ドフトエフスキーの『罪と罰』をはじめとする19世紀ロシア文学の精神世界をモチーフにした世紀末的雰囲気の漂うドラマ。監督・脚本のアレクサンドル・ソクーロフは、70年代後半から劇映画、ドキュメンタリーを多く手がけていながらことごとく検閲にあい、公開を禁止されていた。87年のペレストロイカ以降やっと彼の作品が人の目に触れるようになり現在では国際的にも注目を集めている。作品に「マリア」「孤独な声」『モスクワ・エレジー』「セカンド・サークル」「ロシアン・エレジー」などがある。撮影はアレクサンドル・ブーロフ。音楽にはグスタフ・マーラーやO・ヌッシオなどの曲が使われている。出演は、主人公の青年にアレクサンドル・チェレドニク、少女にエリザヴェータ・コロリョーヴァ、役人にセルゲイ・バルコフスキー。
ネット上の声
- レヴォリューション no.9のような
- ソクーロフ特集にて
- ひと度死んだ街が何かの間違いでズルズルと呼吸してる様を思わせるおどろおどろしい映
- 『死者からの手紙』とかを想起させる腐食しきった空間の味わいはすばらしいけど話が全
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国ロシア,ドイツ
- 時間77分
- 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
- 主演アレクサンドル・チェレドニク