神か、悪魔か。ブラジルの乾いた大地を舞台に、貧しい男が救いを求めて彷徨う、魂の革命を描く叙事詩。
1940年代、ブラジルの荒涼とした大地「セルトン」。貧しい牛飼いのマヌエルは、横暴な地主を殺害し、妻と共に逃亡の身となる。救いを求めた彼らが辿り着いたのは、自らを聖人と称する黒い神、セバスチャンの率いる狂信的な宗教共同体。しかし、そこもまた暴力と絶望の場所だった。次なる希望を求め、伝説の義賊「カガセイロ」の首領コリスコのもとへ。神の教えと悪魔の暴力、二つの極の間でマヌエルの魂は激しく揺れ動く。圧政に苦しむ民衆の怒りと渇きを、鮮烈な映像で描いたブラジル映画の金字塔。
ネット上の声
- 地主からの理不尽な搾取によって極貧に喘ぐ労働者の青年は貧困に耐えきれずに国を出て
- おそらくこの人の作品群は金太郎飴なわけだけど、個人的には『アントニオ・ダス・モル
- 昨日『乾いた人生』を観た時にしきりにしシネマノーヴォの金字塔として名前を出されて
- 同監督の「アントニオ・ダス・モルテス」(’69)が面白かったので、その5年前に作
西部劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ブラジル
- 時間110分
- 監督グラウベル・ローシャ
- 主演ジェラルド・デル・ヘイ