ネオレアリズモの巨匠ビットリオ・デ・シーカが、貧困にあえぐ孤独な年金生活者の苦悩を描いたドラマ。敗戦後のローマ。元公務員の老人ウンベルトは、わずかな年金を頼りに愛犬とアパートで暮らしているが、家賃を滞納し立ち退きを迫られてしまう。年金の引き上げを求めるデモに参加したり、身の回りの物を売って金を工面したりしようとするも上手くいかない。アパートで下働きする娘マリアからは、2人の兵隊のどちらかの子どもを妊娠したと打ち明けられる。キャストのほとんどは演技経験のない市井の人々で、主人公ウンベルト役には現役の大学教授だったカロル・バッティスティを抜てきした。
ネット上の声
- 残念ながら、人生においてがんばれば、真面目にやれば必ずしも報われるわけではない
- ずっと観たかったのだけどGEOにないし
- ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品…
- 愛犬が支えなのが救いであった。
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国イタリア
- 時間87分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演カルロ・バティスティ