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1950年代マレーシア。黄金の夢に取り憑かれた男と、父の野望に翻弄される娘の、悲劇的な運命。
1950年代、東南アジアのマレーシア。オランダ人商人オルメイヤーは、幻の金鉱を見つけ出し、愛娘ニナをヨーロッパへ送り返すという壮大な夢に囚われていた。しかし、現地の男性と恋に落ちたニナは、父の西洋的な価値観に反発。父の夢、娘の恋、そして独立運動の波が交錯する中で、オルメイヤーの理想郷は少しずつ崩壊していく。植民地主義の終焉を背景に、一人の男の狂気と父娘の愛憎を描いた、重厚な人間ドラマ。
ネット上の声
- 『地獄の黙示録』の原作者ジョゼフ・コンラッドの処女小説をシャンタル・アケルマンが
- 最後の、海辺の長回しとオルメイヤーを真正面から写し続ける長回し、強烈に良すぎたの
- あんま好きになれないかもしれない…でもきっと好きなはず、大丈夫、信じてアケルマン
- 最後の長回し綺麗でよかったけど長すぎて映写機壊れたんか思った
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国ベルギー,フランス
- 時間127分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演スタニスラス・メラール
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愛する女性のすべてを知りたい。その狂気的な嫉妬と独占欲が、パリを舞台に一人の男を破滅へと導く、美しくも息詰まる心理ドラマ。
現代のパリ。裕福な青年シモンは、美しい恋人アリアーヌと同棲生活を送る。しかし彼は、アリアーヌが自分以外の誰かと関係を持っているのではないかという激しい嫉妬と疑念に常に苛まれる。彼女の行動を監視し、尾行し、執拗に問い詰めるシモン。彼の歪んだ愛情は、アリアーヌをまるで鳥かごの中の鳥のように束縛していく。アリアーヌはそんなシモンの愛を静かに受け入れているように見えるが、その瞳の奥には謎めいた光。決して交わることのない二人の視線と、閉塞感に満ちたアパルトマン。愛という名の牢獄で、彼らの関係が迎える衝撃的な結末。
ネット上の声
- シャンタル・アケルマン鑑賞10本目
- 囚われていたのは。
- ホテルの朝食、シャンパン、磨りガラスラブホ、シャンタルアケルマンの映画ってトコト
- 愛しい人が映った映像と、自分の身体が重なる事にエクスタシーを感じるシーンが痺れる
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間112分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演スタニスラス・メラール
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モノクロのパリを舞台に描かれる、ある夫婦とそれぞれの愛人。愛と嫉妬が交錯する、男女の複雑な関係を描く恋愛ドラマ。
芸術の都、現代のパリ。ドキュメンタリー映画監督のピエールと、彼の公私のパートナーであるマノンは、貧しいながらも共に創作活動に励んでいた。しかし、ピエールは若い研修生と恋に落ち、妻に隠れて情事を重ねる。彼は妻への愛情と愛人との刺激的な関係を両立できると信じていた。だがある日、妻マノンにも秘密の恋人がいることを知ってしまう。自分が裏切られたことで初めて覚える嫉妬と苦悩。男女それぞれの視点から「浮気」の意味が問い直され、夫婦の関係は予期せぬ方向へ。愛とは何か、そして男女の真実とは何かを、スタイリッシュなモノクロ映像で鋭く切り取る物語。
ネット上の声
- 【仏蘭西人の恋愛観とは、皆こんな感じなのだろうか?不倫をしても、又元鞘。ジューテムの国だからなのだろうか?】
- めちゃくちゃスタイリッシュなドロドロ・ラブストーリー
- 「見ること」の喜び
- フィクションと愛
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス
- 時間73分
- 監督フィリップ・ガレル
- 主演クロチルド・クロ
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平凡な夫婦の日常に現れた、妖艶な青年。退屈を洗い流すはずの出会いが、心を蝕む禁断の三角関係の始まり。
フランスの地方都市。代わり映えのしない毎日が続く、夫婦が営む小さなドライクリーニング店。倦怠期の真っ只中にいる妻ニコールと、事なかれ主義の夫ジャン=マリー。ある夜、訪れたナイトクラブで出会ったのは、ミステリアスで両性的な魅力を持つ青年ロイク。その刺激的な存在に、ニコールは心を奪われる。夫婦はロイクを店で雇い、共同生活を開始。しかし、それは危険な欲望の扉を開く行為。嫉妬、情欲、そして疑念が渦巻き、三人の関係は次第に歪み、予測不能な領域へと踏み込んでいく。一度汚れた心は、もう元には戻れない。彼らが迎える衝撃の結末。
ネット上の声
- アンヌ•フォンテーヌ監督の初期作品、以前から気になっていたものにようやく巡り会い
- 欲望とは、なんでしょう?
- 危険な関係・・・
- 淡々と描かれたストーリーだが、一組の夫婦のたどる意外な結末に目が離せなくなる作品
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ネット上の声
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- カッコつけ系ひねくれ者フランス人らしく、ラストに2段オチをかましてきたが、彼らの
- 主人公は正義なのか、悪なのか、多分どっちでも無い普通の信条の主人公とはこういうタ
- フランス特有の、ハードボイルドなゴリゴリなノワールを煮詰めたような映画
アクション
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文豪コンスタンの小説『アドルフ』の映画化で、青年と年上の伯爵夫人の運命の恋を描く文芸ロマン。監督・共同脚本は「トスカ」のブノワ・ジャコ。撮影は「アルテミシア」のブノワ・デローム。編集は「トスカ」のリュック・バルニエ。出演は「悪魔のような女」のイザベル・アジャーニ、「クレーヴの奥方」のスタニスラス・メラール、「ジェヴォーダンの獣」のジャン・ヤンヌ、「スパニッシュ・アパートメント」のロマン・デュリス、「ジャンヌ/薔薇の十字架」「ジャンヌ/愛と自由の十字架」のジャン=ルイ・リシャールほか。
ネット上の声
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- イザベル・アジャーニが綺麗
- とても綺麗で切ないお話し
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ネット上の声
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ヒューマンドラマ、 サスペンス
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