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太平洋戦争末期、国家の終焉を巡る政府と軍部の対立を描く、歴史のうねりに翻弄された男たちの24時間の群像劇。
舞台は1945年8月14日、太平洋戦争敗戦濃厚の日本。ポツダム宣言受諾という「聖断」が下されたが、徹底抗戦を叫ぶ陸軍青年将校たちはこれに激しく反発。陸軍大臣・阿南惟幾の苦悩をよそに、彼らはクーデターを計画。その目的は、天皇の終戦の詔を録音した「玉音盤」を奪い、国民への放送を阻止すること。政府、軍、皇室、それぞれの思惑が交錯する中、日本の運命を決める玉音放送の時間が刻一刻と迫る。歴史の転換点となった、最も長く、最も激しい一日の記録。
ネット上の声
- 終戦間際のあの1日を、これでもかってくらいの緊迫感で描いてる。役者陣の鬼気迫る演技がヤバい。歴史の勉強にもなるし、日本人なら一度は観るべき作品だと思う。
- 岡本喜八監督の最高傑作!白黒なのにこの迫力とスピード感はすごい。
- 学校の授業じゃ習わない、戦争を終わらせることの難しさを知った。ちょっと難しかったけど、観てよかった。
- 今の俳優には出せない気迫を感じる。この日があったから今があるんだなと、改めて考えさせられた。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間157分
- 監督岡本喜八
- 主演宮口精二
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高度経済成長期の日本、社長の夫と最高殊勲社員の妻が繰り広げる、プライドを賭けた夫婦げんかコメディ。
舞台は高度経済成長に沸く日本。大会社の社長として権勢を誇る野々宮。家庭では貞淑な妻・百合子が彼を支える、誰もが羨む理想の夫婦。しかし、その日常は突如として崩壊。なんと百合子が、夫のライバル会社から「最高殊勲社員」として表彰されたのだ。妻の華々しい成功に、夫のプライドはズタズタ。家庭内のパワーバランスは逆転し、二人の間には冷たい火花が散る。会社での面子と夫としての威厳を守りたい野々宮と、一人の女性として輝きたい百合子。果たして、この夫婦戦争の果てに待つものとは。
ネット上の声
- とにかく若尾文子が可愛い!テンポも良くて見てて飽きないし、最高でした!
- テンポの良い会話劇が面白い。昭和の日本の活気を感じられる楽しいコメディ。
- オープニングからお洒落で引き込まれた!ストーリーも軽快で笑える傑作。今見ても全然色褪せないですね。
- 傑作!笑ったw
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
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出所した男が求めたのは、愛する女との平穏な暮らし。しかし、過去の鎖と嫉妬の炎が、彼を破滅の道へと誘う。
刑期を終え、シャバに戻ってきた一人の男。彼が望んだのは、かつて愛した女・おようとのささやかな幸せ。しかし、彼女はすでに別の男のものとなっていた。堅気として生きようと決意するも、心に燻るおようへの執着と、過去のヤクザ稼業が彼を離さない。嫉妬の炎に身を焦がし、社会の片隅で生きる男の純粋な愛と狂気。逃れられない運命に翻弄され、破滅へと突き進む男の哀しき末路を描くフィルム・ノワール。
ネット上の声
- 実が詰まった中編
- 加東大介の芝居の匙加減が興味深い。
- 強引な取立てはヤメましょう‼️
- いらっしゃ~い♡(byネコ)
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間46分
- 監督千葉泰樹
- 主演加東大介
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昭和の日本。一件のひき逃げ事件から始まる、警察内部の腐敗と正義を問う社会派サスペンス。
舞台は戦後復興期の日本。ある雨の夜、一台のトラックが起こしたひき逃げ事件。警視庁の若い刑事・杉田は、この平凡に見えた事件の捜査を担当。しかし、捜査を進めるうち、事件の裏に隠された政財界の大物たちの汚職と権力の闇に突き当たる。上層部からの圧力、消される証拠。正義感に燃える杉田は、巨大な組織の壁にぶつかりながらも、たった一人で真実を追い求める。一人の刑事の執念が、社会の巨悪を暴き出すまでの孤独な闘い。
ネット上の声
- 儲け話に群がる人はいつもいるよ
- ライブドア☆ホリエモンに捧ぐ
- 信託投資システム騒動記
- 巨悪(政治家)は無傷
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
