全3作品。ウィリアム・“ステージ”・ボイドが出演した映画ランキング

無実の罪で楽園を追われた男。愛する妻の元へ帰るため、彼の前に立ちはだかるのは非情な法と大自然の猛威。

南太平洋に浮かぶ楽園の島、マヌクラ。島民に愛される純朴な青年テランギは、愛する妻マラマと幸せに暮らしていた。しかし、白人総督への些細な反抗が原因で、理不尽にも投獄されてしまう。ただ愛する家族の元へ帰りたい一心で、彼は何度も脱獄を試みるが、その度に冷酷な法が彼を打ちのめす。そして、彼の運命をさらに翻弄するかのように、島には史上最大級のハリケーンが迫っていた。文明の法と自然の猛威、その両方に立ち向かう男の愛の物語。

古びた屋敷の壁から聞こえる謎の声。それは死んだはずの息子のものか、それとも…。孤独な女性を襲う心理スリラー。

1950年代、イタリア・トスカーナ地方の孤立した石造りの屋敷。若き看護師ヴェレーナは、母の死後、心を閉ざしてしまった少年ヤコブの世話をするために雇われる。ヤコブは、壁の中から聞こえる母の声に従っていると信じ込んでいた。献身的に世話をするヴェレーナの耳にも、やがて壁の中から不気味な囁き声が聞こえ始める。これは少年の妄想か、それとも屋敷に潜む邪悪な何かの仕業か。彼女の正気を蝕む声の正体。屋敷に隠された忌まわしい秘密が明らかになる時、想像を絶する恐怖が彼女を襲う。

メイ・エジントン女史作の小説「心は若し」に基づき「悪魔が跳び出す」のアーサー・コーパーとレイ・ハリスが共同脚色し、コーバーが台詞を書き、新人スチュアート・ウォーカーが監督し、「ダグラスの世界一周」のヘンリイ・シャープが撮影した。主要俳優は「二十四時間」「天才の妻」のケイ・フランシス、「時計の殺人」「砲煙」のウィリアム・ボイド及び「ロスト・ツェッペリン」のコンウェイ・タールで、新進のジョン・ブリーデン、マージョリー・ゲイトソン、チャールズ・Ｄ・ブラウン等が助演している。