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「キング・オブ・ニューヨーク」「フューネラル」などで知られるアメリカ・インディーズ映画界の鬼才アベル・フェラーラの代表作のひとつで、ニューヨークを舞台に、暴力と弱さのあいだで葛藤する人間と都市の暗部を描いた人間ドラマ。
ニューヨークに暮らす警部補のLTは、麻薬、賭博、買春など、警察官としてはもとより、人としてもあるまじき行為の数々に明け暮れている。ある日、教会の尼僧が強姦されるという事件が起こる。LTは野球賭博でできた借金を穴埋めしようと、懸賞金5万ドルがかけられた犯人を捕らえることに躍起になるが、被害者である尼僧が犯人を許そうとしていることを知る。賞金のためにも尼僧に犯人を告発するよう懇願するLTだったが、逆に彼女の信仰深さや敬けんさに触れ、おのれの弱さや罪深さに気づいていく。
1992年のカンヌ国際映画祭で上映されるも、ショッキングな描写や内容から賛否を呼んだ。不道徳な世界で生き、悪徳のかぎりを尽くしながらも、もがき苦しむ主人公LTを、「ピアノ・レッスン」「スモーク」などで知られるハーベイ・カイテルが怪演。
ネット上の声
- 悪徳の街ブロンクスをバッドLTが往く! 1992年のハーヴェイ・カイテルをはしごする、その2
- ハーヴェイ・カイテルの魂の演技に括目せよ
- 私も薬と野球賭博やってたから良く分かる
- バッド・ルーテナント(オリジナル版)
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督アベル・フェラーラ
- 主演ハーヴェイ・カイテル
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1980年代初頭、犯罪が横行するニューヨーク。縫製工場で働くサナは、口がきけない内気な女性。ある日、彼女は帰宅途中に暴漢に襲われ、さらに自宅に押し入った強盗にも暴行を受ける。二度目の犯人を殺害し、その銃を手に入れた瞬間、彼女の中で何かが壊れた。黒いドレスに身を包み、夜の街へ繰り出すサナ。自分に言い寄る男たちを、彼女は冷酷な引き金で次々と裁き始める。沈黙の天使による粛清はエスカレートし、街を恐怖に陥れていく。復讐の果てに彼女を待つものは、救済か、それとも完全な破滅か。
ネット上の声
- 初期レイプリベンジ映画の傑作って言われてるけど、本当に本当にそうだね、これお手本
- 大胆な設定だけど振り切ってて良い わかりやすい暗喩 スカッとしつつやっぱりやるせ
- フェミ論視点から見れば、性暴力を受けても声を上げられないサナは被害に対して声を上
- もう何年も、ずーっと観たくて、観てもないのに色々なところでアイコンにしていました
サスペンス
- 製作年1981年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督アベル・フェラーラ
- 主演ゾー・タマリス
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田舎から出て来た青年が、都会で酷い目に遭いながらもたくましく生きていく姿を描く。監督・製作・脚本はテミストクレス・ロペス。エグゼクティブ・プロデューサーはデイヴィッド・メイソー、グレン・デュビン。撮影はスティーブ・マクナット。音楽はゲイリー・ノックス。編集はジョン・マレー。美術はカルロス・デ・ヴィラミル。
サスペンス
- 製作年1988年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督テミストクレス・ロペス
- 主演ゲイリー・ノックス