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雄大な千曲川の流れを舞台に、運命に引き裂かれる男女の愛を描く、涙のメロドラマ。
物語の舞台は、雄大にして時に厳しい表情を見せる信州・千曲川のほとり。主人公は、将来を誓い合った純朴な若い男女。穏やかだった二人の日常は、身分違いという非情な現実、そして病という残酷な運命によって突如として引き裂かれる。それがすべての始まり。彼らの目的は、あらゆる障害を乗り越え、愛を貫くこと。しかし、周囲の反対と逃れられない病魔が、まるで千曲川の激流のように二人を翻弄する。愛ゆえの決断の先に待つ、あまりにも悲しい結末への予感。川のほとりに響き渡る、魂の絶唱。
ネット上の声
- エネルギーにあふれるトラック運転手・五所川(北大路欣也)に病魔が襲い掛かる
- とにかく岡崎宏三の圧がすごい撮影が素晴らしい
- 岡崎宏三が大爆発してる
- 北大路欣也がいつもの発情した猿みたいな感じなのだが白血病にかかり倒れるとゆー難病
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督豊田四郎
- 主演北大路欣也
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人妻の許されざる恋。一度きりの過ちが、夫と愛人の間で揺れ動く女を破滅へと導くサスペンス。
平凡な主婦として暮らす江田菊代。ある日、彼女はかつての恋人・山村と再会し、一度だけ関係を持ってしまう。その秘密の逢瀬を、夫の会社の同僚である小坂に見られていたとは知らずに。小坂は菊代を脅迫し、肉体関係を強要。夫への罪悪感と小坂からの脅迫に追い詰められた菊代は、絶望の淵で山村に助けを求める。しかし、その決断が、彼女をさらなる悲劇の渦中へと突き落とすことになる。愛と欲望が交錯する中で、彼女が選んだ最後の道とは。
ネット上の声
- 密会場所はもうちょっと考えましょう!
- 中平らしい演出もありますが・・・
- ラストが想像できなかった
- 「警察に行ってはダメよ!」と言っても若い愛人が聞かないので線路に突き落とすという
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督中平康
- 主演桂木洋子
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中田耕治の原作を、福田善之が脚色、「美しさと哀しみと」の篠田正浩が監督した忍者もの。撮影もコンビの小杉正雄。
ネット上の声
- 見どころなし
- filmarks、この映画三番のりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
- 彫りの深い高橋幸治の面構えが
- タイトルなし(ネタバレ)
時代劇
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督篠田正浩
- 主演高橋幸治
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ボート事故が奪った、若き学生たちの未来。日本中が涙した史実を基に描く、友情と悲劇の青春群像劇。
明治時代の鎌倉。逗子開成中学校の生徒たちは、輝かしい未来を夢見る希望に満ちた若者たち。ある日、彼らは親友の送別会のためにボートを借り、七里ヶ浜沖へと漕ぎ出す。しかし、穏やかだった海は突如として荒れ狂い、ボートは転覆。少年たちは、冷たい冬の海で必死に生きようともがく。彼らの帰りを待つ家族や友人たちの祈りも虚しく、運命は残酷な結末を用意していた。日本国民に衝撃を与えたボート遭難事故を題材に、若者たちの友情と儚い命を鮮烈に描く感涙の物語。
ネット上の声
- 待ち待ちて ことし咲きけり 桃の花
- 白血病を患いながら退院して逗子の自宅に戻ってきた少女の純愛と、彼女を優しく見守る
- 吉永小百合に病弱ヒロインの座を引き継ぎつつも、『青い山脈』同様に実質上の主役に座
- 自己陶酔気味の芦川いづみが妹をだしにしてせまるシーンどんどん拍車かかって小高雄二
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督森永健次郎
- 主演宮口精二
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音楽が取りもつ縁で、夫がありながら作曲家と愛し合う新進ピアニストの苦悩を描く。脚本は「想い出の夏休み」のセルゲイ・ソロビヨフと柏倉敏之、監督は「青年の樹(1977)」の西村潔と「想い出の夏休み」のセルゲイ・ソロビヨフ、撮影はゲオルギー・レルベルグがそれぞれ担当。
ネット上の声
- 全編ロシア語を話す栗原小巻さんが凄い!
