日本映画界が誇る名匠・溝口健二が、京都・祇園の色街で働く姉妹を主人公に描いた人間ドラマ。義理人情に厚く男に従順な芸者・梅吉の元に、かつてのひいき客・古沢が破産して転がり込んでくる。しかし、打算的で気の強い妹・おもちゃは無一文の古沢のことが気に入らず、古沢を追い出してしまう。その後も何人もの男たちを手玉に取って金を搾り取ろうとするおもちゃだったが……。妹・おもちゃ役に山田五十鈴。
ネット上の声
- 祇園という「廓」(場所)で両極端な活き方を選ぶ姉妹の姿を通して溝口監督が描きたかったもの。
- 最初のカメラワークと最後の山本五十鈴の男どもに対する怒りが印象的
- 溝口監督作品の中でも重要な意味と意義のある作品
- 私の中での、溝口映画ナンバーワン作品に…
ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間69分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