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パリのアパルトマン、人生の最終章を迎える老夫婦。認知症が蝕む日常と、決して消えない愛を分割画面で描く衝撃作。
パリの片隅で静かに暮らす老夫婦。彼は心臓に持病を抱える映画評論家、彼女は元精神科医で認知症を患っている。画面は二分割され、それぞれの視点から二人の最後の日々が映し出される。徐々に記憶が薄れ、日常が崩壊していく妻。そんな彼女を必死に支えようとするも、自らの老いと無力さに苛まれる夫。交わることのない視線、すれ違う時間。それでも確かに存在する、長年連れ添った夫婦の絆。死の影が迫る中で見出す、愛の形とは。観る者の胸を締め付ける、あまりにもリアルで痛切な物語。
ネット上の声
- 【”赦して。と認知症になった妻は言った。”ギャスパー・ノエ監督が冷徹な視点で或る夫婦の老いと死をドキュメンタリータッチで描いた作品。フライヤーには”ギャスパー・ノエの新境地”と惹句があるが・・。】
- 今までのギャスパーノエ映画と比べものにならないほど静かな作品
- ギャスパー・ノエ映画ならではの未曾有体験
- 映画=夢=人生の比喩はある種の救い
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間148分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演ダリオ・アルジェント
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1970年代のパリ、一人の無気力な青年と二人の女性が織りなす、終わりのない会話と愛の探求を描いた恋愛哲学の金字塔。
五月革命の熱気が過ぎ去った1973年のフランス、パリ。定職に就かず、年上の恋人マリーの部屋に居候するインテリ青年アレクサンドル。彼はある日、カフェで自由奔放な看護師ヴェロニカと出会い、惹かれていく。マリーとの関係を続けながら、ヴェロニカとも関係を持つアレクサンドル。やがて三人は奇妙な共同生活を開始。終わりのない会話、哲学的な議論、そして嫉妬。言葉を交わすほどに心はすれ違い、それぞれの愛の形を求め彷徨う。愛とは何か、生きるとは何か。膨大な台詞の果てにたどり着く、衝撃的な愛の告白。
ネット上の声
- ユスターシュの伝説的傑作をフランソワーズ・ルブラン目当てで鑑賞。ヒドいけど凄い映画。
- ず〰︎〰︎っと待ちに待ったジャン・ユスターシュ…念願叶いようやく鑑賞出来ました…
- あの哲学者はそう見られていたんだ!
- ヌーヴェーール・ヴァーーグ!!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国フランス
- 時間220分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演ベルナデット・ラフォン
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ジム・ジャームッシュが製作総指揮を務め、ポルトガル第2の都市ポルトを舞台に、異国の地で再会した孤独な男女を描いたラブストーリー。ポルトガル北部に位置する港湾都市ポルト。26歳のジェイクは家族に勘当されたアメリカ人。32歳のマティは恋人ともにこの地へやってきたフランス人留学生。それぞれの事情でこの街にやってきた2人には、かつて束の間の肉体関係を結んだ過去があった。ある日、考古学調査の現場で互いの存在に気づいた2人はカフェで再会し、軽い気持ちで一夜の関係を結ぶ。その一夜が2人の人生を大きく変えていく。ジェイク役に2016年に自動車事故で亡くなったアントン・イェルチン。マティ役に本作が初主演作となるルシー・ルーカス。監督は第70回ベネチア国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、本作で長編劇映画デビューを果たしたゲイブ・クリンガー。
ネット上の声
- 「To Anton」というクレジットが切ないだけ
- アントン・イェルチンはもういない
- 終わりのはじまりとしての短い恋
- 大変美しく、難解な恋愛映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ポルトガル,フランス,アメリカ,ポーランド
- 時間76分
- 監督ゲイブ・クリンガー
- 主演アントン・イェルチン
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ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国ベルギー
- 時間90分
- 監督シャーロット・デュレイユ
- 主演ベアトリス・ブルーノ