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「死刑台のエレベーター」でルイ・デリュック賞を受けたルイ・マル監督の第二回作品。イヴァン・ドノン原作の短篇小説「明日はない」にもとづいて、夫に不満をもつ若き人妻が、ふと知り合った若者と情熱の一夜をすごし、夫も家もすてて若者とともに去るという単純なストーリイが、黒白ワイドの画面にくりひろげられる。脚色はルイ・マルが自身であたり、助監督として、「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」の主人公を演じたフランソワ・ルテリエが協力している。撮影を担当しているのは「死刑台のエレベーター」のアンリ・ドカエ。音楽には、前作のモダーン・ジャズにかわって、この作品ではブラームスの古典音楽が使用されている。出演するのは「死刑台のエレベーター」のジャンヌ・モロー、「ノートルダムのせむし男」のアラン・キュニー、「モンパルナスの灯」のジュディット・マーグル、ホセ・ルイ・ド・ビラロンガ、ジャン・マルク・ボリー、ガストン・モド等。黒白・ディアリスコープ。
ネット上の声
- 何一つ、不安、不満が無さそうな人妻なのに、心は満たされない
- アンリ・ドカエ撮影作品…
- やりたがりのルイマル
- ナレーション頼り
不倫、 恋愛
- 製作年1958年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ルイ・マル
- 主演ジャンヌ・モロー
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無神論者のレッテルを貼られそれを忌み嫌ったブニュエルによる<福音書>。現代からキリストの時代へ、あるいは中世へ、18世紀へ、4世紀へ--SF映画のように自由闊達に飛びながら、パリ郊外からスペインの聖地サンチャゴに至る<銀河>をゆくふたりの怪しげな巡礼ピエールとジャンの冒険譚を描く。
ネット上の声
- 意外にPOP! モンティ・パイソン調でキリスト教「懐疑」の歴史を時空を超えて横断するロード・ムーヴィー!
- 無神論者のルイス・ブニュエルによる独自解釈を交えた福音書✝️📕✨
- タネと仕掛け、いくつ発見できるかが面白い
- ブニュエルの禁じられた遊びその2
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間102分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ポール・フランクール
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戦後「楽園の子供達」で名をあげたマルセル・カルネの戦時中の一九四二年監督作品で、彼の処女作「ジェニイの家」の脚本を書いたジャック・プレヴェールが、ピエール・ラロシュと協力してシナリオを書卸した。撮影・装置ともに「悲恋」と同じくそれぞれロジェ・ユベール及びジョルジュ・ヴァケヴィッチが担当している。音楽は「山師ボオトラン」と同じくモーリス・ティリエ作曲、シャルル・ミュンク指揮で、パリ・コンセルヴァトワール交響楽団が演奏している。出演者は「あらし(1939)」のアルレッティ、「港の掠奪者」のジュール・ベリー、新人マリー・デア、アラン・キュニー及びマルセル・エラン、老朽フェルナン・ルドウ、ガブリエル・ガブリオ、ピエール・ラブリ等の顔ぶれである、なおこの映画は一九四二年フランス映画コンクールに第一席を占めた作品である。
ネット上の声
- フランス恋愛映画の矜持を感じさせるマルセル・カルネの秀作
- フランス映画では伝説の悪魔もエロ爺で最高
- 解説とは異なる隠喩が浮かんだが…
- アルレッティ、大人のエレガンス
ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国フランス
- 時間123分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演マリー・デア
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戦争という極限状況によってあばかれる人間の心に潜むファシズム、冷酷無比な攻撃性、そしてその異常性の前に脆くも崩れ堕ちる正義、理想、無償の散華への決意……。製作はルチアーノ・ペルジア、フランチェスコ・ロージ、監督は「イタリア式奇蹟」のフランチェスコ・ロージ、エミリオ・ルッスノーの原作をアントニオ・グエラ、ラファエレ・ラ・カプリア、フランチェスコ・ロージが共同脚色、撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はピエロ・ピッチオーニが各々担当。出演は「砂丘」のマーク・フレチェット、「サテリコン」のアラン・キュニー、「山いぬ」のジャン・マリア・ヴォロンテ、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ、ピエロ・アルベルティーニ、ピエル・パオロ・カッポーニ、フランコ・グラツィオーシ、マリオ・フェリチアーニ、など。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、テクニスコープ。
