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地方都市の郊外の一軒家を舞台に、一人の女と二人の男をめぐる愛と嫉妬が思わぬ惨劇に発展するまでを冷酷なタッチで描く心理サスペンス。監督は「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」のクロード・シャブロルで、サスペンスもののジャンルに独自の新局面を切り開いた彼の作品のなかでも屈指の傑作との評判が高かったにもかかわらず、製作後10年弱を経て初めての日本公開となる。製作は『虎は新鮮な肉を好む』『肉屋』でもシャブロルと組んだイタリアのアントニオ・パッサリア。原作は「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」など数々の映画化作品も有名な現代推理小説界の巨人パトリシア・ハイスミス(94年死去) が62年に発表した『ふくろうの叫び』(邦訳・河出文庫)。シャブロルは以前にもハイスミスの「太陽がいっぱい」の映画化を試みたが、映画化権をルネ・クレマン監督にもっていかれた経緯があり、以来念願の企画だった。脚色はシャブロルとオディール・バロスキ。撮影はシャブロルの処女作『美しきセルジュ』(テレビ放映)で撮影監督アンリ・ドゥカの下でオペレーターをつとめて以来、91年の「ボヴァリー夫人」を最後に引退するまで、彼のカメラ番として活躍したジャン・ラビエ。音楽はシャブロルの子息で80年代から父の作品の音楽を担当しているマチュー・シャブロル。美術はジャック・ルギヨン。録音はジャン=ベルナール・トマソン。衣裳はクリスチャン・ディオール・ムッシューのデザイナー、モニク・マルロッティ。編集はドミニク・ファルドゥリス。出演は「夏に抱かれて」「ボヴァリー夫人」のクリストフ・マラヴォワ、本作でセザール賞新人女優賞を受賞した「おっぱいとお月さま」のマチルダ・メイ、「愛する者の名において」のジャック・プノー、「サム・サフィ」の監督として知られるヴィルジニ・テヴネ、ジャック・リヴェット監督の幻の大作『狂気の愛』の主演で知られる「日曜日が待ち遠しい」「地に堕ちた愛」のジャン=ピエール・カルフォンほか。
ネット上の声
- 【不運にじわじわ追い詰められて】
- 映像美に酔いましょう
- シャブロル87年作
- 序盤の焚き火越しに映される主人公のショットの執拗さがすでにこの先の不穏さを物語っ
サスペンス
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間102分
- 監督クロード・シャブロル
- 主演ヴィルジニー・テヴネ
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南米パタゴニアのセロトーレ山に挑む2人の登山家の対決を描く人間ドラマ。監督は「コブラ・ヴェルデ」のヴェルナー・ヘルツォーク、製作はエグゼクティヴ・プロデューサーを兼ねるヴァルター・ザクサーと、アンリ・ランゲ、リチャード・サドラー、名登山家ラインホルト・メスナーの原案を基に、ドイツの作家ハンス・ウーリッヒ・クレナー、ザクサー、ロバート・ジョフリオンが共同で脚本を執筆。撮影はライナー・クラウスマン、登山撮影はヘルベルト・ラディチュニッヒ、音楽はイングラム・マーシャル、アラン・ラム、サラ・ホプキンス、アタファルパ・ユパンキが担当。
ネット上の声
- 必見はラスト、映画的なオチに驚く
- 圧巻の映像
- ぼくはヴェルナー・ヘルツォークの著作『氷上旅日記』を買って読み耽る程この監督に取
- 『氷上旅日記』で中沢新一がさぞ面白そうに書いていて見たけれど、そこまででもなかっ
生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国ドイツ,フランス,カナダ
- 時間106分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヴィットリオ・メッツォジョルノ
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自分の半生のミュージカル化のためにマルセイユにやって来たイヴ・モンタンをめぐる人々の姿を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはピエール・グルンステイン、製作はクロード・ベリ、監督・脚本・台詞・歌詞は「ベルサイユのばら」のジャック・ドゥミー、撮影はジャン・パンゼル、音楽はミシェル・ルグランが担当。出演はモンタンのほかに、マチルダ・メイ、フランソワーズ・ファビアンなど。
ネット上の声
- 監督ジャック・ドゥミ×音楽ミシェル・ルグラン×主演イヴ・モンタン
- 自身の半生を描いたミュージカル公演のために故郷のマルセイユを訪れたイヴ・モンタン
- 冒頭からモンタンさんのごきげんな歌声とこなれたステップに自然と口角が上がってしま
- ジャックドゥミのコアなファン向けだが内容はシェルブール+ロシュフォール+ローラと
