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台湾の首都、台北を舞台に、一人の予備校生と周囲の人間関係を通して、現代の台湾社会を独特の抑制された形式で描いた青春群像劇。楊昌徳、候考賢などを輩出し、現代映画を代表する国の一つとなった台湾映画界の新人、蔡明亮の監督第一作。製作は「恋人たちの食卓」ほかアン・リー作品でも知られる徐立功、撮影は「バナナ・パラダイス」の廖本榕で、蔡明亮の次作「愛情萬歳」も担当。音楽はCM音楽で注目された黄舒駿で、本作が映画デビュー。編集は王其洋、美術は「バナナ・パラダイス」の李寶琳、録音は胡定一、衣装は陳穎慧がそれぞれ担当。主役の李康生は、ゲーム・センターで偶然監督と出会い、彼のテレビ作品に出演したのに次いで、映画初出演。共演は「ファイブ・ガールズ・アンド・ア・ロープ」などに出演した元ファッション・モデルの王渝文ほか。92年中時晩報電影奨最優秀作品賞、93年東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞、トリノ映画祭最優秀新人監督賞などを受賞。
ネット上の声
- 雨に濡れた車窓とか、排水溝から逆流した水が反射した家の壁とか、水にまつわる描写が
- 冒頭の公衆電話やティッシュの自販機の窃盗とゴキブリをコンパスで突き刺したり追っ払
- 時間が経ってしまったので色々忘れてしまったけれど、実家暮らしのインセルっぽい少年
- リー・カンションが執拗にバイク2人組の1人を追う様子が、ゲイになる萌芽を感じさせ
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国台湾
- 時間106分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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現代の台北を舞台に、孤独な男女3人の生き方を、冷徹なカメラワーク、極端に少ない台詞、一切の音楽の助けを借りない俳優たちの陰影豊かで繊細な演技など、抑制された演出でつづった人間ドラマ。監督は92年のデビュー作「青春神話」で、台湾ニューウェーヴ第2世代として注目されたツァイ・ミンリャン。脚本はツァイ・ミンリャン、ヤン・ピーイン、ツァイ・イーチュンの共同。製作は「青春神話」「恋人たちの食卓」を手掛けた現代台湾映画の名プロデューサー、チャン・フーピン。撮影のリャオ・ペンロン、美術のリー・パオリンも「青春神話」に続いての参加。録音は「悲情城市」「クー嶺街少年殺人事件 」のヤン・チンアン。出演は「恋人たちの食卓」のヤン・クイメイ、「青春神話」のリー・カンションとチェン・チャオロン。
ネット上の声
- とてつもない才能、ツァイ・ミンリャン
- 孤独でさびしい
- 虚しさが募りますね
- 限りなく透明な存在でブルー
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国台湾
- 時間118分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演ヤン・クイメイ
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閉館間際の映画館で繰り広げられる人間模様を、台湾の名匠ツァイ・ミンリャン監督が映画への愛をこめて描き出した人間ドラマ。楽日(最終日)を迎えた台北の古い映画館“福和大戯院”では、最後の上映作としてキン・フー監督の傑作「血闘竜門の宿」が上映されていた。場内には、かつての映画スターや、男を求めてうろつく男たちの姿が。一方、受付係の女は、長い間ともに働いてきた映写技師の男に、思いを込めた最後のプレゼントを届けに行く。
ネット上の声
- 初ツァイ・ミンリャン、期待していたのに、意識遠退いてしまいました
- ハッテン場となった映画館、その映画館の閉館日を描いたお話
- 映画が終わる日だと思って観ると切ない
- 退屈とも感じられるが、目が離せない
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国台湾
- 時間82分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演チェン・シャンチー
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2023年・第24回東京フィルメックス・コンペティション部門出品作品。
ネット上の声
- 朝から朝日ホールいたんだが、渡辺真紀子いるなと思ってたんだが、多分この主演の女優
- 社会問題を中心に取り上げ、お金・教育・戸籍制度・住居政策を露骨に表現して問題提起
- ある種の90年代邦画、たとえば『水の中の八月』、『日曜日は終わらない』のセンスに
- 東京フィルメックスのコンペティションに出品された次世代の才能の中国映画です
