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第一次大戦末期、精神病院の患者たちが暮らす無人の街。爆弾処理を命じられた兵士が迷い込む、狂気と正気の寓話。
第一次世界大戦末期のフランス。ドイツ軍が撤退する町に、時限爆弾が仕掛けられたとの情報が入る。爆弾処理の任務を命じられたのは、心優しきイギリス兵プランピック。町に潜入した彼が目にしたのは、住民が避難し、代わりに精神病院の患者たちが解放され、思い思いの役職に就き暮らす奇妙な光景。彼らに「ハートの王様」として迎えられたプランピックは、この不思議な共同体での生活に心地よさを感じ始める。戦争という狂気と、彼らの純粋な狂気。その間で揺れながら、彼は爆弾を探し続ける。
ネット上の声
- 序盤、なんだこの中途半端なギャグ映画は?ふざけてんのかって思ったけれど、気が付く
- 本来の自己の姿に自然であること それは人間の本当の幸福の姿なのです
- 奇想天外なアイデアに優れた戦争映画
- 最も美しいのは窓から出かける旅です
戦争
- 製作年1967年
- 製作国フランス,イギリス
- 時間102分
- 監督フィリップ・ド・ブロカ
- 主演アラン・ベイツ
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愛娘の顔を取り戻すため、狂気の天才外科医がパリの夜を彷徨う。美と醜、愛と狂気が交錯する、詩的で残酷なホラーの傑作。
舞台は1950年代のパリ郊外。高名な外科医ジェネシュ博士。彼は自らが起こした交通事故で、愛娘クリスチアヌの美しい顔を無残に破壊してしまった罪悪感に苛まれていた。娘の顔を取り戻すことだけが、彼の唯一の目的。博士は助手のルイーズと共謀し、夜な夜な若い女性を誘拐。生きたまま彼女たちの顔の皮膚を剥ぎ取り、クリスチアヌの顔に移植する禁断の手術を繰り返す。仮面の下で父の狂気を見つめる娘の絶望。繰り返される失敗と新たな犠牲者。果たして、歪んだ愛の果てに父娘を待つ運命とは。その衝撃的な結末。
ネット上の声
- ギレルモデルトロやペドロアルモドバルなどに影響を与えたフランスのホラー映画
- 白黒が不気味さを増幅しています
- モノクロならではの名作ホラー
- 荻昌弘さんなら言いそうだ…
ホラー
- 製作年1959年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間90分
- 監督ジョルジュ・フランジュ
- 主演ピエール・ブラッスール
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シチリアの美青年を襲う、男としての尊厳を揺るがす秘密。結婚生活に潜む、衝撃の真実。
20世紀半ばのイタリア、シチリア島。誰もが羨む美貌と家柄を持つ青年アントニオ。彼は純真な富豪の娘バルバラと結婚し、完璧な夫婦の誕生と祝福される。しかし、その結婚生活には重大な秘密。彼は不能であり、妻を抱くことができないという事実。やがて噂は広まり、彼のプライドと家族の名誉は失墜。愛と男らしさの狭間で苦悩する男の、孤独な魂の彷徨。
ネット上の声
- 男の睫毛って女性にそんなに魅力的かなあ~
- あんまりモテてるもんだから悩んでるのザマー見さらせと思ってたけど、そんな自分のよ
- たぶん、とても重要なことが明かされるシーンで寝落ちして、なぜみんながあんなにアタ
- 本作で冒頭から明らかなのは、ローマ(あるいはミラノ)とカターニャ(シチリア)とい
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間101分
- 監督マウロ・ボロニーニ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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1944年、ナチス占領下のフランス。退屈な城の生活を送る若妻が、レジスタンスとドイツ軍の間で繰り広げる恋と冒険。
1944年、第二次大戦末期のフランス、ノルマンディー。美しい若妻マリーは、年上の夫と退屈な城での生活。そんな彼女の日常は、連合軍の上陸作戦を目前に一変。城に駐留するドイツ軍将校、そして秘密裏に活動するレジスタンスの青年。二人の男性の間で揺れ動くマリーの心。戦争の緊張感の中、彼女が下す人生の選択とは。歴史の転換点を舞台にした、軽妙洒脱なロマンティック・コメディ。
ネット上の声
- Dディ前夜のノルマンディーで、お城に住む大地主フィリップ・ノワレの女房カトリーヌ
恋愛、 コメディ
- 製作年1966年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン=ポール・ラプノー
