-
江戸の長屋を舞台に、死んだ男の葬儀を巡って繰り広げられる、落語の名作を原作とした傑作人情喜劇。
舞台は江戸の長屋。フグにあたって死んだ、ならず者の「らくだ」。その兄貴分である半次は、通りかかった気の弱い屑屋の久六を脅し、葬儀の準備を手伝わせることに。半次に言われるがまま、大家の元へ香典をせびりに行く久六。最初はオドオドしていたが、振る舞われた酒を飲むうちに、次第に気が大きくなっていく。酔いが回るにつれて、横暴な態度で大家や半次を振り回し始める久六。弱気な男が巻き起こす、抱腹絶倒の騒動の行方。
ネット上の声
- とにかく笑った!歌舞伎って難しいイメージあったけど、これは別物!
- 勘三郎さんの芸がとにかく凄い。落語の面白さが見事に表現されてて、抱腹絶倒でした。
- シネマ歌舞伎は初めてでしたが、役者さんの表情がアップで見られて最高でした。手軽に楽しめるのがいいですね。
- 江戸のブラックコメディって感じかな。ドタバタで面白かった。
シネマ歌舞
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演中村勘三郎
-
油まみれの殺意。放蕩の限りを尽くした若者が、金のために踏み越える一線を描く、近松門左衛門の傑作悲劇。
江戸時代の大坂、油問屋の河内屋。その放蕩息子、与兵衛は家の金を使い果たし勘当された身。借金返済に追い詰められ、同業の油屋の女房、お吉に金の工面を頼むも無下に断られる。親切心を踏みにじられたと感じた与兵衛の怒りと焦りは、やがて黒い衝動へと変化。夏の夜、油の匂いが立ち込める中、一人の男が鬼と化す。滑る足元、飛び散る油。美しくも残酷な様式美で描かれる、人間の業と悲哀の物語。
ネット上の声
- あくまで歌舞伎。部外者お断りっ?
- シネマ歌舞伎とは
- 若者の狂気
- 凄すぎる!
シネマ歌舞
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演片岡孝夫
-
2015年2月に他界した歌舞伎俳優・十代目坂東三津五郎の代表作のひとつで、故・中村勘三郎(18代目)との名コンビで長年にわたって人気を博した演目「棒しばり」をスクリーン上映。04年4月に歌舞伎座で上演された舞台を収録。酒が大好きな次郎冠者と太郎冠者は、主人が出かけるたびに酒を盗み飲んでいた。そんな2人に困り果てた主人は、外出中に酒を盗まれないよう彼らの両手を縛って出かけてしまう。それでも酒を飲みたい2人は、縛られたままの格好で協力しあいながらどうにか酒にありつき、やがて酔って踊りだす。歌舞伎の舞台をデジタルシネマ化する「シネマ歌舞伎」シリーズの第23弾で、「喜撰」との2本立て上映。
シネマ歌舞
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演中村勘三郎