-
裏切られた妻の怨念が、夫を恐怖の底へ突き落とす。日本三大怪談の一つ、愛と憎悪が渦巻く復讐の物語。
浪人・民谷伊右衛門は、妻・お岩と子を抱え、貧しい暮らしを送っていた。しかし、裕福な家の娘との縁談が舞い込み、出世欲に駆られた伊右衛門は、お岩の存在を疎ましく思うように。そして、非道な策略によってお岩を裏切り、死へと追いやる。だが、それは恐怖の始まりに過ぎなかった。凄まじい形相の亡霊となって現れるお岩。その怨念は伊右衛門の行く先々で彼を苛み、狂気と破滅の淵へと追い詰めていく。日本が誇る怪談文学の金字塔を、巨匠・豊田四郎が描く、情念の地獄絵図。
ネット上の声
- 原作には出番ないんだけれど~(byねずみ)
- 士官を志しながらも裏長屋で
- 子供心に只々怖かった
- 子供心に只々怖かった
時代劇
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督豊田四郎
- 主演仲代達矢
-
戦後の日本、繰り返す日常に咲くささやかな希望と家族の絆。木下恵介監督が贈る、心に染みる感動の人間賛歌。
舞台は終戦から数年が経過した日本。大きな事件が起こるわけでもなく、ただ淡々と過ぎていく毎日。ある家族の父、母、そして子供たち。彼らの食卓での会話、仕事への行き帰り、ご近所との何気ないやり取り。そんな代わり映えのしない日常風景の断片。しかし、その穏やかな時間の底流には、戦争の傷跡、変わりゆく時代への不安、そして未来への微かな光が確かに存在。季節が移ろうように、少しずつ変化していく家族の関係。ささやかな喜びと、言葉にならない悲しみを乗り越え、彼らが新たに見出す家族の形。当たり前の日々の尊さを描く、木下恵介監督による珠玉の一篇。
ネット上の声
- 木下恵介監督の逸品
- 大学出の狂気!!
- ウォービックリ、この年代の映画ほんとに苦手だったけどかなり良かった、ラストの数シ
- この字が墓石の上に刻まれて、雨に叩かれ、風に曝され、厳しい墓地に佇むかと思うと、
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督木下恵介
- 主演高橋貞二
-
木下順二の民話劇を映画化したもので、庶民の健康なエスプリと封建制未成熟時代の支配者のとぼけたおかしさを笑いの中に捉えようというもの。脚色は「密告者は誰か」の高岩肇、監督は「台風騒動記」の山本薩夫、撮影は前田実。中村勘三郎が舞台と同じ役を演じて映画初出演するほか、有馬稲子・香川京子・伊藤雄之助・三島雅夫などが顔を揃える。
ネット上の声
- 別嬪の嫁を持つと…
- 伊藤雄之助と有馬稲子の素敵な夫婦っぷり
- 有馬稲子、香川京子の美貌たるや…
- 木下順二の戯曲の映画化
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演中村勘三郎
-
吉野秀雄の随筆集『やわらかな心』、山口瞳の『小説・吉野秀男先生』、吉野の次男壮児が著した『歌びとの家』を原作に「赤毛」の広沢栄が脚本を執筆し、「結婚します」の中村登が監督した文芸もの。撮影は「七つの顔の女」の竹村博。
ネット上の声
- 和歌を読む人なのに、ひねくれていたのね!
- 良くも悪くも職人的な完成度だが、実話ベースでここまでご家庭の内情を描いちゃってい
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督中村登
- 主演中村勘三郎
-
大名の山蔭右京(中村勘三郎)は都にやって来たという恋人の花子を訪ねるため、屋敷にある持仏堂にこもって座禅をすると妻の玉の井(市村羽左衛門)にうそをつく。家来の太郎冠者(中村勘九郎)に座禅ぶすまをかぶせて身代わりに仕立てた右京は花子のもとへ向かうが、ほどなくして玉の井に真相がばれる。そこで玉の井は、太郎冠者に代わってふすまをかぶり右京を待つことに。そして右京が帰宅するのだが……。
シネマ歌舞
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演中村勘三郎
-
2013年5月の第5期歌舞伎座開場を記念し、第4期歌舞伎座(1951~2010年)で上演された歌舞伎の舞台を映画館で上映する「シネマ歌舞伎クラシック」の1作。材木商の白子屋の娘・お熊をだまして連れ去った髪結の新三は、白子屋に30両の身代金を要求するが、訳を知った侠客の源七が10両でお熊を取り返しにやってくる。期待のはずれた新三は源七を追い払ってしまうが……。江戸末期から明治にかけて活躍した歌舞伎狂言作者・河竹黙阿弥の作による世話狂言。
シネマ歌舞
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演中村勘三郎
-
2013年5月の第5期歌舞伎座開場を記念し、第4期歌舞伎座(1951~2010年)で上演された歌舞伎の舞台を映画館で上映する「シネマ歌舞伎クラシック」の1作。隅田川の渡し場で船頭が最後の舟を出そうとしていると、息子をさらわれて乱心した斑女の前が、我が子を探してやってくる。舟に乗せてもらった斑女の前は、船頭から対岸の下総の川岸で1年前に亡くなったある子どもの話を聞かされ……。海外公演でも披露された、6代目中村歌右衛門の代表作として知られる演目。
シネマ歌舞
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間52分
- 監督---
- 主演中村歌右衛門