- 主演カトリーヌ・ドヌーヴ
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1950年代パリの下町。心優しい怠け者の男が、お尋ね者の凶悪犯を匿ったことから始まる、友情と裏切りのヒューマンドラマ。
1950年代、パリの下町リラの門。怠け者で酒浸りの日々を送る、心優しい男ジュジュ。彼の唯一の友人は、ギターを弾き語る芸術家。そんな彼の平凡な日常は、ある日突然終わりを告げる。警察に追われる凶悪な指名手配犯バルビエが、彼の家に逃げ込んできたのだ。初めて誰かの役に立つ喜びを感じたジュジュは、危険を顧みず彼を匿うことを決意。しかし、この決断が、友情と裏切り、そして残酷な現実を突きつけることになる。男の善意が招いた、予測不能な運命の結末。
ネット上の声
- 可笑しくて、面白くて、やがて悲しくて、ペーソスがあって、何だか深い 観終わった味わいは寅さんと同じなのです
- 私は善人でないし情に厚くないのでジュジュに肩入れできず、ジュジュの友人の芸術家も
- 信じて疑わないピュアな人々と身勝手で傲慢な人間の対比を浮き彫りにし...
- お金持ちになったらフォアグラを君に
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間98分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジョルジュ・ブラッサンス
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王政ロシア末期に怪僧の名を轟かしたラスプーチン(1871-1916)の生涯を描くイーストマンカラー色彩一九五四年映画。製作者出のジョルジュ・コンブレが、彼とクロード・ボワソル共作の脚本から監督した。撮影は「浮気は巴里で」のピエール・プティ、音楽は「禁断の木の実」のポール・デュラン。出演者は「青ひげ」のピエール・ブラッスール、「われら女性」のイザ・ミランダ、ロベール・ビュルニエ、「アンリエットの巴里祭」のミシュリーヌ・フランセイ、「愛すべき御婦人たち」のルネ・フォール、ミリー・ヴィターレ、ジャック・ベルティエ、クロード・レーデュ、ドニーズ・グレーなど。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1954年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間100分
- 監督ジョルジュ・コンブレ
- 主演ピエール・ブラッスール
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アンドレ・サリュとポール・グリモーの主宰するレ・ジェモオ社が製作したテクニカラー色彩の長篇漫画映画で、脚本は「天井桟敷の人々」のジャック・プレヴェールとポール・グリモーが共同執筆し、台詞をプレヴェールが受待った。監督はポール・グリモー以下のレ・ジェモオ社グループである。音楽は「浮気は巴里で」のジョゼフ・コスマ。台詞俳優として、「怪僧ラスプーチン」のピエール・ブラッスール、「わたしの罪ではない」のセルジュ・レジアニ、「汽車を見送る男」のアヌーク・エーメ、「悪魔が夜来る」のフェルナン・ルドウ、イヴ・ドニオ、ファビアン・ロリス、フェリックス・ウーダール等が出演している。この作品は一九五二年ヴェニス国際映画祭で審査員特別大賞を獲得した。
ネット上の声
- 個人的には王と鳥の方が良かったけどジブリの原点と思いながら見るとどっちも何回も見
- 「王様と鳥」と言うタイトルでリマスター。
- 宮崎駿氏に影響を与えたという有名な作品
- コッチのDVD化も希望
アニメ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間66分
- 監督ポール・グリモー
- 主演ロジェ・ブラン
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ネット上の声
- 名作の香り
- カルネの枯葉
- シャンソンの名曲『枯葉』がこの映画でジョセフ・コズマの作曲、詩人で脚本家のジャッ
- 今日ではジャズのスタンダードナンバーとして名高い、シャンソンの代表曲「枯葉」をタ
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演ピエール・ブラッスール
