斬った数だけ増える怨念。背負った兇状を洗い流すため、一匹狼の渡世人が血煙舞う修羅の道を突き進む。
江戸時代後期。かつては名の知れたヤクザだったが、ある事件をきっかけに組織を追われ、今や賞金首の「兇状持ち」となった男、源太。彼は、過去を捨て静かに暮らすことを願うも、行く先々で彼を狙う刺客や、弱者を食い物にする悪党たちが立ちはだかる。抜けば血の雨が降る愛用の長脇差。斬りたくない、しかし斬らねば生きられない。逃れられない宿命と、心の奥底に残るわずかな人情との間で葛藤する源太。血塗られた旅路の果てに、彼を待つものとは。
ネット上の声
- 三隅研次✖️松方弘樹
- 松方以外の役者が弱い部分はあるにせよ、松方弘樹の飄々としたキャラに好感が持てるし
- ひたすら陽な松方弘樹のキャラクターがシリアスに切り替わる瞬間といい、その切れ味の
- 東映やくざ映画のガマン劇の構造を流用しながらも、そのクリティカルなポイントである
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督三隅研次
- 主演松方弘樹