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人間嫌いの伯爵と彼を囲む人々の姿を描く人間ドラマ。全編にバロックの風味をキかせている。監督は「この空は君のもの」のグレミヨン。最初はシナリオを担当したジャン・アヌイが監督するはずだったが、急逝したため、代わりを努めることになった。音楽は一九三〇年にローマ賞を受賞した女流作曲家のエルザ・バレーヌ。撮影はフィリップ・アゴスティニ。美術はレオン・バルザック。
ネット上の声
- ブルターニュ気質
- 白い足とは?
- 歓喜に溺れる響宴と冷徹に遂行される殺害が完全なまでの並行関係としておさめられてい
- 灯台くらいしか夜を照らす明かりもない港の田舎町に、これ見よがしなアバズレ女・オデ
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督ジャン・グレミヨン
- 主演フェルナン・ルドー
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ギリシアの文豪ニコス・カザンツァキスの小説『キリストは再びはりつけにされた』を原作に「男の争い」のジュールス・ダッシンが、ベン・バーズマンと共同で脚本を書きダッシンが監督した彼の初のシネマスコープ映画。トルコと抗争をつづける一九二〇年ころのギリシアの一村を背景に、飢えた同胞を救わんとして一命を失う正義の若者を描いた一篇。撮影監督は「雪は汚れていた」のジャック・ナトー、音楽は「ピカソ・天才の秘密」のジョルジュ・オーリック。主演は「不良の掟」のピエール・ヴァネック、「男の争い」のジャン・セルヴェ、「街の掟」のフェルナン・ルドウ、「青い麦」のニコール・ベルジェ、ギリシア女優メリナ・メルクーリ、「忘れえぬ慕情」のゲルト・フレーベ。
ネット上の声
- “赤狩り“を逃れフランス亡命中のダッシン監督が「男の争い」(1955)の次に制作
- ‘罪人’について
- キリスト教の信仰についてのギリシャ演劇の真面目さとストレートなメッセージが感動を生む
- トルコの支配下にあったギリシャ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス
- 時間128分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演フェルナン・ルドー
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ヌーベル・バーグの開祖とも言えるフランスの名匠ジャック・ベッケル監督による、ユーモラスなサスペンスドラマ。パリから遠く離れた村に住むグッピー一族は、財産がよそ者に渡るのを防ぐため血縁結婚を繰り返し、お互いをあだ名で呼び合っていた。ある日、彼らはパリで成功をおさめたムッシューを娘の結婚相手にしようと呼び寄せる。その頃、グッピー氏の妻が遺体となって発見され、一族のはぐれ者の赤い手が捜査を開始する……。
ネット上の声
- 仏国の古典的サスペンスに小躍りしちゃう
- 【絆がテーマのコメディーサスペンス】
- 「結婚したくない 愛してない
- 中心と周縁をすり抜けて
ヒューマンドラマ
- 製作年1944年
- 製作国フランス
- 時間104分
- 監督ジャック・ベッケル
- 主演フェルナン・ルドー
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女性を殺害したくなる発作を持つ鉄道機関士が殺人事件の犯人である人妻に恋したことから起る悲劇を描くサスペンス。監督はジャン・ルノワール。原作はエミール・ゾラ。出演はジャン・ギャバン、シモーヌ・シモンほか。
ネット上の声
- 遺伝的に女性を殺害したくなる発作が起きる男が主人公の悲劇です
- 機関車の生々しい迫力
- サスペンスの傑作
- ルノワール作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1938年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ジャン・ルノワール
- 主演ジャン・ギャバン
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フランス製ホーム・ドラマで監督は「カルメン(1946)」のクリスチャン・ジャック、シナリオはシャルル・スパーク。
コメディ
- 製作年1941年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演フェルナン・ルドー
