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90年代の東京。同棲する若いカップルの日常の揺らぎと関係の崩壊を、即興演出で生々しく切り取った恋愛ドラマ。
俳優を目指すユウと、ブティックで働くケイ。東京のアパートで同棲する二人の、穏やかに見えた日常。しかし、些細なすれ違いや将来への漠然とした不安が、二人の間に少しずつ溝を生んでいく。会話は噛み合わず、互いの心は離れていくばかり。カメラは、そんな彼らの日常をドキュメンタリーのように淡々と、しかし執拗に追い続ける。即興で紡がれる台詞と、生々しい感情のぶつかり合い。愛しているはずなのに、なぜ傷つけ合ってしまうのか。関係の終わりを予感させる息詰まる空気の中、二人が見つけ出す答えとは。
ネット上の声
- すごくいい
- 2÷2×2
- 不愉快な男
- 脱がないのか……西島のだめ男史の盛大な幕開けだった気が……したのだけど、意外と立
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督諏訪敦彦
- 主演柳愛里
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夭折の天才女性作家、尾崎翠。彼女の唯一の長編小説『第七官界彷徨』の世界を巡り、その謎に満ちた生涯の軌跡を追う旅。
昭和初期に彗星の如く現れ、わずか数年の活動で文壇を去った謎の作家、尾崎翠。彼女が遺した唯一の長編小説『第七官界彷徨』は、独特の世界観で今なお人々を魅了。映画は、この小説の主人公・小野町子の視点と、尾崎翠本人の生涯を交錯させながら進行。故郷の鳥取を舞台に、彼女の感性や苦悩、そしてなぜ筆を折らねばならなかったのかという謎の核心へ。現実と虚構が入り混じる映像美で描く、一人の女性作家の魂の彷徨。
ネット上の声
- 『第七官界彷徨』パート、尾崎翠パート、それらを「クイアなみなさん」が見つめる「現
- レトロでちょっと鈴木清順の後期作品を連想させますが、あそこまでイメージの飛翔はあ
- 吉行和子さんが会場で一緒にご鑑賞されたまたとない機会だったのに…けっこう寝てしま
- 大正から昭和初期の短い期間に活躍し“幻の小説家”と言わた尾崎翠の代表作「第七官界
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督浜野佐知
- 主演白石加代子
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離散した家族がカメラの前で幸せな“家族”を演じる様子を描いたコメディ。監督・製作は「301・302」のパク・チョルス。脚本は柳美里の芥川賞受賞作を基にウ・ビョンギルが執筆。製作総指揮はウ・ビョンギルとユン・クンジュン。撮影は「301・302」のイ・ウンギルとチェ・ジョンウ。音楽はピョン・ソンニョン。編集はパク・コッチ。出演は本作が映画初出演のヤン・ソギル、「Helpless」の伊佐山ひろ子ほか。
ネット上の声
- 悲劇の映画化
- つまらない
- ギャンブルにはまり、長年家族を顧みてこなかった父、キャバレーで働く母、会社員の長
- 予想はしていたが、
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国韓国
- 時間113分
- 監督パク・チョルス
- 主演柳愛里