鬼の形相を持つ落語家。その芸は、観る者の魂を揺さぶる。一人の男の壮絶な人生を描いた、執念の物語。
舞台は明治時代の寄席。生まれつき鬼のような形相を持つ男、福の家鬼楽。人々から蔑まれ、孤独に生きてきた彼が唯一見出した生きる道、それが落語。師匠に拾われ、その醜い容姿と壮絶な半生を武器にした彼の芸は、他に類を見ない凄みで客を圧倒。しかし、その芸が喝采を浴びるほど、彼の孤独は深まっていく。芸に身を捧げ、人間としての幸せを捨てた男。彼が最後に高座で語る、血を吐くような“鬼の詩”。その先に待つものとは。
ネット上の声
- コレラと天然痘が一般的な病気だった頃…
- 小説と脚本は違う&キャスティングの失敗
- 福團治さんの鬼気迫る演技、片桐さんの母性溢れる演技、五郎さんの弟子思いの演技に途
- 馬糞を食うときの照明だとか、露久から芸を盗んだ馬喬の「よーいよーいよっとさ!」の
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督村野鐵太郎
- 主演桂福團治