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国中国
- 時間102分
- 監督ウー・ラン
- 主演リー・カンション
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穴があいたことからつながった、上階と下階の奇妙な関係をミュージカル風に仕立てた一編。監督は「河」のツァイ・ミンリャン。脚本はツァイ・ミンリャンと「河」のヤン・ピーイン。製作のペギー・チャオ、撮影のリャオ・ペンロンは「河」に続く参加。製作総指揮はチェン・スーミン、「河」のチウ・スンチン、ピエール・シュヴァリエ。美術は「愛情萬歳」のリー・パオリン。編集はシャオ・ユークァン。録音はヤン・チアン。出演はツァイ・ミンリャン作品の顔であるリー・カンション、「河」のヤン・クイメイほか。
ネット上の声
- 1回目で開始30分くらい字幕なしで観ていることに気が付き、2回目でところどころ気
- なんと孤独なミュージカル
- どこにでもある奇跡的な恋
- ツァイ・ミンリャン映画の中でも特にディープな怪作で毎秒不気味で情緒不安定とすら思
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国台湾,フランス
- 時間93分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演ヤン・クイメイ
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現代台湾を舞台に、都市に生きる人々の孤独を乾いたタッチで描いた一編。監督は「青春神話」「愛情萬歳」のツァイ・ミンリャンで、彼の監督第3作。脚本はツァイとヤン・ピーイン、ツァイ・イーチュン。製作のシュー・リーコン(「台北ソリチュード」、チウ・シュンチンと共同)。製作総指揮はチャン・フーピン。撮影のチャオ・ペンロン(「熱帯魚」)、美術のリー・パオリンは全3作でツァイと組む。録音は「愛情萬歳」に続きヤン・チンアン。編集はチェン・シェンチャンとライ・チェンチン。主演は、デビュー作の「青春神話」以来、ツァイ・ミンリャン作品の顔であるリー・カンション。共演は「青春神話」のミャオ・ティエンとルー・シアオリン、「台北ソリチュード」のチェン・シアンチー、特別出演で「愛情萬歳」のヤン・クイメイ、「スタント・ウーマン 夢の破片」のアン・ホイ監督が顔を見せる。98年キネマ旬報ベスト・テン第8位
ネット上の声
- ある台湾核家族の風景
- 台湾の素晴らしい痛み
- 本当の芸術作品
- この監督の作品は初めてだったので、この不思議な雰囲気に居心地の悪さを感じたり、で
同性愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国台湾
- 時間115分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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台北とパリ、ふたつの都市を舞台に男女の愛や孤独が描かれる異色作。監督・脚本は「Hole」のツァイ・ミンリャン。撮影は「青い夢の女」のブノワ・ドゥロム。美術は「グリーン・デスティニー」のイップ・カムティン(ティン・イップ)。録音は「花様年華」のドゥ・ドゥーツー。出演は「Hole」ほかミンリャン作品の顔であるリー・カンション、「夢幻琉球 つるヘンリー」のチェン・シアンチー、「河」のルー・イーチン、「Hole」のミャオ・ティエン、「大陸英雄伝」のイップ・トン(セシリア・イップ)、「男と女と男」のジャン=ピエール・レオーほか。2001年カンヌ国際映画祭高等技術院賞(録音)、同年シカゴ映画祭審査員特別賞、監督賞、撮影賞、同年アジア太平洋映画祭最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演女優賞受賞。
ネット上の声
- 台北とパリ孤独結ぶ時
- 台湾とパリ、あの世とこの世、父と子、男と女、ふたつの時とふたりの時間が進んでいく
- なにがどうだったとかどう思ったとかあまり思い出せないんだけど、いつまでも心の片隅
- これの続編が『西瓜』とのことで観てみようと思いつつ、『西瓜』鑑賞から7ヶ月経って
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国台湾,フランス
- 時間116分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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2024年・第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。第25回東京フィルメックス・コンペティション部門上映作品。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2024年
