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鉄道運転士の宿命、それはキャリアで必ず人を轢いてしまうこと。定年間近のベテランが、後継ぎの息子に伝える仕事の極意。
セルビアの鉄道運転士イリヤは、60歳。そのキャリアで28人もの死亡事故を起こした不名誉な記録の持ち主。そんな彼も、もうすぐ引退。養子のシーマが跡を継ぐことになるが、彼はまだ一度も事故を起こしていない。一人前の運転士になるための最後の試練、それは「最初の事故」を経験すること。イリヤは息子のために、轢かれてくれる人を探し始める。父の奇妙な愛情と、息子の葛藤を描く、ブラックユーモア溢れる人間ドラマ。
ネット上の声
- 日本の鉄道運転士はどう感じるだろう
- 国も違えば、運転士も違うね
- 理解しづらいところもあるがいい映画
- 公共輸送機関の運転席でやりたい放題
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国セルビア,クロアチア
- 時間85分
- 監督ミロシュ・ラドヴィッチ
- 主演ラザル・リストフスキー
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1950年代、ユーゴスラビア。「パパは出張中」――それは、6歳の僕に母が教えた、優しい嘘だった。
1950年代初頭、チトー政権下のユーゴスラビア、サラエボ。夢遊病の癖がある6歳の少年マリクの視点で語られる物語。ある日、彼の父メーシャが、愛人の些細な密告によって政治犯として逮捕され、強制労働所へ送られる。母はマリクに「パパは長い出張に出た」と説明。何も知らないマリクは、父の帰りを待ちながら、初恋や家族との日常を過ごす。しかし、その無邪気な日々の裏には、大人の世界の複雑な事情と、時代の不条理な現実が渦巻いていた。少年の目を通して描かれる、ある家族の愛と崩壊の物語。
ネット上の声
- クストリッツアの作品とは思えないほどコメディ要素のない不穏をはらんだ初期の作品
- 少年マリクの父メーシャは国家の体制批判をしたため逮捕される
- クストリッツァ監督の長編2作目にしてパルムドール受賞作
- 軽いか重いか言葉は巡る、チトー政権の恐ろしさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国ユーゴスラビア
- 時間136分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演モレノ・デバルトリ
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ボスニア内戦から10数年の時を経たサラエボを舞台に、戦争の犠牲となった女性の再生と希望を描いた人間ドラマ。女性監督ヤスミラ・ジュバニッチがメガホンを取り、デビュー作にして06年度ベルリン国際映画祭でグランプリに輝いた。母娘2人でつましい生活を送るエスマと12歳のサラ。シャヒード(殉教者)と聞かされていた父親の死に疑問を持ち始めたサラは、真相を話そうとしないエスマに反感を募らせていき……。
ネット上の声
- もう20年近く前に観た作品だけれど、久しぶりに鑑賞
- ようやくジェンダー視点で描かれた旧ユーゴ
- 静けさと、残酷さと、希望と。いい作品です
- オシム前監督が感動したのがヒントでした
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ドイツ,クロアチア
- 時間95分
- 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
- 主演ミリャナ・カラノヴィッチ
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「サラエボの花」(2006)でベルリン映画祭金熊賞に輝いたヤスミラ・ジュバニッチ監督の長編第2作。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボを舞台に、ひと組のカップルがたどる愛の行方を、戦争や宗教問題を背景に描き出す。客室乗務員ルナと空港管制官アマルは、サラエボで同棲するカップル。ある日、アマルは勤務中の飲酒が原因で停職処分を受けてしまう。停職中にかつての戦友と偶然再会したアマルは、触発されてイスラム原理主義に傾倒していく。
ネット上の声
- 前を見た女性の生き方に心が震えた
- 日本の女性監督もこれくらい撮れよ
- 普通の物語のはずなんだけど
- 逞しく生きるサラエボの女性
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ドイツ,クロアチア
- 時間104分
- 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
- 主演ズリンカ・ツヴィテシッチ
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ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国セルビア
- 時間---分
- 監督ミリャナ・カラノヴィッチ
- 主演ミリャナ・カラノヴィッチ