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男たちを破滅させる宿命の女ルル。その魔性の魅力が巻き起こす、愛と欲望、そして転落のサイレント映画の金字塔。
舞台は1920年代のドイツ。天真爛漫でありながら、関わる男たちを次々と破滅へと導く踊り子ルル。彼女の抗いがたい魅力は、新聞社の社長シェーン博士をも虜にする。社会的地位も婚約者も捨てルルと結婚したシェーンだったが、彼女の奔放さが彼の嫉妬を煽り、ついに悲劇的な結末へ。殺人罪で追われる身となったルルは、彼女を愛する人々と共にヨーロッパを転々とする逃亡生活を開始。富と名声の頂点から、ロンドンの薄汚い屋根裏部屋へ。彼女が開けた「パンドラの箱」に残された最後の希望とは何か。
ネット上の声
- 時代を超越する彼女の誘うような視線が観客を捉えて離さない、当時のエセ社会派も性的
- シネマヴェーラ渋谷『「ハリウッドのルル」刊行記念 宿命の女 ルイーズ・ブルックス
- 【サイレント映画】最低限みておくべき黄金時代10作品(1910〜1920年代)
- 昔の中学校女子は皆ルルと同じ髪型でした
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国ドイツ
- 時間90分
- 監督G・W・パブスト
- 主演ルイーズ・ブルックス
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美貌のピアニストの手を巡り、天才外科医の愛と嫉妬が狂気へと変わる様を描くサイレント期の傑作スリラー。
舞台は20世紀初頭のウィーン。世界的な名声を誇るピアニスト、ポール・オルラックは、列車事故で命よりも大切な両手を失ってしまう。絶望の淵に立つ彼を救ったのは、移植手術の権威であるゴーゴル博士。博士は死刑囚の手をポールに移植し、奇跡的に手術を成功させる。しかし、その手は、かつて殺人鬼として恐れられた男のものだった。やがてポールの周囲で不可解な殺人事件が続発。移植された手に宿る邪悪な意志が自分を操っているのか。恐怖に苛まれる彼の裏で、ポールの美しい妻に歪んだ恋心を抱く博士の恐るべき陰謀が渦巻いていた。
ネット上の声
- しかし嫌な親父だね
- なかなか面白い1924年オーストリアホラー映画だ、弱点も結構あるけど
- 2014/11/15
ホラー
- 製作年1925年
- 製作国オーストリア
- 時間100分
- 監督ロベルト・ウイーネ
- 主演コンラート・ファイト
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欧州で最初に製作された無字幕映画で、1923年10月に発売された。原作者のアルビン・グラウ氏は美術家であるがためか、全巻絵画的な美に優れている。監督はアルトゥール・ロビソン氏。主役は「カラマーゾフ兄弟」「コーカサスの春」等出演のフリッツ・コルトナー氏、新進のルート・ワイヤー嬢、アレクサンダー・グラナッハ氏等である。表現派映画の代表作の一つ。無声。
ネット上の声
- 映画もまた影絵なのだ!
- 12月はじめに上映されるVortex(これで"今年見たい新作あとふたつ"どちらも
- 製作年1923年
- 製作国ドイツ
- 時間62分
- 監督アルトゥール・ロビソン
- 主演フリッツ・コルトナー
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ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1946年
- 製作国アメリカ
- 時間83分
- 監督エドガー・G・ウルマー
- 主演ジョン・ローダー
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大戦中インド寺院の舞姫マタ・ハリと称し墺露間を往復し、ロシアの間諜を務め、最後に二重間諜事件のため銃殺されたマーガレーテ・ゲルトルードの事実を骨子としてレオ・ビリンスキー氏がシナリオを執筆し、かつて「性の焔」を作った事によって我国にも知られているフリードリッヒ・フェーエル氏が監督完成した映画である。マタ・ハリに扮するのはマグダ・ソーニャ嬢で、それを助けて「奇遇の三人」「秘めたる情熱」等出演のフリッツ・コルトナー氏を始めとし、アレクサンダー・ムルスキー氏、マチアス・ヴィーマン氏、ヴォルフガング・ツィルツァー氏、等が出演している。(無声)
ヒューマンドラマ
- 製作年1928年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督フリードリッヒ・フェーヘル
- 主演マグダ・ソニア
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ロシアの文豪ドストイエフスキーの小説『カラマゾフの兄弟』の一部分を基にして「帰郷」の原作者レオンハルト・フランクが脚本を組立て「生ける屍」のフョードル・オツェプが監督し「泣き笑ひの人生」のフリーデル・ベーン・グルントが撮影したもので出演俳優は「死の花嫁」「パンドラの箱」のフリッツ・コルトナー、「泣き笑ひの人生」「黄色の鑑札」「メスメンド」のアンナ・ステン、「月世界の女」「淪落の女の日記」のフリッツ・ラスプ、「最後の歌」のハンナ・ヴァーグ、マックス・ポール、ベンハルト・ミネッティ等の面々である。
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督フェオドール・オッエップ
- 主演フリッツ・コルトナー
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英国で最多の上演回数を持つオスカー・アッシュ作オペレット『チュウ・チン・チャウ』に基いて「南欧横断列車510」のウォルター・フォードが監督したもの。脚色台詞は「キスメット」「三銃士」のエドワード・ノブロックがシドニー・ギリアット及びL・デュ・ガード・ピーチと協同して執筆し、音楽はフレデリック・ノートン、撮影はドイツに在ったH・グリーンバウム、装置は「炭坑」「アトランティド」のエルネ・メツナーが担当している。出演者はロンドンミュージック・ホールの人気俳優ジョージ・ロビー、「龍の娘」のアンナ・メイ・ウォン、「カラマゾフの兄弟」のフリッツ・コルトナー、イギリス映画界の新進女優パール・アージル、「五十年後の世界」のジョン・ガーリック、低音歌手のジェットサム、「薔薇のワルツ」のギブ・マクローリン、原作上演の際の主演者フランク・コクレーンなどの面々である。
- 製作年1934年
- 製作国イギリス
- 時間102分
- 監督ウォルター・フォード
- 主演ジョージ・ロビー