ヴェルディが遺した音楽家のための終の棲家。老歌手たちの歌声が響く、愛と追憶のドキュメンタリー。
舞台はイタリア・ミラノに実在する、引退した音楽家のための養護施設「ヴェルディの家」。そこに暮らすのは、かつて世界のオペラハウスを沸かせた老音楽家たち。カメラは、歌い、語り、時に口論し、過去の栄光を懐かしむ彼らの日常に静かに寄り添う。音楽と共に人生の最終章を豊かに生きること。しかし、老いによる肉体の衰えや、過ぎ去った栄光への郷愁という避けられない現実が彼らを包む。しわくちゃの手で奏で、かすれた声で歌うアリアは、音楽への消えぬ情熱と人生の哀歓そのもの。
ネット上の声
- オペラに造詣が深いわけでもないのにこれを見たのは、ひとつはサブスクでの配信が3月
- 声は衰えないんだな~
- かつて世界各国の檜舞台でまばゆいスポットライトを浴びながら多くの観客を魅了したオ
- 館のあちこちで年老いた人々が歌ったり楽器を弾いたりして独自のときを創りあげ浸って
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国スイス
- 時間87分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サラ・スクデーリ