世紀末ポーランド、ある婚礼の夜。祝宴に現れた亡霊たちが、抑圧された国家の魂を呼び覚ます。
20世紀初頭、外国の支配下にあったポーランドの田舎村。都会の詩人と農家の娘の婚礼が、盛大に執り行われていた。インテリ層と農民たちが一堂に会し、ウォッカを酌み交わし踊り明かす祝宴。しかし、夜が更けるにつれ、その場に歴史上の人物や亡霊たちが姿を現し始める。彼らは、ポーランドが失った栄光、抱える葛藤、そして独立への渇望を象徴する存在。幻想と現実が交錯する一夜の狂乱の中で、ポーランド民族の魂の叫びが木霊する。
ネット上の声
- スタニスワフ・ヴィスピアンスキの三幕ものの戯曲(詩劇)を、ワイダが結婚式の祝宴に
- 凄く地味なポーランドの「時代劇」だが、ユダヤ人の扱われ方とか、所々印象に残る映画
- 難しい内容だった
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ポーランド
- 時間103分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー