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過去を捨て、顔を変えた男。完璧な偽りの人生に忍び寄る、消せない罪の記憶。
舞台は戦後の日本。エリートサラリーマンとして、美しい婚約者と幸福な日々を送る水野。しかし、彼には誰にも言えない秘密が。それは、かつて犯した強盗殺人の罪から逃れるため、顔を整形し別人として生きているという事実。順風満帆な生活の中、かつての共犯者が彼の前に出現。平穏を脅かされ、過去の亡霊に苛まれる水野。守るべき幸せと、暴かれようとする罪との間で、彼の精神は極限まで追い詰められていく。果たして彼は、手に入れた偽りの幸福を守り抜けるのか。
ネット上の声
- ほぼ密室で展開する社会派サスペンス
- 銀座と東京湾って意外と近いんだ!
サスペンス
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督宇野重吉
- 主演三國連太郎
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「亡命記」と共に香港ロケを行った作品で、「亡命記」と同じく野村芳太郎が脚本を書き監督し、井上晴二が撮影を担当する。音楽も同様に木下忠司(新婚白書)である。出演者は「亡命記」の佐田啓二、岸恵子、「貝殻と花」の有馬稲子のほか、浦辺粂子、日守新一、および中国映画界のスター厳俊、林黛などである。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督野村芳太郎
- 主演佐田啓二
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柴田錬三郎の原作『夢に罪あり』から「花は嘆かず(1957)」のコンビ田畠恒男が脚色・監督し、布戸章が撮影を担当した。主演は、東映をやめてこれがフリー第一回作品となる、松竹初出演の田代百合子、「嵐の中の抱擁 おもかげは遥かなり」の菅佐原英一、「赤城の血煙 国定忠治」の島崎雪子、「母と子の窓」の浅茅しのぶ、「わが胸に虹は消えず (二部作)」の上原謙、「異母兄弟」の中村賀津雄。ほかに、中川弘子、沢村貞子など。
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督田畠恒男
- 主演浅茅しのぶ
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戦後の商店街、義理の兄に抱く禁断の恋心。揺れ動く家族の絆と、一人の女性の切ない運命。
終戦から数年後の東京。活気を取り戻しつつある商店街の小さな店が舞台。早くに両親を亡くし、兄夫婦の店で健気に働く娘・美津子。兄の戦死後、店を一人で切り盛りする義兄・圭介の優しさに触れるうち、彼女の中に淡い恋心が芽生える。それは決して許されない禁断の想い。圭介への愛情と、家族への罪悪感との間で揺れ動く美津子。世間の目、そして圭介自身の苦悩が、二人の間に見えない壁を築いていく。秘めた想いを抱えながら、彼女が下す人生の決断とは。戦後の混乱期を生きる人々の、愛と葛藤を描く、切ない人間ドラマ。
ネット上の声
- アルファ派人生賛歌映画ですね
- トリュフォー・ファンを自認する僕の3つの指には、入るだろうくらい好きな作品です。
- トリュフォー作品の原点、もう総てがここにある
- 少年の思春期の頃
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演田浦正巳