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ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーが、自身の伴侶アルミン・マイヤーの自死をきっかけに手がけた監督作。原案・製作・監督・脚本・撮影・美術・編集の全てをファスビンダー自らが担当し、性的マイノリティの主人公の最期の数日間をセンセーショナルかつエモーショナルに描き出す。男性から女性に性転換したエルビラ。過去に女性と結婚しており娘もいるが、男装して男娼を買うような曖昧な性を生きていた。そんなある日、一緒に暮らす男クリストフが家を出て行ってしまう。絶望したエルビラは仲の良い娼婦ツォラに支えられ、育ての親シスター・グルドンのもとを訪れる。妻や娘にも会い過去を振り返ろうとするエルビラだったが、昔の自分に戻れないという現実を突きつけられるだけだった。さらにエルビラは、自分が性転換するきっかけとなった男アントンに会いに行くが……。「シナのルーレット」「マリア・ブラウンの結婚」などファスビンダー監督作の常連俳優であるフォルカー・シュペングラーが主人公を熱演。
ネット上の声
- 恋は人知れない夢のようで、愛は退屈なほどおだやかで、壮大な絶望はそれ自体がはげし
- 『第三世代』とコレは、早々にギブアップしたまま放置してた
- ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品🎬
- 性的マイノリティーの救われない人生
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ドイツ
- 時間124分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演フォルカー・シュペングラー
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青年貴族と娼館の歌姫ラ・パロマとの幻想的な恋を描く。製作はイヴ・ペイロ、監督・脚本は「ヘカテ」のダニエル・シュミット、撮影はレナート・ベルタ、音楽はゴットフリード・ヒュンスベルク、編集はイラ・フォン・ハスペルクが担当。出演はイングリッド・カーフェン、ペーター・カーン、ペーター・カテル、ビュル・オジェ、ジェローム・オリヴィエ・ニコランなど。
ネット上の声
- 突然始まるデュエットシーンの画作りが頭おかしい
- ちょっと変わってる映画
- オペラ調怪異譚
- メロドラマ自体が極端だけど、更にどこまでも極端であるゆえ恐怖も笑いも内包した美し
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国スイス,フランス
- 時間110分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演イングリット・カーフェン
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ポスト・ヌーベルバーグの最重要人物の1人とされる夭逝の映画監督ジャン・ユスターシュが自身の少年時代を投影させて描いた自伝的作品。カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞した「ママと娼婦」に続く長編2作目で、ユスターシュにとっては最後の長編映画となった。
ペサックで暮らす13歳の少年ダニエルは優しい祖母や友人たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていたが、ナルボンヌに住む母と継父のもとへ引き取られることに。ダニエルは経済的な事情から学業を諦め、原付自転車修理店の見習いとして働き始める。
タイトルは詩人ランボーの同名の詩から採用された。特集上映「ジャン・ユスターシュ映画祭」(2023年8月18日~、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)にて4Kデジタルリマスター版で上映。
ネット上の声
- きれいな瞳を捉えた、秀作。
- 子供と大人の狭間で…
- 少年映画の最高峰
- 親の都合で大人になる事を急かされた少年の鬱屈と性の目覚めを、瑞々しい映像と乾いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間123分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演マルタン・ローブ
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「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」などで知られるドイツの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督が、金持ちの男を愛したばかりにすべてを搾取され破滅していく男の姿を通して資本主義社会の冷酷さを暴いた人間ドラマ。
大道芸人のフランツ・ビーバーコップは宝くじに当たったことをきっかけにブルジョワのゲイのサークルに入り、そこで出会ったハンサムなオイゲンに恋をする。一夜にして富と愛を手にしたフランツは有頂天になってオイゲンに貢ぐが、ブルジョワのオイゲンと孤児出身のフランツとでは、趣味も会話もすべてが相容れず……。
ファスビンダー監督が初めて男性同性愛を真正面から描いた作品で、主人公フランツを自ら熱演した。日本では1977年に「自由の代償」のタイトルで公開され、2024年の特集上映「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選2024」にて「自由の暴力」のタイトルに変更して再公開。
ネット上の声
- ファスビンダー監督が自らゲイ役を演じてます。
- 初めてのファスビンダー。
- 説教くさくない
- 清々しい位、
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ
- 時間120分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演ライナー・ファスビンダー
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ネット上の声
- Heute Nacht oder nie♪
- 仕事終わりで流石に目あけてるのに必死だったけど、終盤とても良くていままで頑張って
- フィルムから異様なほどの神秘性みたいなものが滲み出ていて、何かの儀式に参加してい
- デュラスとリヴェットが渾然一体となったような世界観で、限りなく死に近い生の状態を
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国スイス
- 時間90分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ペーター・カーン
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ある男が彼をとりまく環境により、没落していく姿を描く。監督・脚本は「自由の代償」のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、撮影はディートリッヒ・ローマンが各々担当。出演はハンス・ヒルシミュラー、イルム・ヘルマン、ハンナ・シグラなど。16、イーストマンカラー・スタンダード。
ネット上の声
- ‘出来損ない’は誰なのか?
- ハリウッドメロドラマの巨匠ダグラスサークの強い影響下で撮られたというファスビンダ
- エグいほど急発進なズーム演出、荒ぶるカメラの躍動感、全てが上手くいかず救いがない
- お話については特に思うところがほぼないんだが、どんなに小品な作品でもショットにこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国ドイツ
- 時間87分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演ハンス・ヒルシミュラー
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バイエルン最後の王ともいうべき、ルトヴィッヒ2世の異常な快感と不安と夢が、オラトリオまたは中世の受難劇の形式で描かれていく。監督・脚本は35年生まれのハンス・ユルゲン・ジーバーベルク、撮影はディートリッヒ・ローマンが各々担当。出演はハリー・ベア、バルタザール・トーマス、ヴァルデマール・ブレム、イングリッド・カーフェン、ジギー・グラウエ、ゲルハルト・メルツ、リースル・ハラー、アースラ・シュトレーツなど。16、イーストマンカラー、スタンダード。
ネット上の声
- 市役所の会議室で観ました。
- そこでヨーデル?
- 私のようなワグネリアンには無条件に心に響く、あまりにも粗野すぎるラインの黄金第一
- この世には理由はよくわからないがその特異性と不可思議さに感服せざるを得ない映画が
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ドイツ
- 時間140分
- 監督ハンス=ユルゲン・ジーバーベルク
- 主演ハリー・バール
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女だけの精神病院で美しく狂ってゆく若き女性の姿を通して人間存在の狂気をアレゴリカルに描いた一編。製作はハラルド・クーガー、監督・脚本はニュー・ジャーマン・シネマの旗手として知られる「薔薇の王国」のヴェルナー・シュローター、共同脚本はダナ・ホラコーワ、撮影はイヴァン・シュラペタ、音楽をペール・ラーベンが担当。出演はキャロル・ブーケ、イングリッド・カーフェンほか。
ネット上の声
- ウインナ珈琲一気飲み!
- 役者がキチガイ病院でキチガイを熱心に演じている、その頭のおかしな行動が一つのパフ
- 後のズラウスキー的テーマをピーター・ブルック的な雰囲気と様式美重視で撮ったような
- 好きな人の視線が欲しいがためにウィンナー珈琲を3杯同時に頼み、挙げ句口元を生クリ
ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1981年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演キャロル・ブーケ
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ニュー・ジャーマン・シネマを牽引した鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーの戯曲「ゴミ、都市そして死」を、彼の盟友であるスイスの名匠ダニエル・シュミットがメガホンをとり映像化。
戦後のドイツ、フランクフルト。娼婦リリーは繊細な性格のため仲間たちの間では浮いた存在で、家に帰るとヒモ男から金をせびられる日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は裏社会の大物であるユダヤ人に気に入られるが、次第に破滅願望を強めていく。
シュミットとファスビンダー両監督作の常連俳優であるイングリット・カーフェンが主演を務め、ファスビンダーがヒモ男役で出演。日本では2023年7月に劇場初公開。
ネット上の声
- ファスビンダーの映画って散々陰鬱な展開があるのに「怖い」とか「不穏」と感じたこと
- ジャケットのシーンがとても印象的
- ポスターは、いいけど…
- ナチスの爪痕の広さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ドイツ,スイス
- 時間101分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演イングリット・カーフェン
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「EUフィルムデーズ2021」(21年6月24日~7月18日=国立映画アーカイブ/6月17~7月4日=京都府京都文化博物館)上映作品。
ネット上の声
- 時間を扱ってる話にも関わらずほとんど時間が止まってるかのように演出されてることに
- とにかく色味と衣装と舞台と光と構図が美しすぎてシーン一つ一つ模写したい
- ボローニャ近辺らしい小領主ケッテルとそこに嫁いできたポルトガル女のお話
- 若い公爵夫人が崖上の古城で読書して歌を唄って踊り、森を散歩して過ごす
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国ポルトガル
- 時間136分
- 監督リタ・アゼヴェード・ゴメス
- 主演クララ・リーデンシュタイン
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虚構性と幻想性に彩られた独特な映画作品を残したほか、オペラ演出なども手がけたスイスの映画監督で、2006年に他界したダニエル・シュミットのドキュメンタリー。1940年代、ホテルを経営する一家に生まれたシュミットは、祖母が語って聞かせてくれる物語に刺激を受け、いつしかホテルのロビーを舞台に、客人をキャストに見立てて物語を作るようになる。60年代、ベルリンの大学に進学したシュミットは、そこでニュー・ジャーマン・シネマの鬼才となるライナー・フェルナー・ファスビンダーと出会い、映画監督の道へと進んでいく。パリ、モロッコ、ポルトガルなどシュミットが撮影でたどった足跡をなぞり、シュミット作品のミューズだった女優イングリッド・カーフェン、親友の映画監督ベルナー・シュレーター、シュミット作品の撮影を担ったカメラマンのレナート・ベルタ、映画研究者の蓮實重彦ら、親交のあった人々の証言なども交えながら、シュミットの人生と作品の映画的探求について紐解く。
ネット上の声
- インタビュー、フッテージ、作品の引用から構築される映像のしっかりしたドキュメンタ
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国スイス
- 時間83分
- 監督パスカル・ホフマン
- 主演イングリット・カーフェン