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督ジャック・ドゥミ
- 主演イヴ・モンタン
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1920年代のアルゼンチンを舞台に、人妻がタンゴ・バーのダンサー兼娼婦に堕ちていく人生を描く官能ドラマ。脚本はレナード・シュレーダーが執筆。製作はデイヴィッド・ワイズマン、監督はレナード・シュレーダー、撮影はリー・パーシー、デブラ・マクダーモット、美術はアンソニー・プラットが担当。出演はマチルダ・メイ、ヴィンセント・ドノフリオ、イーサイ・モラレス、フェルナンド・レイなど。
ネット上の声
- 黒髪ショートボブ、セクシードレス、アルゼンチンタンゴの調べ♬
- 年寄りの束縛夫を困らせてやろうと若妻がたまたま遭遇した自殺女と身分を交換して家を
- マチルダ・メイ様が相変わらず女神で、赤を基調にしたライティングも凝っており、ロケ
- ヴィンセント・ドノフリオって今や色んなおっさんの役をこなすけど、やっぱ若い頃は変
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国アメリカ
- 時間92分
- 監督レナード・シュレイダー
- 主演マチルダ・メイ
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宇宙で発見された生物が、地球人の精気を吸い取っていくというSF恐怖映画。製作はキャノン・グループのメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローブス。監督は「ポルターガイスト」(82)のトビー・フーバー。コリン・ウィルソン著『宇宙ヴァンパイア』(新潮文庫。映画に合わせて『スペース・バンパイア』と改題)に基づいて、ダン・オバノンとドン・ジャコビーが脚色。撮影はアラン・ヒューム、音楽はヘンリー・マンシーニ、特殊ヴィジュアル効果はジョン・ダイクストラが担当。出演はスティーヴ・レイノルズバック、マチルダ・メイほか。
ネット上の声
- マチルダ・メイが観客から精気を吸取った!
- 生きる力・・・それはまさしく女性です。
- 幼いころのトラウマから愛への変化。
- マチルダ・メイの裸体に心奪われる
ホラー
- 製作年1985年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間102分
- 監督トビー・フーパー
- 主演スティーヴ・レイルズバック
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スパニッシュ・エロスの名手ビガス・ルナ監督が自身の幼少期の記憶を基に、美しい胸に魅せられた少年の心情をファンタスティックに描いたドラマ。
大好きなママのおっぱいを弟に奪われたと感じる9歳の少年テテは、「僕だけのおっぱいが欲しい」と月に願いをかける。すると、美しいおっぱいを持つ踊り子エストレリータが、海辺の見せ物小屋でショーをするためパリからやって来る。テテはエストレリータに夢中になるが、近所の青年ミゲルも彼女に心を奪われ、恋敵となった2人は彼女の気を引こうと奮闘する。
「スペースバンパイア」のマチルダ・メイがヒロインを務め、当時実生活でも彼女のパートナーだったジェラール・ダルモンが夫を演じた。1994年・第51回ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞。
ネット上の声
- 【男という生き物は、小さい頃からおっぱいが好きなんです。少年の淡い恋心と成長を描いたエロティックロマンティックコメディ。イタタ、石を投げないで下さい!】
- 聖乳~ それは君が見た光 ボクが見た希望~🎵 聖乳~ それはふれあいの心 幸せの白い液 聖乳~🎵
- 弟が生まれて、母親のおっぱいを取られてしまった4、5歳くらいの男の子が、
- 性に目覚めた男の子が女性のおっぱいというものに興味を持ち出す
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国スペイン,フランス
- 時間86分
- 監督ビガス・ルナ
- 主演マチルダ・メイ
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女流作家シドニー・ガブリエル・コレットの、最初の夫との結婚前後の出来事を綴った愛欲メロドラマ。監督はジョン・ヒューストンの息子で「ミスター・ノース 風をはこんだ男」のダニー・ヒューストン。エグゼクティヴ・プロデューサーはトッド・ブラックとキャスリン・ギャランとジョー・ワイザン、脚本はルース・グラハム、撮影はヴォルフガング・トロイ、音楽は「グレイストーク ターザンの伝説」のジョン・スコットが担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国イギリス,フランス,ドイツ
- 時間97分
- 監督ダニー・ヒューストン
- 主演マチルダ・メイ