ネット上の声
- WW2にはない、毒々しい緊迫感と恐怖
- 戦争の悲惨さや不条理感などを強く感じることが出来る作品ではあるのだが、回想録を基
- 悉く暗殺や罠を躱して行く無能将軍(笑)こいつさえ殺っとけばあんな悲惨な事にはなら
- 第一次世界大戦におけるイタリア軍vsオーストリア軍の戦いを描きながら、軍隊におけ
戦争
- 製作年1970年
- 製作国イタリア
- 時間102分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演マーク・フレチェット
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十九世紀前半に花開いたフランス・ロマン主義文学の巨匠ヴィクトル・ユーゴーの同名小説第五回目の映画化。脚色と台詞は「居酒屋(1956)」のジャン・オーランシュと「やぶにらみの暴君」のジャック・プレヴェール。「マリー・アントワネット」のジャン・ドラノワが監督する。撮影は「悪者は地獄へ行け」のミシェル・ケルベ、音楽は「居酒屋(1956)」のジョルジュ・オーリック。主な出演者は「空中ぶらんこ」のジーナ・ロロブリジーダ、「侵略者」のアンソニー・クイン、「悪魔が夜来る」のアラン・キュニイ、その他ジャン・ダネ、ロベール・イルシュ、ロジェ・ブラン、「フレンチ・カンカン」のフィリップ・クレー、シャンソン歌手のマリアンヌ・オスワルド及びダミアなど。
ネット上の声
- 巨匠ヴィクトル・ユーゴー原作世界的古典
- 僕のほうが先に好きだったのに
- 人間ドラマと切ない愛の物語
- カラー、フランス語
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督ジャン・ドラノワ
- 主演アンソニー・クイン
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ネット上の声
- 日本映画の黒歴史なんて言ったらお叱りを受けるでしょうか
- 過去に鑑賞したことを忘れるくらい内容が薄い
- 「傷だらけの天使」的ショーケン映画
- ショーケンと岸恵子さんを観る映画
サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督蔵原惟繕
- 主演萩原健一
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夫の赴任先バンコクで性の悦びに目覚めていく女性を描き、主演のシルビア・クリステルを一躍スターダムに押し上げた官能ドラマ。
パリで暮らすエマニエルは、バンコクで外交官として働く夫ジャンのもとへ向かう。そこで知り合った人々の奔放な性生活に驚くエマニエルだったが、そんな彼女にもある秘めごとがあった。開放的なバンコクで、エマニエルは考古学者の女性ビーとつかの間の逃避行を楽しみ、性の大家マリオに導かれて官能の渦へ飛び込んでいく。
エマニエル・アルサンの同名小説を原作にファッション写真家のジュスト・ジャカンがメガホンをとり、「映画に愛をこめて アメリカの夜」のジャン=ルイ・リシャールが脚本を担当。本国フランスのみならず日本でも大ヒットを記録し、後に続編やテレビ版も製作された。2023年12月29日から、日本公開50周年を記念して4Kレストア版をリバイバル公開。
ネット上の声
- 子供の頃に見たくても見れなかった作品をいい大人になってから見てみた
- 0080 リアルエマニエル夫人って存在するんやろな
- 真実の愛は勃起だ。オルガズムではない…
- 本作の意義は21世紀の現代でも変わらない
生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間91分
- 監督ジュスト・ジャカン
- 主演シルヴィア・クリステル
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ウーゴ・リベラトーレの原案を彼自身とマウロ・ボロニーニ、フルヴィオ・ジッカが脚色、「ビアンカ」のマウロ・ボロニーニが演出した青春期の人生ドラマ。撮影はレオニダ・バルボーニ、音楽は「太陽はひとりぼっち」のジョヴァンニ・フスコが担当した。製作はアルフレド・ビニ。出演は「鞄を持った女」のジャック・ペラン、「長い船団」のロザンナ・スキャッフィーノ、「バナナの皮」のアラン・キュニー、イザ・ミランダほか。
ネット上の声
- 「捨てがたい小佳品」といった形容をまるで絵に描いたみたいな映画である
青春
- 製作年1963年
- 製作国イタリア
- 時間82分
- 監督マウロ・ボロニーニ
- 主演ジャック・ペラン