-
完璧な宝石強盗計画。しかし、男たちの宿命を狂わせたのは、一人の女と仲間の裏切りだった。フィルム・ノワールの金字塔。
5年の刑期を終え、パリに戻ってきた初老のギャング、トニー。彼は仲間たちと共に、完璧な宝石強盗計画を実行する。それは、一切の音を立てずに金庫を破るという前代未聞の作戦。30分以上に及ぶ沈黙の犯行は成功し、大金を手にする男たち。しかし、計画の成功が彼らの結束を崩壊させる始まりだった。仲間の些細なミス、そして一人の女をめぐる対立が、彼らを破滅的な宿命へと導いていく。手に入れたはずの幸福が、指の間からこぼれ落ちていく様を描く傑作。
ネット上の声
- ‘罪人’について
- キリスト教の信仰についてのギリシャ演劇の真面目さとストレートなメッセージが感動を生む
- トルコの支配下にあったギリシャ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス
- 時間128分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演フェルナン・ルドー
-
ギリシャの港町、太陽のように明るい娼婦イリヤ。彼女を「教育」しようとする堅物アメリカ人との恋の騒動。
舞台はギリシャの港町ピレウス。天真爛漫で誰からも愛される娼婦イリヤは、人生を謳歌する自由な魂の持ち主。そんな彼女の前に現れたのは、古代ギリシャ文化に心酔するアメリカ人の学者ホーマー。彼はイリヤの生き方に衝撃を受け、彼女を「正しい道」へと導こうと決意。知的な教養を授けようとするホーマーと、本能のままに生きるイリヤ。価値観の全く違う二人の間には、奇妙な交流と恋心が芽生え始める。果たして、文化の違いを乗り越え、二人は本当の幸せを見つけられるのか。
ネット上の声
- 日曜は何がダメなのか聞いてはいけない
- 見なくてもいいかも
- 日曜はダメよ
- お世話になった師匠が昔、メリナ・メルクーリと交流があったらしくて気になってた作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国ギリシャ
- 時間92分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ
-
古代悲劇「メディア」を演じる女優。我が子を殺した実在の女。二人の女の魂が交錯する時、舞台と現実の境界線が崩壊する。
ギリシャを舞台に、古代悲劇「メディア」の主役を演じることになった大女優マヤ。役作りのため、彼女は夫に裏切られ我が子を殺した罪で服役中のアメリカ人女性ブレンダと面会を重ねる。当初は役の参考として冷徹に彼女を観察していたマヤ。しかし、神話の中の女の激情と、現実の女の絶望的な苦しみが共鳴し合ううちに、マヤ自身の心の奥底に眠る闇が呼び覚まされていく。芸術とは何か、女の情念とは何か。二人の魂の邂逅が、虚構と現実の境界を曖昧にし、観る者を戦慄のクライマックスへと導く心理ドラマ。
ネット上の声
- 女の情熱、男の恐怖
- 老舗の底力!
- ☆☆☆☆★★
- 舞台『メディア』で主演をつとめる女優マヤが、役作りの参考のために作品内でのメディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ギリシャ,アメリカ
- 時間106分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ
-
トルコ占領下のギリシャの村で、キリストの受難劇が現実と交錯する時、信仰と人間のエゴが激しくぶつかり合う。
1921年、トルコ軍の圧政下にあるギリシャの小さな村。7年に一度のキリスト受難劇の準備が進められ、村人の中から配役が選ばれる。羊飼いのマノリオスがキリスト役に、未亡人のカテリーナがマグダラのマリア役に選ばれた。そんな中、トルコ軍に追われた難民たちが村へ助けを求めやってくる。キリスト役になりきるマノリオスは難民の救済を訴えるが、村の指導者である司祭や長老たちは、自らの保身のために彼らを拒絶。やがて、劇の配役は現実の運命と重なり、村は激しい対立と悲劇に見舞われる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国アメリカ,フランス,ギリシャ
- 時間110分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ
-
エリック・アンブラーの「真昼の翳」をモンヤ・ダニシェフスキーが脚色、「死んでもいい」のジュールス・ダッシンが製作・演出したコミカルなサスペンス・ミステリー。撮影はアンリ・アルカン、音楽は「日曜はダメよ」(アカデミー賞)のマノス・ハジダキスが担当した。出演は、「勝利者(1963)」のメリナ・メルクーリ、「スパルタカス」のピーター・ユスチノフ、「ニュールンベルグ裁判」のマクシミリアン・シェル、「ミサイル珍道中」のロバート・モーリー、TV「弁護士プレストン」のエイキム・タミロフ、ギルス・セガール、ジェス・ハーンほか。
ネット上の声
- 10年以下の懲役、1000万円以下の罰金
- トム・クルーズも大好きなんだろうな‼️
- 長く泥棒映画の代名詞であり続けた作品
- 朝からハラハラ、楽しい映画でも・・・
サスペンス、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1964年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ
-
「かくも長き不在」の脚本を書いたマルグリット・デュラスの同名小説を彼女と「トプカピ」の監督ジュールス・ダッシンが共同で脚色し、ダッシンが監督した。撮影は「太陽が目にしみる」のガボール・ポガニー、音楽はクリストバル・ハルフターが担当。出演は「トプカピ」のメリナ・メルクーリ、「何かいいことないか子猫チャン」のロミー・シュナイダー、「みどりの瞳」のピーター・フィンチ、「続・荒野の七人」のジュリアン・マテオスほか。製作はダッシンと「さよならをもう一度」の監督アナトール・リトヴァク。
- 製作年1966年
- 製作国アメリカ,フランス
- 時間85分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演メリナ・メルクーリ
-
デイヴィッド・エスディル・ウォーカーの小説『ダイヤモンドは危険』を、リチャード・ブリーンが脚色、「ドーヴァーの青い花」のロナルド・ニームと新人クリフ・オーエンが共同で監督にあたったアクション・コメディ。撮影はガボール・ポガニー、音楽はドイツのバート・ケンプフェルトが初めて映画音楽を担当している。出演は「卑怯者の勲章」のジェームズ・ガーナー、「太陽が目にしみる」のメリナ・メルクーリ、「彼女は億万長者」のサンドラ・ディー、「マドリードで乾杯」のアンソニー・フランシオサ、TV「泥棒貴族」のロバート・クートなど。製作はロバート・アーサー。
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年1965年
- 製作国アメリカ
- 時間99分
- 監督ロナルド・ニーム
- 主演ジェームズ・ガーナー
-
アンリ・フランソワ・レイの原作を、「恐怖の逢びき」のファン・アントニオ・バルデムが脚色・監督した生活詩。撮影はファボール・ポガニィ。出演は「トプカピ」のメリナ・メルクーリ、「ロリータ」のジェームズ・メイソンなど。イーストマンカラー・フランスコープ。
- 製作年1965年
- 製作国スペイン,フランス
- 時間98分
- 監督フアン・アントニオ・バルデム
- 主演ジェームズ・メイソン