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「メトロポリス」に次いで製作されたフリッツ・ラング氏監督作品で、例によって氏の夫人たるテア・フォン・ハルボウ女史が自作の物語を脚色したものである。撮影者は「王城秘史」「世の果」のフリッツ・アルノ・ワグナー氏で、セットは「メトロポリス」と同じくオットー・フンテ氏とカール・フォルブレヒト氏とが設計した。主演者は「メトロポリス」「クリームヒルトの復讐」のルドルフ・クライン・ロッゲ氏、映画初出演のウィーン生れの舞台女優ゲルダ・マウルス嬢及び「ワルツの夢」のヴィリー・フリッチ氏で、「野鴨」「除夜の悲劇」の監督者ループ・ピック氏、映画初お目見得の新進女優リエン・ダイヤース嬢、「メトロポリス」「野鴨」のフリッツ・ラスプ氏、「エムデン」「妖花アラウネ」のルイス・ラルフ氏、クレイグホール・シェリー氏等が助演する。(無声)
ネット上の声
- 『ドクトル・マブゼ』と混同してしまっていたので再見、やっぱ超面白い
- ずっと観たかったフリッツ・ラング監督による
- サイレントのスパイ・アクション映画。
- F・ラング、ドイツ時代の傑作スパイ物
ヒューマンドラマ
- 製作年1928年
- 製作国ドイツ
- 時間127分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ルドルフ・クライン=ロッゲ
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「M」と同じくフリッツ・ラングが監督に当ったネロ映画で、原作脚色テア・フォン・ハルボウ、撮影フリッツ・アルノ・ワグナー及びカール・ファース、装置エリッヒ・ハスラーのスタッフは全部「M」同様である。主なる出演者はサイレントの昔にもドクトル・マブーゼを演じ、後「ヴォルガ」「スピオーネ」に出演したルドルフ・クライン・ロッゲ、「熱沙の女王」「死の銀嶺」のグスタフ・ディースル、「トンネル」「M」のオットー・ヴェルニッケ、新進のヴェラ・リムセイ、カール・マイクスナー等である。
ネット上の声
- あなたはヒトラー? いいえマブゼ博士です
- ヒトラー政権誕生直前に復活!
- 冒頭の5分間で見る意義の7割確保できて、中盤の横断歩道停車中の暗殺シーン、ラスト
- 既に幽閉された純粋悪から外界へ悪意だけが感染するという90年代サイコホラー的世界
サスペンス
- 製作年1932年
- 製作国ドイツ
- 時間120分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ルドルフ・クライン=ロッゲ
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“ニーベルンゲン”(Die Nibelungen)の後編。前編の「ニーベルンゲン ジークフリード」と同じ顔振れの人々によって製作された。即ちテア・フォン・ハルボウ女史の脚色、フリッツ・ラング氏の監督で、この編に入って出演する人にはアッティラ王に扮するルドルフ・クライン・ロッゲ氏(「化石騎士」「ドクトル・マブゼ」主演)がある。無声。
ネット上の声
- クリームヒルト、愛と復讐の狂気
- 二部から先に見て欲しいくらい
- いや~女って執念深いね
- ニーベルンゲンの最期
ファンタジー、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1924年
- 製作国ドイツ
- 時間125分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演マルガレーテ・シェーン
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1922年度に於けるドイツ映画の最大傑作として名声をほしいままにした表現派的色彩が装飾等に所々表れる映画である。しかし決して表現派映画ではない。「ベルリン絵入新聞」に掲載せられたノルベルト・ジャック氏の小説をテア・フォン・ハルボウが脚色し、名監督として定評あるフリッツ・ラング氏が監督大成したものである。主役はルドルフ・クライン・ロッゲ氏。又「カラマーゾフ兄弟」「世界に鳴る女」「沙漠の掟」主演のベルンハルト・ゲツケ氏と「白痴(1921)」主演のアルフレッド・アベル氏、その他「復讐の血」「巌頭の懺悔」のアウド・エゲデ・ニッセン嬢、「アルゴール」「夜半の晩餐」のハンス・アダルベルト・シュレットウ氏も出演する。撮影は「朝から夜中まで」のカール・ホフマン氏。深刻、凄惨、波乱、催眠術、活劇、色々な事件が織り込まれた探偵劇ともいおうか。(無声、全二篇)
ネット上の声
- 犯罪映画の古典であり傑作
- ノーカット版で見たい
- 犯罪映画の最古典
- ドイツとスイス間の経済協定書を盗み出し、配下の組織を操りながら偽札犯罪を目論む狂
ヒューマンドラマ
- 製作年1922年
- 製作国ドイツ
- 時間187分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ルドルフ・クライン=ロッゲ
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ウィルヘルム・ヘーゲラー氏作の小説に基き「戦く影」を監督したアルトゥール・ロビソン氏が脚色監督した伝奇談で、主役ピエトロには「ジーグフリード」「ドクトル・マブゼ」等出演のパウル・リヒター氏が扮し、相手役は「蠱惑の街」「マブゼ」等出演のアウド・エゲデ・ニッセン嬢で、「クリームヒルトの復讐」「マブゼ」等出演のルドルフ・クライン・ロッゲ氏も主要な役を演じ、その他、リディア・ポテキナ夫人、ハンス・スツルム氏等が助演する。無声。
- 製作年1925年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督アルトゥール・ロビソン
- 主演パウル・リヒター
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題材に演出に、扮装に背景に、かなり表現派手法を採り入れたフィルム・バラアドで、映画劇用に書き下ろした原作者二人のうちの一人であるハルボウ嬢が多分脚色したのだろうと思われる。字幕は二つ唄の文句が出る以外は総てスポークン・タイトルである。そして非常に数が少ない。監督は、本邦に此の映画で初めて紹介せられたヴェンドハウゼン博士。主役のクライン・ロッゲ氏は再びドクトル・マブゼに於ける氏を想起せしむるに足る大芝居と強く鋭く印象深いその鉄の様な演技とを見せている。「スワリン姫」にも出て居たルチー・マンハイム嬢、「月の家」に出ていたグスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム氏、グレエフ・ベルゲル嬢等お馴染の人々の顔も見える。撮影は例の名撮影者「ドクトル・マブゼ」や「朝から夜中まで」等のカール・ホフマン氏。無声。
- 製作年1923年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督フリッツ・ヴェンドハウゼン
- 主演ルドルフ・クライン=ロッゲ