ポスト・エイズ時代のアメリカ社会に生きる10代の同性愛者たちの、等身大の姿を描く、疑似ドキュメンタリー・タッチのクィアー青春映画。監督は新しい世代のゲイ・フィルムおよびインディペンデント映画の旗手と目される「リビング・エンド」のグレッグ・アラキで、脚本・撮影・編集も担当。製作はアラキの作品を手掛け続けているアンドレア・スパーリング。主人公である六人の少年少女を演ずるのは、いずれもアラキが街でスカウトしてきた同性愛者たちで、劇中の役柄も実生活にかなり近づけて設定されているという。映画は15の断片から構成され、16ミリ・フィルム撮影による劇部分と、その中でビデオ作家という設定の少年が撮ったという形でビデオ映像、特に6人それぞれのインタビューが挿入され、そのインタビューが役柄としてのそれなのか、それとも演じている本人としての言葉なのかは、意図的にあいまいにされている。ちなみにアンディ役のジェームズ・デュヴァルはこの後アラキの次作「ドゥーム・ジェネレーション」と『No Where』にも主演。共演はアラン・ボインス、「リビング・エンド」のクレイグ・ギルモアほか。
ネット上の声
- FUCkの真髄
- 変なステレオタイプにとらわれないの本当に最高だな〜、この時点で達成できてんじゃん
- 若者の自殺が増加したポスト・エイズ時代のアメリカ社会に生きる10代の同性愛
- 90年代のアメリカを生きる同性愛者6人のティーンエイジャーたちの生身の姿を描い
同性愛、 ドキュメンタリー
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督グレッグ・アラキ
- 主演ジェームズ・デュヴァル