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ソ連時代のグルジアを舞台に、孫のため一本の梨の木を運ぶ老人の、笑いと涙に満ちた壮大な旅路。
ソ連時代ののどかなグルジアの村。頑固で心優しいルカじいさんの願いはただ一つ、息子夫婦の新居の庭に立派な梨の木を植えること。自ら育てた特別な苗木を掘り起こし、遠い道のりを運ぶと決意したルカじいさん。しかし、その巨大な苗木を運ぶ旅は、想像を絶する困難の連続。トラックの運転手、親切な村人、そしておせっかいな人々まで巻き込んで、前代未聞の大移動が始まる。果たして、ルカじいさんの純粋な想いは、無事に孫の元へ届くのか。ユーモアと温かい人間愛に包まれた、感動の物語。
ネット上の声
- おじいちゃんと孫のロードムービー。ただ梨の苗木を探すだけなのに、こんなに多幸感に包まれるなんて…。見てよかったと心から思える作品でした。
- これは大傑作。人生で一度は見ておくべき映画だと思う。
- 人生の酸いも甘いも詰まってる感じ。派手さはないけど、じわじわ心に沁みる。
- タイトルからもっと教訓めいた話を想像してたけど、全然違った!ユーモアもあってすごく好き。
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ソ連
- 時間90分
- 監督レゾ・チヘイーゼ
- 主演ラマーズ・チヒクワーゼ
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神に背き、掟を破った一人の戦士。復讐の連鎖が支配する山岳地帯で、自らの正義を貫く孤高の魂の詩。
舞台は中世ジョージアの険しい山々。掟を重んじるヘヴスル人の戦士アルダは、敵対するキリスト人の勇士ムツァリを討ち取る。しかし、その勇猛さに敬意を抱いたアルダは、敵の右腕を切り落とすという古来の掟を破ってしまう。この行いが、共同体からの裏切りと見なされ、彼は村から追放される運命。神の怒りと村人からの孤立という二重の苦難の中、アルダは自らの信念と共同体の掟との間で激しく葛藤。人間とは何か、信仰とは何かを問いかける、荘厳で詩的な映像叙事詩。
ネット上の声
- カンヌ映画祭グランプリ受賞作「懺悔」(1984)のテンギズ・アブラゼ監督による「
- ジョージアの山あいの村を舞台に、キリスト教徒とイスラム教徒の対立を描く
- 異教徒との争いの中で人間の尊厳を問う
- 宗教の役割りを考えるにはウッテツケ
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ソ連
- 時間78分
- 監督テンギズ・アブラゼ
- 主演スパルタク・バガシュヴィリ
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閉鎖的なアパートの一室で、男の精神が静かに崩壊していく様を描く、息詰まる心理ドラマ。
舞台は、重苦しい空気が漂う無機質なアパートの一室。社会との関わりを絶ち、自らの内なる世界に閉じこもる孤独な男。彼の単調な日常は、ある日を境に崩れ始める。壁の向こうから聞こえる奇妙な物音、差出人不明の手紙。些細な出来事が彼の心を蝕み、妄想と現実の境界線を曖昧にしていく。増幅する疑心暗鬼。彼は自らの正気を保つため、見えざる脅威の正体を探ろうと奔走。しかし、深まる謎は彼を更なる狂気の淵へと追い詰めていく。やがて彼がたどり着く、自らの存在を揺るがす衝撃の真実。
ネット上の声
- まず、鑑賞環境に於ける減点がほぼ間違いなく生じていることは挙げておく
- 単調なリズムは死のリズム
- 無関心というよりおかしくなってる人らが繰り広げる混沌のフィクションパート、それに
- 字幕なしというハプニングでよく分からないところもあったけど、その分映像を純粋に楽
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国ソ連
- 時間96分
- 監督アレクサンドル・ソクーロフ
- 主演ラマーズ・チヒクワーゼ