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脚本家から最近監督に進出したアンドレ・カイヤットの一九四九年作品。カイヤット書卸しのストーリーを「霧の波止場」「悪魔が夜来る」「高原の情熱」のジャック・プレヴェールが脚色し台詞も執筆。出演者は「情婦マノン」のセルジュ・レジアニと「密会」のアヌーク・エーメを恋人役に、「霧の波止場」「高原の情熱」のピエール・ブラッスール、「バラ色の人生」のルイ・サルー、「大いなる幻影」のマルセル・ダリオ、シャンソン歌手として有名だったマリアンヌ・オスワルド等が主要な役柄を演じる。撮影はアンリ・アルカン。音楽は「モロッコ守備隊」のジョゼフ・コスマ。
ネット上の声
- 『ロミオとジュリエット』のロミオの代役とジュリエットの代役が実生活でもロミジュリ
- シェイクスピアの古典作品『ロミオとジュリエット』の翻案作品は数多存在するが、この
- 現代版ロミオとジュリエットなら、ディカプリオの方じゃなくて、断然こっちが好き
- アヌーク・エーメ最高!アヌーク・エーメ大好き!
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督アンドレ・カイヤット
- 主演セルジュ・レジアニ
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「宿命」のジュールス・ダッシンがロジェ・ヴァィアンの原作を脚色・監督した作品。ある地域社会を舞台とする戯画的人間ドラマが描かれる。撮影はオテロ・マルテリ、音楽はロマン・ヴラド。出演するのは「青い大きな海」のイヴ・モンタン、「ノートルダムのせむし男」のジーナ・ロロブリジーダ、マルチェロ・マストロヤンニ等。製作はマレノ・マレノッティとジャック・バール。
- 製作年1958年
- 製作国イタリア
- 時間126分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演ピエール・ブラッスール
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ネット上の声
- ちょっと絶望的にダメでシネマテーク史上初めて途中退出しそうになった
- 前半ねむい
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間106分
- 監督ヴァレリアン・ボロヴツィク
- 主演ピエール・ブラッスール
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60~70年代に、アラン・ドロンをはじめとする有名スターの主演映画を多く手がけたピエール・グラニエ・ドフェール監督による、コミカルな泥棒アクション。ドフェール監督の日本公開作のうちでは最も古いもの。
サスペンス
- 製作年1966年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ピエール・グラニエ=ドフェール
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督ジョルジュ・ラコンブ
- 主演ジェラール・フィリップ
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ジャン・ラボルドの原作をポール・アンドレオータ、クリスチャン・ジャック、アンリ・ジャンソンら「黒いチューリップ」のメンバーが脚色、クリスチャン・ジャックが演出したサスペンス・ドラマ。撮影は「戦士の休息」のアルマン・ティラール、音楽はジョルジュ・ガルヴァランツが担当した。出演は「女王蜂」のマリナ・ヴラディ、「黒いチューリップ」のヴィルナ・リージ、「悪い女」のピエール・ブラッスール、「青い牝馬」のアンドレ・ブールビル、ほかにウンベルト・オルシーニ、ホセ・ルイ・ド・ビラロンガなど。
サスペンス
- 製作年1963年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間117分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演ピエール・ブラッスール
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アレクサンドル・デュマとガイヤルデの原作による劇『ネールの塔』より「バルテルミーの大虐殺」のアベル・ガンスが、フェルナン・リヴェ(この映画の製作者でもある)、フュズリエと共同脚色し、同じくガンスが監督した。撮影は「浮気なカロリーヌ」のアンドレ・トーマ、音楽は「真夜中の愛情」のアンリ・ヴェルダンの担当。主なる出演者は「怪僧ラスプーチン」のピエール・ブラッスール、「O・K・ネロ」のシルヴァーナ・パンパニーニ、「幸福の設計」のジャック・メイラン、「浮気は巴里で」のクロード・シルヴァン、「恋路」のミシェル・エチェヴェリなど。なお監督のガンスは無声映画の末期に「鉄路の白薔薇」トーキーになってからは「楽聖ベートーヴェン」を作った人で、この映画は彼が十数年振りに監督したもの。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間127分
