芥川賞作家の村上龍が、「限りなく透明に近いブルー」(1979)、「だいじょうぶマイ・フレンド」(83)と同様に、自らの著作を映画化した監督第4作。情報、金、過剰な快楽といった欲望にあふれかえるバブル期の東京の中で、自らの存在意義や新しい価値を求めてさまようコールガールの女性アイの姿を描いたエロティックロマンス。高級SMクラブでコールガールとして働くアイは、占い師の助言に従いトパーズの指輪を買う。毎夜さまざまな男たちの間をさまようアイは、ある日、美しく誇り高いSM嬢のサキと出会うが……。主人公アイを演じたのは、後に米映画作家ハル・ハートリーの夫人となる二階堂ミホ。写真家の加納典明、小説家の島田雅彦、現代美術家の草間彌生など異色のキャストが実現。テーマ音楽は坂本龍一。92年劇場公開。2014年、35mmニュープリント版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 私は同郷の作家、“村上龍”を応援しているが“作品に客観性が欠けて独りよがりなモノ
- 今も変わらぬ現代社会のクレイジーな深層
- ・・・やはり神作、疑いの余地無し!!
- 天野小夜子が素敵でした。
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督村上龍
- 主演二階堂ミホ