- 日ソ合作の観光映画に終わる文化交流のひとつ
- ペテルブルクの街が懐かしい
- 真っ当な恋愛映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督西村潔
- 主演栗原小巻
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鋳物の街を離れ、東京で自立を目指す少女の成長と葛藤。不朽の名作「キューポラのある街」感動の続編。
鋳物の街・川口を飛び出し、東京で働き始めたジュン。希望を胸に一人暮らしを始めるが、低賃金、慣れない仕事、都会の孤独という厳しい現実に直面。かつての仲間たちも、それぞれの場所で悩み、壁にぶつかっていた。そんな中、ジュンは労働組合の活動に関わるようになり、社会の矛盾や働くことの意味を学んでいく。夢と現実の狭間で揺れ動きながらも、ひたむきに前を向く少女の姿。大人への階段を上る中で、彼女が見つけた本当に大切なものとは。明日に向かう勇気をもらえる青春物語。
ネット上の声
- やはり プロパガンダ映画だ
- 小百合ちゃん大あばれ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督野村孝
- 主演吉永小百合
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紙屋五平の原作を、「幕末残酷物語」の国弘威雄が脚色、「男の顔は履歴書」の加藤泰が脚色にも参加して監督した異色戦争ドラマ。撮影は「バラケツ勝負」の川崎新太郎。
ネット上の声
- 無頼ハンソロ愚連隊
- 安藤昇率いる無骨な集団が八路軍に襲撃を受ける所から始まり、やがて「地獄部隊」と呼
- 安藤昇の「愛してる」っていうセリフに謎の重みを感じたw起こっている出来事の周りで
- 敵地で音を立てずに宴会するとこと、安藤昇が最後のガラスをぶち破るとこで爆笑した
戦争、 アクション
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督加藤泰
- 主演安藤昇
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「宇宙大怪獣 ドゴラ」の関沢新一がシナリオを執筆「狼少年ケン ジャングル最大の作戦 おばけ嫌い」の黒田昌郎が演出した動画。作画監督は古沢日出夫。撮影は篠崎文男と林昭夫。
ネット上の声
- 宮崎駿のアイデアのシーン
- 宮崎駿っちが、ラストを変えちゃった!
- ジャケ写の少年が主人公で、ガリバーさんは既にお年を召して「世界中を冒険し尽くした
- すごくよかった、全編通してイメージの表現の仕方がとても面白かった、ただ、希望を持
アニメ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演坂本九
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『若い女性』に連載された石坂洋次郎の同名小説を映画化した青春もの。「社員無頼 (怒号篇)」「社員無頼 (反撃篇)」のコンビ岡田達門と井手俊郎が脚色し「暗黒街の顔役」の岡本喜八が監督した。撮影は「結婚の夜」の飯村正。
ネット上の声
- 医者のエリート息子と家庭育ちいい娘の恋
- 躍動するカット!
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督岡本喜八
- 主演上原美佐
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1960年代のキャンパスを舞台に、二人の男性の間で揺れ動く女子大生の青春と恋の行方。
1961年、活気あふれる日本の大学。真面目な女子大生の浅田けい子には、エリートの恋人・黒木がいた。しかし、自由奔放で型破りな同級生・三郎と出会い、その強烈な魅力に心を奪われる。安定した未来を約束する恋人と、抗えない魅力で日常を揺さぶる男。二人の間でけい子の心は激しく揺れ動く。自分の本当の気持ちはどこにあるのか、彼女は人生の岐路に立たされる。青春の情熱と葛藤が交錯する中で、彼女が選び取る未来とは。
ネット上の声
- いかにも清順そうな芦川いづみがヒロインなのだが、少し物足りない
- 食事中のタバコも当たり前の時代でした
- 日活×中平康×石原裕次郎の成功の法則
- 台詞の密度がシン・ゴジラ超え!
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督中平康
- 主演石原裕次郎
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“新潮”に掲載された石原慎太郎原作の映画化。性と暴力の中に人間の本能を求める現代男女学生の生態を描いた異色作である。「ビルマの竪琴(1956)」の和田夏十が「ある夜ふたたび」の長谷部慶次と共同脚色し、「ビルマの竪琴(1956)」の市川崑が監督、「裁かれる十代」の中川芳夫が撮影を担当した。主な出演者は「裁かれる十代」の川口浩、「新婚日記 嬉しい朝」の若尾文子の他、岸輝子、中村伸郎、新人瀬戸ヱニ子などに加えて、梅若正義、入江洋佑など大映青春スターが出演している。
ネット上の声
- 市川崑はこの映画化に乗り気じゃなかったらしく、批判的目線を確保するのに苦労したと
- 反抗する事だけが自己主張の術?
- ロクでもない作家の小説
- 市川崑監督作品!
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督市川崑
- 主演川口浩
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週刊新潮に連載された柴田錬三郎の「眠狂四郎無頼控」を映画化したもので、川西正純の監督昇進第一回作品。脚色は「美女と液体人間」の木村武(1)に川西正純。撮影は「花の慕情」の飯村正。「旅姿鼠小僧」の鶴田浩二が狂四郎に扮するほか、水野久美・木暮実千代・花柳喜章らに、川西監督の昇進を祝って、森繁久彌・山田五十鈴らが特別出演する。
時代劇、 眠狂四郎
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督川西正純
- 主演鶴田浩二