-
1950年代フランスの田舎町。少年と祖父の心温まる交流と、人生の岐路に立つひと夏の記録。
1950年代、フランスの片田舎。小学校の卒業認定試験を間近に控えた少年。彼を優しく見守るのは、大好きな祖父。毎日作ってくれるサンドイッチを手に、少年は勉強に励む。家族の期待、淡い恋、友人との時間。大人への階段を上る少年の、かけがえのないひと夏を瑞々しく描く。試験の日は刻一刻と迫る。果たして少年は、未来への扉を開くことができるのか。ノスタルジックな風景の中に描かれる、心温まる成長の記録。
ネット上の声
- 辛い時はいつも劇中の言葉を思う。
- 少年の痛みと老人の深み
- 何故DVD化されないの?
- ちんけな感想ですが
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督ピエール・ブートロン
- 主演トマ・ラングマン
-
ナチス占領下のポーランド。200人の孤児たちを守るため、自らの命を懸けたユダヤ人医師の崇高なる闘い。
第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワ。ユダヤ人医師であり教育家のヤヌシュ・コルチャックは、ゲットー内で孤児院を運営。飢えと絶望が渦巻く過酷な環境の中、彼は子供たちの尊厳と未来を守るため、食料の確保や教育に奔走する。しかし、迫りくる強制収容所への移送命令。安全な逃亡の機会を捨て、コルチャックは子供たちと共に「死の行進」へと向かう決断を下す。絶望の淵で見せた、人間の気高さと愛の記録。
ネット上の声
- 映画の果たす大きな役割の一つは、この映画に登場するような異国の出来事や偉人を広く
- ここ最近コルチャック先生についての書籍を読んでいる(特に井上文勝著『子どものため
- 「よりよい生き方に憧れる心だけしかない」
- 「カティンの森」より優先させた作品!
孤児院、 伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポーランド,ドイツ
- 時間118分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ヴォイチェフ・プショニャック
-
フランス革命の激流の中、理想に燃えた二人の男。民衆の英雄ダントンと、恐怖政治のロベスピエールの対立。
1794年、フランス革命後のパリ。革命の英雄であり、民衆から絶大な人気を誇るジョルジュ・ダントンが、故郷からパリへと帰還。彼が目にしたのは、かつての盟友マクシミリアン・ロベスピエールが主導する恐怖政治によって、多くの市民がギロチンに送られる粛清の嵐。寛容を訴え、恐怖政治の終結を求めるダントン。一方、革命の純粋性を守るため、一切の妥協を許さないロベスピエール。かつて革命の理想を共有した二人の男の思想は、決定的に対立。フランスの未来を懸けた、壮絶な権力闘争の火蓋。
ネット上の声
- 最近の私はアジア~中東の風が吹いていてヨーロッパの歴史の気分ではなかったのだけど
- フランス革命晩期の混乱した恐怖政治の頃が舞台
- ポーランドのワイダ監督が描くフランス革命
- アンジェイ・ワイダ円熟期の最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国フランス,ポーランド
- 時間136分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ジェラール・ドパルデュー
-
19世紀末ポーランド。富と成功を夢見る3人の若者が、欲望渦巻く工業都市で巨大な工場建設に挑む壮大な物語。
産業革命に沸く19世紀末のポーランド、ウッチ市。ポーランド人の貴族、ドイツ人の実業家、そしてユダヤ人の商人の3人の若き友人。彼らは「約束の土地」で一攫千金を夢見て、共同で巨大な紡績工場を建設する計画を始動。しかし、その野望の前には、裏切り、策略、そして非情な資本主義の現実が容赦なく立ちはだかる。友情と理想は、金と欲望の前に脆くも崩れ去ってしまうのか。近代化の波に翻弄される男たちの、栄光と破滅の年代記。
ネット上の声
- ワイダはやはり
- 映画祭のパンフによるとワイダ監督の最高傑作とも言われているらしいがその真偽のほど
- 久びさに壮大な作品を観た気がする
- 若き日の理想はやがて...。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ポーランド
- 時間172分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
-
18歳の青年と年上の女性、そして彼女の幼い息子。運命に引き裂かれた男女の純愛と、時を超えて紡がれる家族の絆を描く物語。
第一次世界大戦後のフランスの田舎町。感受性豊かな18歳の青年トリスタンは、避暑に訪れた美しい未亡人ポーリーヌとその息子に出会う。瞬く間に恋に落ちた二人は、周囲の反対を押し切って愛を育む。しかし幸せな日々は長くは続かず、ポーリーヌは病に倒れ、トリスタンに息子を託してこの世を去る。若くして父親となり、愛する人の忘れ形見を育てるという重い責任を背負うことになったトリスタン。幾多の困難を乗り越え、時が経ち、成長した息子が母の面影を追う旅に出た時、隠されていた家族の真実が明らかになる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督アルノー・セリニャック
- 主演ジャン=ユーグ・アングラード
-
18世紀末、動乱のポーランド。謎の男に導かれ、狂気と殺戮の旅に出る若き貴族の破滅の物語。
1793年、プロイセン軍侵攻に揺れるポーランド。修道院の牢獄から謎の黒衣の男によって救出された青年貴族ヤクプ。男から渡された一本の剃刀と裏切り者のリスト。荒廃した故郷を彷徨い、母の陵辱、許嫁の裏切りを目の当たりにした彼は、男にそそのかされるまま狂気の殺戮者へと変貌。混沌とした時代を背景に、人間の内なる悪魔と神の不在を問う、アンジェイ・ズラウスキー監督による衝撃的な映像叙事詩。
ネット上の声
- ポーランドを追放されたアンジェイ・ズラウスキー監督の、追放されるきっかけとなった
- わたしの、本当に極私的な解釈として、人間の欲望に対する(それも、主に性欲)厭悪が
- 動乱の時代なのかもしれないが、あまりに物語が狂いすぎていてストーリー性はなかった
- 18世紀ポーランド、国王暗殺の科で精神病院に収容されていた髭面青年ヤコプが謎の小
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国ポーランド
- 時間122分
- 監督アンジェイ・ズラウスキー
- 主演ヴォイチェフ・プショニャック
-
一夜の婚礼の祝宴を舞台に、ポーランドの歴史を象徴的に描く人間ドラマ。監督は「コルチャック先生」のアンジェイ・ワイダ。製作はバルバラ・ペツ・シレシツカ。スタニスワフ・ヴィスピアンスキの同名の原作戯曲をもとに、アンジェイ・キヨフスキが脚色。ワイダ監督は舞台演出家としても知られているが、「婚礼」は現在もしばしば上演され、映画と共に代表作のひとつとなっている。撮影は「約束の土地」のヴィトルド・ソボチンスキ。音楽はワイダ作品の舞台の仕事が多く、九〇年の「ハムレット」日本公演にも参加したスタニスワフ・ラドヴァンが担当。主演は「白樺の林」などのワイダ監督作品の常連のひとりである、「ブリキの太鼓」のダニエル・オルブリフスキ。
ネット上の声
- スタニスワフ・ヴィスピアンスキの三幕ものの戯曲(詩劇)を、ワイダが結婚式の祝宴に
- 凄く地味なポーランドの「時代劇」だが、ユダヤ人の扱われ方とか、所々印象に残る映画
- 難しい内容だった
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ポーランド
- 時間103分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー