明治の激動期、異母兄弟の愛憎が嵐を呼ぶ。一人の女性を巡り、運命が交錯する文芸ドラマの傑作。
舞台は明治時代の静岡。名家の当主の死後、その家に引き取られた妾の子、南條光比古。彼を迎えたのは、正妻の子である心優しき兄、白木真太郎。同じ屋根の下で暮らしながらも、境遇の違いから二人の心はすれ違う。そんな兄弟が共に心を寄せたのは、家に仕える美しい娘・お香だった。真太郎の静かな愛情と、光比古の激しい情熱。一人の女性を巡る兄弟の対立は、やがて白木家全体を飲み込む激しい嵐へと変わっていく。愛と憎しみが渦巻く中で、彼らがたどり着く運命とは。
ネット上の声
- 嵐の意味ってそういうこと・・・
- 子育ては嵐の如く...。
- 普通の家族を丁寧に描いた作品
- 普通の家族を丁寧に描いた作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督稲垣浩
- 主演笠智衆