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英雄か、裏切り者か。ナチス占領下のフランスで、名もなきレジスタンスたちの孤独な闘いを描く戦争サスペンス。
1942年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。レジスタンスの指導者フィリップ・ジェルビエは、収容所から脱出。しかし、彼を待っていたのは、裏切りと猜疑心が渦巻く非情な世界。仲間を信じ、敵を欺き、密告者を処刑する日々。英雄的行為とは無縁の、冷徹な任務の連続。自由を取り戻すという唯一の目的のため、彼らが下す過酷な決断。その先に待つのは希望か、それとも絶望か。
ネット上の声
- 実際のレジスタンスは地味なのだ
- 1942年ドイツ占領下のフランス
- 抵抗組織のシビアな内部事情
- 近年の映画の基礎的作品
戦争、 サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間140分
- 監督ジャン=ピエール・メルヴィル
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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ただ食事をしたいだけ。なのに、なぜか決してディナーにありつけないブルジョワたちを描く超現実的風刺劇。
舞台はフランス・パリ。大使夫妻とその友人たち、6人のブルジョワジー。彼らの目的はただ一つ、優雅なディナーを共にすること。しかし、そのささやかな愉しみは、奇妙な出来事によってことごとく妨害される。レストランの日付間違い、突然の軍隊の来訪、テロリストの襲撃、そして脈絡なく差し込まれる悪夢。現実と非現実が交錯し、物語は迷宮へ。彼らは食事にありつけるのか、それともこれは終わりのない悪夢なのか。上流階級の偽善と欺瞞を痛烈に皮肉る、不条理コメディの傑作。
ネット上の声
- ストーリーはなくいくつかの説話から成り立っていて、夢の話をしたり、後になって実は
- 分析しないで、不思議な展開を楽しみましょ
- くすくす笑える、映画好きのための映画!
- 欲求不満のブルジョワジーが可笑しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国フランス
- 時間102分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジャン=ピエール・カッセル
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アンドレ・クートーの風刺小説『そしてそれから君と結婚します』を「素晴らしい風船旅行」のアンリ・ラノエが脚色、「リオの男」のフィリップ・ド・ブロカが監督したファンタスティックなピンク・ドラマ。撮影は「女は女である」のラウール・クタール、音楽は「リオの男」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「素晴らしきヒコーキ野郎」のジャン・ピエール・カッセル、同じくイリーナ・デミック、「シェルブールの雨傘」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「いっちょう頂き」のアニー・ジラルド、「輪舞」のヴァレリー・ラグランジュ、ほかにサンドラ・ミーロ、ジャン・クロード・ブリアリ、アンドレ・リュゲなど。
コメディ
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間92分
- 監督フィリップ・ド・ブロカ
- 主演ジャン=ピエール・カッセル
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第二次大戦下のドイツ捕虜収容所。何度失敗しても諦めない、フランス人伍長の愉快で切実な脱走劇。
1940年、ナチス・ドイツ軍の捕虜となったフランス兵の伍長。裕福な家庭で育った彼にとって、捕虜であることは耐え難い屈辱。彼の頭の中は「脱走」の二文字で埋め尽くされていた。仲間と共に奇想天外な計画を立てては実行し、その度に失敗を繰り返す日々。しかし、彼の自由への渇望は決して尽きることがない。収容所での人間模様、芽生える友情、そして絶え間ない脱走計画。ユーモアとペーソスを交えながら、人間の尊厳と自由を追い求める男の不屈の魂の物語。
ネット上の声
- ヌーヴェルヴァーグの監督たちが本格的に活躍し始めた後の巨匠ルノワールの戦争コメデ
- 『素晴らしき放浪者』『どん底』と並びルノワールが描くどん詰まりの生活はひたすらに
- ラスト近く、奥から二人が丘の上上がってくるショットで、『大いなる幻影』の国境を見
- 捕虜たちがグループわけされるときに3人組がどうしても一緒になろうとするとこが超す
