不毛の景観の中での、アメリカの二人の青年男女が交す愛のかたちをとらえつつ、そこに現代アメリカの断層をみつめた作品。製作はイタリアの大御所カルロ・ポンティ、監督は「欲望」以来三年振りのミケランジェロ・アントニオーニ。アントニオーニのオリジナル・ストーリーを、彼自身と、サム・シェパード、フレッド・ガードナー、トニーノ・グエッラ、クレア・ペプローらが脚色。撮影は「紅ばらがひらく夜」のアルフィオ・コンティーニ、音楽はイギリスの前衛的ロック・グループであるピンク・フロイド、装置は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョージ・ネルソン、美術はディーン・タブラリスがそれぞれ担当。出演はアントニオーニのイメージで募集された二人の新人、マーク・フレチェットとダリア・ハルプリン、ほかに、「アフリカ大空輸」のロッド・テイラー、ポール・フィックス、G・D・スプラドリング、ビル・ギャラウェイ、キャスリーン・クリーバーなど。
ネット上の声
- 1960年代アメリカの学生運動、ヒッピー文化、フリーセックス、大量消費、銃社会な
- 現実から解き放たれた世界の開放感がハンパない
- 今、見れば味わい深い映画です
- アメリカ、その現実と幻想・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督ミケランジェロ・アントニオーニ
- 主演マーク・フレチェット