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静かな日常に現れた、一人の男。その男が、平凡な家族の隠された嘘と罪を静かに暴き出す、戦慄のヒューマンサスペンス。
下町で小さな金属加工工場を営む利雄とその家族。平穏だがどこか退屈な日々の前に、突然、利雄の旧い知人である八坂が現れる。前科を持つ八坂を、利雄は戸惑う妻・章江を説得し、住み込みで雇い入れる。礼儀正しく、不思議な魅力を持つ八坂は、やがて章江や娘の蛍とも心を通わせていく。しかし、その穏やかな侵食が、家族がひた隠しにしてきた嘘と秘密を炙り出し、取り返しのつかない悲劇の引き金を引くことになる。静寂の底に潜む、人間の恐ろしさ。
ネット上の声
- 淵に立って見るエイリアン襲来と家族の再生
- 本心なんて誰にも分からないから怖い…。
- 本年屈指の傑作、筒井真理子の主演賞確定
- いくらなんでもボンヤリしすぎですよ
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本,フランス
- 時間119分
- 監督深田晃司
- 主演浅野忠信
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「捨てがたき人々」の榊英雄監督が「MOTHER マザー」の港岳彦によるオリジナル脚本をもとに、幸せを求めながら崩壊していく家族の愛と再生を描いた人間ドラマ。山奥の古民家で、陶芸家の夫と穏やかに暮らす32歳の美月。ある日、彼女の前に15年ぶりに弟が現れ、母の死を告げる。愛する夫との暮らしを守るため、美月はずっと封印してきた家族の過去に向き合うことを決意する。美月の母はある事件をきっかけに離婚し、心にトラウマを抱えていた。やがて母が再婚して4人家族となり、17歳になった美月はようやく温かい居場所ができることを期待するが、母は美月の“女という性”に対して嫌悪・嫉妬し、激しく抑圧する。母への反抗心から義父に接近する美月だったが、再び事件が起こり、家族は崩壊していく。「ヒメアノ~ル」の佐津川愛美が主演を務め、母を「淵に立つ」の筒井真理子、義父を板尾創路、夫を永瀬正敏が演じる。
ネット上の声
- なんというか…
- どうしてもこういう作品ばかり撮ってた監督だなという感じがしてしまう
- きっと公開されなくなると思うと佐津川愛美が気の毒だ、
- 佐津川さんはずっとずっと応援してる役者さん
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督榊英雄
- 主演佐津川愛美
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訪問看護師として穏やかな日々を送る女。ある事件をきっかけに、加害者の家族として世間から断罪される。
訪問看護師の市子は、介護する老婆の孫娘と親密な関係。しかし、その孫娘が失踪し、事件への市子の甥の関与が発覚。平穏だった日常は崩壊し、彼女は「加害者の叔母」としてマスコミや世間の非難の的に。無実を信じながらも、積み重ねた信頼は脆くも崩れ去る。数年後、名前を変え別人として生きる彼女の前に、事件の真相を知る男が現れる。彼女が取り戻したかったもの、そして彼女の「よこがお」に隠された真実。
ネット上の声
- 深田監督の研ぎ澄まされた演出に、何度もなんども息を呑んだ
- アイデンティティーを「多面」でとらえる映画的工夫
- 「LOVE LIFE」で深田監督に興味を持ち、本作を鑑賞
- 時系列がややこしかったけど、おもしろかった
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督深田晃司
- 主演筒井真理子
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現代日本。絶望の底から静かな日常を取り戻した主婦。そこへ失踪した夫が帰還し、彼女の心に新たな波紋が広がる。
夫が突然失踪し、新興宗教に心の拠り所を見出すことで、ようやく穏やかな日常を手に入れた主婦の依子。庭の手入れをし、パートに通う、そんな満ち足りた日々。しかしある日、長い髪と髭をたくわえた夫が、がん治療の費用を求め、ふらりと帰ってくる。彼の帰還は、依子が築き上げた平穏を静かに、しかし確実に侵食していく。抑え込んでいた怒りや憎しみが、黒い水のように湧き上がる。彼女が下す、ささやかな復讐の決断。
ネット上の声
- 小さな小石を水面に投げると、小さな波紋ができてやがてそれは大きくなっていく
- 映画的過剰表現を使わないリアル人間ドラマ
- 居場所から逃げられない女性の心情リアル
- もう二度とあの頃には戻れない家族の肖像
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督荻上直子
- 主演筒井真理子
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これまで短編映画で国内外で評価されてきた平林勇監督が初めて手がけた長編映画。節足動物のことばかり考えている男・新渡戸と、すべての自殺はバクテリアのせいだと考え、バクテリアに脳をコントロールされている女・坂本。幼なじみの2人は、都内のカプセルホテルのフロントでともに働いている。カプセルホテルには子どもを亡くしたフィンランド人の母親や逃亡犯の女、ミジンコを研究する学生など、さまざまな客がやって来るが、それぞれの人生が交差することはなく……。節足動物をモチーフとして、生と死と性をテーマに、さまざまな人生の断片をシニカルかつユーモラスに描く。主演は堀部圭亮、筒井真理子。
ネット上の声
- 冷たくみえて実は暖かい
- 子供の頃に感じていた、大人たちがする会話の居心地悪さを、掘り起こされるような気分
- かなり長かったが、淡々としたストーリーと独特の会話劇がめちゃくちゃ好みだった
- 虫と生と死と性 全カット固定カメラ撮影。実験映像と劇映画の中間のよ...