戦争、 ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1961年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ジャン・ルノワール
- 主演ジャン=ピエール・カッセル
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原題が示すように、熊のような田舎者と人形のようなパリジェンヌの恋物語を明かるく描いたコメディ。製作は「めざめ」「幸福」「風の季節」のマグ・ボダール、監督は「めざめ」「女は夜の匂い」等のボダールとのコンビ、ミッシェル・ドヴィル、脚本も同作のコンビ、女性脚本家ニナ・コンパネーズ、撮影は「ポーラの涙」のクロード・ルコント、音楽はロッシーニを基調に「去年マリエンバートで」「風の季節」のアンドレ・ジラールが編曲、バルドーの衣裳をクリスチャン・ディオールとマルク・ボワン等が各々担当。出演は「セシルの歓び」以来久々のブリジット・バルドーと「パリは燃えているか」「素晴らしき戦争」のジャン・ピエール・カッセルの共演。
ネット上の声
- 人形のように華やかなパリジェンヌ、ブリジット・バルドーと熊みたいな冴えない田舎者
- 製作マグ・ボダール、脚本ニナ・コンパネーズの女性による、ラブコメディ
コメディ
- 製作年1970年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ミシェル・ドヴィル
- 主演ブリジット・バルドー
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美しく謎めいた田舎娘が、パリの社交界を支配する。欲望と権力が渦巻く世界を冷徹に描く、社会派ドラマ。
フランスの田舎町で育った、美しくも冷徹な女フレデリック。彼女は、裕福なゲイの青年と偽装結婚し、パリの社交界へと足を踏み入れる。その類稀なる魅力で、次々と大物の実業家たちを虜にしていく彼女。しかし、それは金と権力が渦巻く、危険なゲームの始まり。誰にも心を開かず、男たちを利用して成り上がろうとする彼女の目的とは。その先に待つ、衝撃の結末。
ネット上の声
- お転婆クラブやボーリング場などフランス編もよいけど、ブッシュマンに座頭市、大屋政
- ユペール東京放浪シーンの東京描写が最高〜!「俺の母ちゃんなんだよ」ってユペールと
- 挑発はしても誰とも寝ない女ユペールと無自覚な同性愛者でありながら彼女に惹かれる男
- ファーストカットから何かが起きそうなただならない予感が張り詰めているが、人が死ん
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ジョセフ・ロージー
- 主演イザベル・ユペール
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1994年、パリ・コレクション開催にともない、街には関係者と取材陣が詰めかけていた。ファッション業界の大物オリビエの急死で、愛人と本妻は鉢合わせ。不倫、同性愛と様々なスキャンダルも明らかになり、やがてショーは佳境へ……。パリ・コレに集まったデザイナー、マスコミ、バイヤーといった人々が巻き起こす騒動を描き、華やかなファッション業界を皮肉ったロバート・アルトマン監督の群像劇。国際的豪華キャストに加え、スーパーモデルやトップデザイナーが続々登場。
ネット上の声
- ファッションデザインの業界も、音楽の世界も、《アイデアの枯渇》が一番の苦しみなんだろう
- これで爆笑する感覚は全然わかりませんが、ラストのメッセージは良かったと思います
- 普通を放棄すればとんでもないことが起きる
- パリコレにようこそ +α大人の恋愛事情
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間133分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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「裏目の人生」でデビューしたアラン・ジェシュアが脚本・台詞・監督にあたった作品で、随所にマンガを挿入した異色作。なお、この作品は一九六七年カンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受けている。撮影はジャック・ロバン、音楽はジャック・ルーシェが担当した。出演は「ピストン野郎」のジャン・ピエール・カッセル、「ナポリと女と泥棒たち」のクローディーヌ・オージェ、ミシェル・デュショッソワほか。
サスペンス
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間96分
- 監督アラン・ジェシュア
- 主演ジャン=ピエール・カッセル