショートフィルム。
ネット上の声
- アメリの元ネタ
- アメリで人物紹介としてその人の好きなものと嫌いなものを言う部分だけを取り出した短
- タイトルを見て分かる通り、『アメリ』の冒頭で人物紹介の時に使用された手法で元々は
- アメリの一部に使われていた「人を好きなもの、嫌いなもので表す」という手法を用いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間7分
- 監督ジャン=ピエール・ジュネ
- 主演ドミニク・ピノン