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黒人の弟をリンチで殺された兄が、白人に復讐する物語。原作・脚色はボリス・ヴィアン、監督は二九歳のミシェル・ガスト。撮影をマルク・フォサール、音楽を「鍵穴」のアラン・ゴラゲールが担当。出演は「狂った本能」のクリスチャン・マルカン、「女の一生」のアントネラ・ルアルディ、「レ・ミゼラブル」のフェルナン・ルドウ、他にルナート・ウェール、マリナ・ペトローバ、カトリーヌ・フォントネー等。総指揮ラルフ・アビブ。製作アンドレ・ラブルース。
ネット上の声
- まぁ、原作とは別の作品と思えばルイ・マルを彷彿させるカットもあり楽しめるのだが、
- うーーん、そりゃボリス・ヴィアンも倒れてしまうわ、てなくらいに原作の大切なところ
- 主演のクリスチャン・マルカンの異様なモテぶり、無理なアメリカ感が笑える😆
- 弟が白人の女性を愛し、リンチされた男の復讐の物語
青春、 ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1959年
- 製作国フランス
- 時間109分
- 監督ミシェル・ガスト
- 主演クリスチャン・マルカン
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原作は「最後の戦闘機」「過去をもつ愛情」等が映画になっているフランスの現代作家ジョゼフ・ケッセルの辺境小説。「そこを動くな」のベルナール・ボルドリーが監督した。脚色はケッセルとボルドリーにジョージ・ケッセルが加わり、台詞もケッセル自身。撮影監督は「オルフェ」「陽気なドン・カミロ」のニコラス・アイエ。音楽はルイ・オルシェである。エジプトから紅海にかけてロケーションがおこなわれ、辺境の冒険物語のエキゾチシズムを高めている。セットはローマで撮影された。主演はメキシコ出身で「ボルジア家の毒薬」「小さな無法者」「船の女」など各国の映画に出る国際俳優ペドロ・アルメンダリスと、イタリア出身の「高校三年」「黒い天幕」のアンナ・マリア・サンドリ。他に「遠い道(1957)」のフォルコ・ルリ、「悪魔のような女」のポール・ムーリッス、「永遠の争い」「街の仁義」のフェルナン・ルドウ、リュシアン・ギャラス等が出演する。製作ジュリアン・ドロード。
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1954年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間130分
- 監督ベルナール・ボルドリー
- 主演ペドロ・アルメンダリス
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「カルメン(1946)」「青春乱舞」のクリスチャン・ジャックが監督した映画で、クロード・ボンコンパン作の小説に基き、「山師ボオトラン」のマルク・ジルベール・ソーヴァジョンがストーリーを書き、監督ジャックが「悪魔が夜来る」のジャック・プレヴェールと協力して脚本を執筆、プレヴェールが台詞を書いた。撮影は「高原の情熱」のルイ・パージュで、音楽はアンリ・ヴェルダンが作曲している。出演俳優は「悪魔が夜来る」のフェルナン・ルドウ、コメディー・フランセーズ座附のルネ・フォール、「高原の情熱」のマドレーヌ・ロバンソン、新進のロジェ・ピゴー、「カルメン(1946)」のリュシアン・コエデル、ピエール・ラブリ等である。
- 製作年1945年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演リュシアン・コエデル
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「北ホテル」「素晴らしき接吻」のアナベラ、「弾痕」「幻の馬」のフェルナン・ルドウ、「乙女の星」「ジブラルタルの鮫」のルイ・サルー、「海の牙」「美女と野獣」のミシェル・オークレールが主演する映画で、「しのび泣き」「ミモザ館」のシャルル・スパークが「犯罪河岸」のジャン・フェリーと協力して原作脚色して台詞を書き、「情熱のバラ」の製作者ジョルジュ・ランパンが監督し、「大いなる幻影」「旅路の果て」のクリスチャン・マトラが撮影した。助演は「しのび泣き」のリーヌ・ノロ、「恐るべき親達」のマルセル・アンドレ、メアリー・モーガン、ジャネット・バッティその他である。音楽は「山師ボオトラン」モーリス・ティリエが作曲している。
- 製作年1947年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ジョルジュ・ランパン
- 主演フェルナン・ルドー