-
無実の青年はなぜ殺人犯にされたのか。日本の司法制度の闇に迫る、冤罪事件を基にした衝撃の社会派ドラマ。
昭和26年、ある田舎町で起きた一家惨殺事件。容疑者として逮捕されたのは、ごく普通の真面目な青年・植村。彼は身に覚えのない罪を、執拗な取り調べによって自白させられてしまう。物的証拠は何一つなく、頼れるのは一縷の望みを託した弁護団のみ。警察と検察が作り上げた「犯人」という虚像。絶望的な状況の中、植村と弁護団は、巨大な司法の壁を前に無実を証明するための孤独な闘いを開始。
ネット上の声
- ネオリアリズモにも似た映像、的確な演出、テンポ良い編集とカット割で映画としても大変優れている
- 傑作ですねぇ!! この作品は今回が初観だったけど、ドキュメンタリー調の迫真に迫る
- 実際に起こった八海事件を冤罪として告発した弁護士正木ひろしの原作を元に作り上げた
- 先月下旬に発売された『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』春日太一著
冤罪、 社会派ドラマ、 実話
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督今井正
- 主演草薙幸二郎
-
借金返済のためなら死体も運ぶ!一攫千金を狙うタフな男の、予測不能なクライム・アクション。
舞台は1960年代の日本。借金まみれのタフガイ、近藤錠治、通称「ジョー」。ある日、彼の元に舞い込んだ奇妙な依頼。それは、偽札の原版を巡るヤクザの抗争で死んだ男の死体を運ぶこと。報酬は破格の200万円。金のためならどんな危険も厭わないジョーは、相棒の坂本と共にこの仕事を引き受ける。しかし、死体の隠し場所を巡り、ヤクザ組織や謎の女が次々と彼らの前に出現。単純な死体運びのはずが、いつしか命懸けの争奪戦へ。果たしてジョーは、無事に大金を手にすることができるのか。
ネット上の声
- おい、小栗、ルパンやらんでいいぞ。
- 「師、曰く 君子危うきに近寄らず
- ばかばかしいけどテンポがいい
- 長門裕之は松田翔太に似ている
アクション
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督中平康
- 主演宍戸錠
-
日本の繁栄を支える巨大自動車工場。その内側で、人間が「部品」と化す現実を告発する衝撃の社会派ドラマ。
舞台は、高度経済成長に沸く日本の巨大自動車工場。一人の労働者が、希望を胸にその門をくぐる。しかし彼を待っていたのは、効率の名の下に人間性が削り取られていく過酷な現実。それは、労働者を機械の部品のように扱う「ドレイ工場」そのもの。絶え間ないプレッシャーと非人間的なノルマ。次々と心身を病んでいく仲間たち。巨大な組織の中で個人の尊厳は踏みにじられ、声なき声はかき消されていく。これは、繁栄の陰に隠された労働者たちの魂の叫びを記録した、社会への痛烈な告発。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演前田吟
-
「殺したのは誰だ」の新藤兼人が自ら脚本・監督し、「異母兄弟」の宮島義勇が撮影したアクション・ドラマ。主演は「幕末太陽伝」の石原裕次郎、「殺したのは誰だ」の菅井一郎、「狂った関係」の安井昌二、「白夜の妖女」の木室郁子、「十七才の抵抗」の安部徹。ほかに織田政雄、殿山泰司、夏川大二郎、西村晃、多摩桂子など。それに十二カ国人が参加。
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督新藤兼人
- 主演石原裕次郎