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間154分
- 監督平林勇
- 主演堀部圭亮
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キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれた2人の少女を主人公に、美醜をめぐる人間の業を描いた松浦だるまの同名コミックを、土屋太鳳と芳根京子のダブル主演で実写映画化。伝説の女優を母に持つ淵累は、天才的な演技力を持ちながら、顔に大きな傷がある自身の容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナは美貌に恵まれながらも花開かず、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。累の手元には、その口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替わるという、母が遺した1本の不思議な口紅があり、ある日、導かれるように出会った累とニナは、互いの足りない部分を埋めたいという目的のため、口紅の力を使って入れ替わることを決断する。ニナ役を土屋、累役を芳根がそれぞれ演じるほか、横山裕、檀れい、浅野忠信らが出演。監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。
ネット上の声
- 土屋太鳳さんと芳根京子さんの一人二役、二人一役が凄く良かったです。...
- 主演の2人の演技が良かった。タオちゃんこーゆー悪い女の役のがいいと...
- 映画は自分で観なければ本当に判りません!!
- 上映終わる前に絶対スクリーンで見て欲しい
サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督佐藤祐市
- 主演土屋太鳳
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ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督雑賀俊郎
- 主演火野正平
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「フェイクプラスティックプラネット」の宗野賢一が監督・脚本・編集を手がけ、「架空OL日記」の佐藤玲が主演を務めたサイコスリラー。
薄暗いマンションの部屋で、白髪の老婆が炎上する車の絵を描いている。同じ頃、山道での交通事故で両親と弟を亡くす悪夢から目を覚ました縁(エン)は、数日後に予定している家族旅行の行き先が山であることに不吉な予感を覚える。エンは父に旅行を中止しようと訴えるが、聞き入れてもらえない。そんな中、同じマンションの住人である百合子は、エンが夢で見た交通事故は既に起こった出来事だと彼女に告げる。
エンの母・由美を筒井真理子、父・浩介を野村宏伸、弟・晃をNHK連続テレビ小説「おちょやん」の荒田陽向が演じる。
ネット上の声
- 【”貴方は何処から来ましたか?そして、もつれた記憶の糸を辿る。”随所に張られた伏線や謎に翻弄されるサスペンススリラー。】
- 「フェイクプラスティックプラネット」の宗野監督作品って事で気になっていたので観た
- お話から何から全く説明のしようがないのに、いや説明のしようがないからこそ恐い
- 後半のめっちゃ台詞で説明されちゃうところが興ざめ
ホラー、 サスペンス
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督宗野賢一
- 主演佐藤玲
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第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説「影裏(えいり)」を、綾野剛と松田龍平の共演で映画化したヒューマンミステリー。「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史監督がメガホンを取り、自身の出身地である岩手県を舞台に描いた。転勤で岩手に移り住んだ今野は、慣れない土地で出会った同僚の日浅に心を許し、次第に距離を縮めていく。2人で酒を酌み交わし、釣りをし、遅れてやってきたかのような成熟した青春の日々に、今野は心地よさを感じていた。しかし、ある日突然、日浅は何も言わずに会社を辞めてしまう。しばらくして再会を果たした2人だったが、一度開いた距離が再び縮まることはなく、その後は顔をあわせることなく時が流れていく。そしてある時、日浅が行方不明になっていることを知った今野は、日浅を捜すが、その過程で日浅の数々の影の顔、裏の顔を知ってしまう。
ネット上の声
- 山萌え風薫る岩手産クラフト映画。 映画観る時は影の一番濃いとこ観んだよ。
- 夕暮ればかり気にしていると夜明けを見逃すことになる。
- ほのめかし文芸・・・盛岡の宣伝映画!?
