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明治初期、激動の時代。愛に飢え、運命に翻弄された一人の女が、やがて「毒婦」と呼ばれるに至る、その壮絶な生き様の記録。
舞台は、古い価値観と新しい文化が混在する明治初期の日本。貧しい家に生まれたお伝は、愛する夫の病をきっかけに、その運命を大きく狂わせていく。夫の治療費を稼ぐため、身を売る覚悟を決めた彼女。しかし、その純粋な想いは男たちに裏切られ、利用されるばかり。彼女の目的は、ただ愛する人と平穏に暮らすこと。だが、度重なる裏切りと搾取という苦難が、彼女の心を憎しみで満たし、生きるために悪の道へと堕ちていく。やがて彼女は、男たちを破滅させる「毒婦」として世間から恐れられる存在に。一人の純真な女が、なぜ稀代の悪女とならねばならなかったのか。その悲しくも激しい生涯の物語。
ネット上の声
- かなりメロドラマです。
- 人力車の車輪と人足の足、それと若杉嘉津子の勝ち誇った表情とのカットバックにグッと
- 講談でもお馴染み(今の人は大多数は知らないけど)で、映画化も何回かなされているい
- お伝役の女と、その回りの男達がひたすら堕ちていくっていうか死んでいく(笑)話
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督中川信夫
- 主演若杉嘉津子
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三遊亭円朝の「乳房榎」よりの映画化で、江戸名所図絵にある南蔵院という寺の杉戸に描かれた雌竜雄竜にちなんだ怪談である。脚色は「江戸の名物男 一心太助」の田辺虎男、監督は「朱桜判官」の加戸野五郎、撮影は「人形佐七捕物帖 浮世風呂の死美人」の鈴木博が担当した。「朱桜判官」の若杉嘉津子を筆頭に、中村彰・松本朝夫・林寛らが出演。
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督加戸野五郎
- 主演若杉嘉津子
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国際的犯罪団の陰謀によっておとし入れられた無実の死刑囚が敢然と復讐を挑むアクションドラマ。宮下幻一郎の原作「間諜は殺せ」より中村純一が脚色し、「関八州大利根の対決」の志村敏夫が監督。撮影は「風雲急なり大阪城 真田十勇士総進軍」の西垣六郎。主な出演者は「若君漫遊記 伏見稲荷の大仇討」の天城竜太郎、「ドライ夫人と亭主関白」の前田通子、「風雲急なり大阪城 真田十勇士総進軍」の田崎潤、ほかに毛利啓子、小倉繁、芝田新、H・S・コンウェイなど。
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督志村敏夫
- 主演天城竜太郎
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小島謙太郎の「日本埋蔵金物語」より「野獣群」の浅野辰雄が脚色、青戸隆幸が監督、高井四郎が撮影した、探偵映画。
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間39分
- 監督青戸隆幸
- 主演松本朝夫