全3作品。柊瑠美が出演した映画ランキング

豚になった両親を救うため、少女が迷い込んだのは八百万の神々が住む不思議な世界。名前を奪われ、働くことを強いられる千尋の成長物語。

引っ越しの途中、奇妙なトンネルに迷い込んだ10歳の少女、千尋。その先にあったのは、神々が疲れを癒すための不思議な街。掟を破り豚にされた両親を助けるため、千尋は魔女・湯婆婆が経営する油屋で働くことに。名前を「千」と変えられ、元の世界に戻る方法を模索する日々。謎の少年ハクや、釜爺、リンといった仲間たちとの出会い。カオナシをはじめとする個性的な神々との交流の中で、千尋は生きる力を学んでいく。果たして彼女は両親を救い、自分の名前を取り戻せるのか。

昭和初期の北海道、駅に置き去りにされた赤ん坊。自らの出自を求め、強く生きる一人の女性の感動の物語。

舞台は昭和初期の北海道、雪深い終着駅「明日萌（あしもい）」。生後間もなく駅の待合室に置き去りにされた赤ん坊は、駅長の常盤次郎に拾われ、「萌」と名付けられる。駅員たちや町の人々の愛情を一身に受け、明るく真っ直ぐな少女に成長した萌。しかし、自分が本当の子ではないと知った彼女は、自分を捨てたかもしれない実の母を探すことを心に誓う。手掛かりは一枚の写真と「萌」という名前だけ。国鉄職員として働きながら、母の面影を追い続ける萌の人生は、戦争という時代の大きなうねりに翻弄されていく。幾多の出会いと別れを乗り越え、彼女が辿り着く真実とは。

8年ぶりに帰郷した女。彼女の存在が、偽りの平穏に隠された友人たちの暗い過去を暴き出す。

東京で暮らしていた小夜子が、8年ぶりに故郷の田舎町へ戻ってくる。彼女の帰郷は、かつての同級生たちの間に静かな波紋を広げた。彼らは高校時代のある事件をきっかけに、小夜子と疎遠になっていたからだ。結婚を間近に控えた友人の家を訪れた小夜子は、昔と変わらない笑顔を見せる。しかし、その瞳の奥には暗い光。彼女の何気ない一言が、友人たちが必死に蓋をしていた過去の記憶を呼び覚まし、偽りの日常を少しずつ侵食していく。彼女の目的は何なのか。平穏な町の水面下で、封印されたはずの真実が静かに浮かび上がる心理スリラー。