- なんともレビューしずらい映画でした
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督大友啓史
- 主演綾野剛
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失った家族愛を取り戻すため必死に頑張る中年男が、愛するプロレスに情熱を注ぐことで人生と家族の絆を取り戻していくプロレス・コメディ。監督は、CMディレクターとして活躍する村本天志。主演には、「鉄男」で鮮烈な映画主演デビューを飾って以来、日本映画界きっての個性派俳優として、NHKの『プロジェクトX』ではナレーターとして、そして「アイデン&ティティ」では映画監督をつとめ大活躍の田口トモロヲ。共演に、劇団『大人計画』の松尾スズキをはじめ、筒井真理子、小日向文世、『ラーメンズ』の片桐仁、若手実力派女優として活躍著しい伊藤歩や蒼井優など。完成から3年後の2004年8月に劇場公開となった。
ネット上の声
- 先月から公開の川瀬陽太主演「おっさんのケーフェイ」
- プロレス映画というより人間ドラマ
- スポーツに愛を込めて その103
- 田口トモロヲは凄い役者だ
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督村本天志
- 主演田口トモロヲ
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日本の伝統芸能「獅子神楽」を軸に、伝承の大切さ、現代の家族の在り方を描いた人間ドラマ。舞台は山梨県の富士山近くに位置する都留市。秋音が小学生の時に最愛の母が亡くなった。母を看取ることなく「獅子神楽」を舞っていた父に対し、秋音は「母と獅子神楽、どっちが大切なの?」といった疑問を抱き、父との関係に深い溝ができてしまう。高校卒業と同時に故郷を離れた秋音は母の13回忌で5年ぶりに実家に戻ってくるが、父のそばには亡くなった母に似た女性の存在があった。町では60年に一度の大例祭が近づき、ベテランの舞い手として、父は最後の舞を披露することになっていたが、その体に異変が起こる。主人公の秋音役にアクション女優としても定評のある武田梨奈。監督は本作が長編第1作目となる奥秋泰男。
ネット上の声
- 武田梨奈の女優としての転換点・決意を見た
- 9点:すべての役が生きている
- 人間って不器用だな
- 良い作品でした。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督奥秋泰男
- 主演武田梨奈
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「子宮に沈める」などの緒方貴臣監督が、報道やネットなどがもたらす情報の加虐性を描いたドラマ。ある高校の朝のホームルーム。瞳のクラス担任が未成年の淫行容疑で警察に連行された。担任の性的な動画が流出し、その相手が瞳だというデマが学校内に流れ出す。最初は軽く考えていた瞳だったが、彼氏や妹からも動画の噂について聞かれるほど、デマがさも事実かのように広がり、追いつめられた瞳は自殺という道を選択してしまう。担任の逮捕、生徒の自殺という流れにより、マスコミの報道はさらに加熱。ネットなどにより瞳の「虚像」が作られていく。2017年・第30回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映作品。
ネット上の声
- 話も人物も全部、大気持ち悪い!
- 今までで1番良くできている
- 素晴らしい脚本でした
- 全て自分に返ってくる
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督緒方貴臣
- 主演松林うらら
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ゾンビが蔓延した世界を舞台に、家族とは何かを問いかけた異色のホームドラマ。街中を徘徊するゾンビたちから身を守るため、一軒家で籠城をはじめた家族。ところが、引きこもりの息子がゾンビになっていることが判明する。息子の扱いをめぐり、家から追い出そうとする父親とこのまま同居しようという母親が激しく対立する。引きこもりでニートのゾンビを演じるのは、「デスノート」などで知られる映画監督・金子修介の長男で、本作が本格スクリーンデビューとなる金子鈴幸。その両親をベテラン俳優の木下ほうかと筒井真理子、寝たきりゾンビとなる祖父役を東映の名プロデューサー、吉田達がそれぞれ演じた。「いのちのコール ミセスインガを知っていますか」「歌舞伎町案内人」などの脚本家・南木顕生が監督と脚本を担当。南木は2014年4月に急逝したため、本作が唯一の監督作となった。
ネット上の声
- いい意味で木下ほうかのキャラが目立つ映画
- なんでかな?
- 筒井真理子の演技が光る
- ある日突然発生したゾンビによってつけられた噛み傷を媒介として被害が広がりゆく渦中
ホラー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間38分
- 監督南木顕生
- 主演筒井真理子
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世間からもてはやされている小説家兼アーティストの京子(冨手麻妙)は、今日も極彩色の部屋で分刻みのスケジュールをこなしていた。しかし、寝ても覚めても消えない悪夢が京子をさいなみ、彼女は自分は京子なのか、京子を演じているのかと混乱してしまう。そして、虚構と現実の間で、彼女の過去の秘密が明らかになり……。
ネット上の声
- 内容がなく絵と音が汚い。役者が可哀想。
- 主人公キョウコは園監督自身かも
- 監督のマスターベーション
- ぜ、全然解らない・・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督園子温
- 主演冨手麻妙
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恋人がいながら、初めての男が忘れられないヒロインの生き様を描くドラマ。「もう頬づえはつかない」の見延典子の同名原作(講談社・刊)をもとに、教育映画、産業映画などを手がけてきた山口巧が劇映画デビュー作として監督したもので、脚本は「KOYA 澄賢房覚え書」の高山由紀子、撮影は「きこぱたとん」の岡崎宏三が担当。主演は劇団「第三舞台」の筒井真理子。
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督山口巧
- 主演筒井真理子
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ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督佐藤慶紀
- 主演筒井真理子