- 監督アベル・ガンス
- 主演シルヴァーナ・パンパニーニ
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フランスの作家であり、外交官でもあるロマン・ギャリーが、自作の短篇小説を脚色・監督したもので、彼の第一回作品である。撮影はクリスチャン・マトラ、音楽はケントン・コーが担当し、ペルーの民族楽器をフィーチャーしている。出演はギャリー夫人で「その日その時」のジーン・セバーグ、「名誉と栄光のためでなく」のモーリス・ロネ、「ロシュフォールの恋人たち」のダニエル・ダリュー、「恋人たちの世界」のピエール・ブラッスール、ジャン・ピエール・カルフォン、ミシェル・ビュアーズほか。製作は、ジャック・ナトー。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間94分
- 監督ロマン・ギャリー
- 主演ジーン・セバーグ
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チェザーレ・ザヴァッティーニの脚本を「あゝ結婚」のヴィットリオ・デ・シーカが監督した。撮影はジャン・ボフティ、音楽はミシェル・コロンビエが担当。出演は新鋭クリスティーヌ・ドラローシュ、「シェルブールの雨傘」のニーノ・カステルヌオーボほか。総指揮はハリー・サルツマン、製作はラモン・フロマン。
- 製作年1966年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間---分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演ニーノ・カステルヌオーヴォ
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第三次ポエニ戦役によって没落した都市国家カルタゴを舞台にした、イタリアの小説家エミリオ・サルガリの長篇『燃えるカルタゴ』(一九〇八年)の映画化。エンニオ・デ・コンチーニとドウッチョ・テッサリが脚色し、「蝶々夫人」のカルミネ・ガローネが製作・監督した。撮影は「武器よさらば」のピエロ・ポルタルーピ、音楽は「激しい季節」のマリオ・ナシンベーネ。出演は「挑戦」のホセ・スアレス、「非情」のダニエル・ジェラン、「上と下」のアン・ヘイウッド、「掟(1959)」のピエール・ブラッスール、パオロ・ストッパら。テクニカラー・70ミリ・スーパーテクニラマ。
ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1959年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督カルミネ・ガローネ
- 主演ホセ・スアレス
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- 製作年1951年
- 製作国フランス
- 時間92分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演セシル・オーブリー
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世界的に有名なエクトール・マローの『家なき子』の映画化。脚色はピエール・ヴェリとレモ・フォルラーニの共同。撮影はロベール・ジュイヤール、音楽はポール・ミスラキがそれぞれ担当。出演は主人公レミにジョエル・フラトー、ほかに「顔のない眼」のピエール・ブラッスール、「未だ見ぬ人」のベルナール・ブリエ、ジーノ・チェルヴィら。台詞はすべて日本語に吹き替えてある。
- 製作年1959年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間---分
- 監督アンドレ・ミシェル
- 主演ジョエル・フレート
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新間社が宝くじの当選番号を一字まちがえて発表してしまったために起る悲喜劇を4つの話にまとめたオムニバス形式の映画で、監督はアンドレ・ユヌベル。エピソードのひとつにガビ・モルレ、他のひとつにピエール・ブラッスールが出演している。
コメディ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間108分
- 監督アンドレ・ユヌベル
- 主演ギャビー・モルレー