- 製作国シンガポール,台湾,フランス,アメリカ
- 時間126分
- 監督ヨー・シュウホァ
- 主演リー・カンション
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台湾映画界の巨匠ツァイ・ミンリャン監督によるラブ・ストーリー。愛に飢えた女性とAV男優の純愛を、過激な性描写や鮮やかなミュージカルシーン満載で描き、2005年度の台湾興行収入第1位を記録した。深刻な水不足が続く台湾の街。海外から帰国したばかりのシャンチーは、以前路上で腕時計を売っていたシャオカンと再会する。次第に惹かれあう2人。しかしシャオカンには、彼女にどうしても知られたくない秘密があった……。
ネット上の声
- あ、ミュージカル映画だったんですか^^
- アマチュアは安易にマネしないこと。
- 不適切な演出かとおもう。
- ラストシーンは感動モノ
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国台湾
- 時間112分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演チェン・シャンチー
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「楽日」「西瓜」のツァイ・ミンリャン監督が、初めて祖国マレーシアを舞台に描いた愛の物語。賭け事によるトラブルから瀕死の重傷を負ったシャオカンは、行き倒れる寸前で労働者の青年ラワンに救われる。シャオカンの世話をするうち、ラワンは次第に彼に惹かれていく。一方、食堂で働く女性シャンチーは、経営者の寝たきりの息子を看病している。ある日、シャオカンとシャンチーは運命的な出会いを果たすが……。
ネット上の声
- 蔡明亮映画は肌にまとわりつく感じがする
- 最低限ストーリーの分かる作品を作れ
- ツァイ監督、「ラブ」の最終型
- いくらなんでもこれは、、、
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国台湾,フランス,オーストリア
- 時間118分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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大阪を中心に活動しながらアジアやヨーロッパなど世界各国を舞台に映画を撮影している中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督が、「新世界の夜明け」「恋するミナミ」に続いて大阪を舞台に描いた群像劇。通称「キタ」と呼ばれる大阪の繁華街で生きるアジア人たちの人生を描く。春のある日、大阪のキタにある古びたアパートの一室で白骨化した老女の死体が発見された。警察は捜査を開始し、アパート周辺で聞き込みを続けるが、孤独死なのか、あるいは財産がらみの謀殺なのか、さまざまな噂が飛び交っていた。同じころ、中国・台湾・韓国の観光客、マレーシアのビジネスマン、ネパールの難民、ミャンマー人留学生、ベトナム人技能実習生など、キタにやってきた外国人たちと、彼らと日常を共有する日本人たちの間に、さまざまな出来事が起こっている。やがて事件の捜査が終わるとき、人びとは新たな人生の岐路を迎える。ツァイ・ミンリャン作品の常連として知られる台湾のリー・カンション、ベトナム映画「ソン・ランの響き」のリエン・ビン・ファットのほか、アジア各国のキャストが参加し、日本からは千原せいじ、渡辺真起子、兎丸愛美、尚玄らが出演。
ネット上の声
- 【アジアン民族の坩堝、オオサカに夢と野望を持ってやって来て、夢破れ去る人々。苦しみながらも逞しく生きる人々の姿を鮮烈に描いた作品。】
- ただの群像劇なんだけど、私の知らない世界過ぎて、目が離せなかった
- 作品が持つヴァイタリティにパワーをもらった
- 大阪在住であればみたことある風景が…
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間158分
- 監督リム・カーワイ
- 主演リー・カンション
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「愛情萬歳」「河」「西瓜」などの名作を送り出し、日本でも根強い人気を誇る台湾の巨匠ツァイ・ミンリャンが手がけた10作目の長編監督作。2013年・第70回ベネチア国際映画祭の審査員特別大賞を受賞した。台北郊外の水道も電気もない空き家で暮らす父子。父親にとってはホームレス同然のつらい生活だが、子どもたちの目からはピクニック(原題「郊遊」の意)のようにも見える。そんな父子の日々を独特の長回しを多用して描き、現代台湾社会の一面をあぶり出していく。13年の第14回東京フィルメックスでは、「ピクニック」のタイトルで特別招待作品として上映されている。
ネット上の声
- 遣る瀬無さを感じるために、こうみました
- 長回しは続くよ、どこまでも…
- 自分でちゃんと見たのか ?
- キャベツを食べ過ぎると…
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国台湾,フランス
- 時間138分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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2020年・第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。日本では同年の第21回東京フィルメックス(20年10月30日~11月7日、11月22日/TOHOシネマズシャンテ、有楽町朝日ホールほか)の特別招待作品として上映。
ネット上の声
- 青春神話で死ぬほどうろちょろするちん毛を演じたリー・カンションが始まった瞬間から
- 豪勢な家に住んでいる、首に違和感を持つ男が移民労働者の男と偶然出会い、一夜を過ご
- まあベッドをきれいにし始めたあたり(というか2人の男が出てきた瞬間)で予期はして
- 映画を見ていると思っていたら、いつのまにか自分が映画の一部になっている感覚
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国台湾
- 時間---分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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第70回ベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞した長編第10作「郊遊 ピクニック」で商業映画からの引退を公言したツァイ・ミンリャン監督のドキュメンタリー。台北の街で見つけた一般の人びとと俳優で監督のリー・カンションが出演し、坂本龍一が音楽を担当。第75回ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、台北電影節(台北映画祭)で最優秀ドキュメンタリー賞と監督賞、音楽賞、台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。カメラを前に自由に話し、動く人びと。遠慮がちにカメラを見据える人、身の上話を語る人、ハーモニカを吹く人、うたた寝をする人など1人1カットずつ極端なクローズアップでそれぞれの顔を映し出し、ライティングによって、まなざしや顔に深く刻まれた皺などから、人びとの人生やこれまでの時間を見つめていく。
ネット上の声
- 加齢に伴う症状か口唇ジスキネジアか、舌をぺろぺろと動かし続ける高齢女性の顔が凄い
- 『あなたの顔』緻密に計算された構図と完璧なライティングでスクリーンに映る幾人もの
- 正直面白いとは思わんがこの発想で一本映画撮ろうっていう太々しさがミンリャンらしい
- ツァイ・ミンリャン監督が怒っているようにも思えてきた帰り道 映画を撮ること、劇映
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国台湾
- 時間76分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション
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Netflixで2020年12月30日から配信。
ネット上の声
- 年々怖さに拍車かかってる台湾ホラー🇹🇼
- タイから来た呪いの悪鬼像と縄が主に首を狙って目を真っ赤にして襲いくる台湾お祓い系
- 雰囲気的に台湾の学校の怪談(だいぶホラー感と血増し増し)と言う感じがした
- 最初めちゃくちゃ怖いのかと思ってたけど、怖さレベルは然程高くない
ホラー
- 製作年2020年
- 製作国台湾
- 時間104分
- 監督リャオ・シーハン
- 主演リー・カンション
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弟を盲愛する姉と風来坊のその弟の危うい関係を繊細で淡々としたタッチで描き出した一編。監督・脚本は「熱帯魚」の誘拐犯役で一躍売ったリン・チェンシンで、『浮草人生』『青春のつぶやき』(両作共に96・97年東京国際映画祭で上映)に続く本作が監督第3作。撮影は『青春のつぶやき』のツァイ・チャンホイ。出演は「河」のチェン・シアンチーとリー・カンション、ほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国台湾,日本
- 時間118分
- 監督リン・チェンシン
- 主演チェン・シャンチー