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ローマの夜を生きる娼婦カビリア。何度裏切られても愛を信じ続ける、彼女の魂の軌跡。
1950年代、イタリア・ローマ。娼婦のカビリアは、純粋すぎる心を持つがゆえに男たちに騙され、利用されてばかりの日々。恋人に全財産を奪われ川に突き落とされても、彼女は決して希望を捨てない。いつか現れるはずの「真実の愛」を夢見て、再び夜の街へと繰り出すカビリア。映画スターとの束の間の出会い、奇跡を求める巡礼、そしてついに訪れた運命の男性との恋。しかし、彼女を待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実。全てを失った彼女の目に映るもの。
ネット上の声
- フェリーニ監督は薄幸の女性を描くのがうまい
- 少しフェリーニのこと判ったような気がした
- 近頃元気が足りない人、必見の映画。
- 表情豊かなヒロインが魅力の☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間111分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
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現代に蘇るギリシャ神話。死の王女に魅入られた詩人が、愛と死の狭間で彷徨う幻想譚。
舞台は現代のパリ。高名な詩人オルフェは、カフェで起きた若き詩人の事故をきっかけに、謎めいた王女と出会う。彼女こそが「死」の化身。王女の車から流れる不可解な詩に心を奪われたオルフェは、妻ユリディスを顧みず、鏡の向こうにある死の世界へと足を踏み入れてしまう。愛する妻を失い、初めてその存在の大きさに気づいたオルフェ。彼は妻を取り戻すため、再び死の世界へ向かう決意。しかし、そこには抗いがたい死の王女の誘惑が待ち受ける。生と死、愛と芸術が交錯する、シュールで美しい映像詩。
ネット上の声
- オルフェウス神話を現代に移植した「黄泉がえり」の物語……その割には奥さんの扱いが雑だが(笑)
- 感性に訴え掛けるジャン・コクトーの生と死と愛のイマジネーションが素晴らしい映画の詩
- 天は二物ではなく、四物を与えてしまった‼️
- コクトーの名前に威圧されないでください
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー
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ゴダール自身が演じる愚かな映画監督。映画製作の混沌と創造の苦悩をシュールに描く前衛的コメディ。
舞台は現代フランス。ジャン=リュック・ゴダール自身が演じる「白痴の王子」と呼ばれる映画監督。彼はプロデューサーから24時間以内に映画を完成させるよう命じられる。一方、スタジオではロックバンド「レ・リタ・ミツコ」がアルバムをレコーディング。この二つの創造の現場が交錯し、映画製作の狂気と混沌、そして芸術が生まれる瞬間の輝きを断片的に映し出す。果たして映画は完成するのか。ゴダールによる、映画への愛と皮肉に満ちた実験的映像詩。
ネット上の声
- 意外と淡白
- 流石に人類には早すぎたユーモア?ゴダールさんは自身を白痴と呼び、精一杯の喜劇を演
- タイトルなし(ネタバレ)
- とにかく絵がきれいさ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間81分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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完璧な殺し屋、ジェフ・コステロ。裏切りと孤独の中、自らの美学を貫く男の、冷徹なるフィルム・ノワール。
1967年、雨に煙るパリ。孤高の殺し屋ジェフ・コステロは、完璧なアリバイ工作のもと、ナイトクラブのオーナー殺害を実行。しかし、目撃者の予期せぬ証言から、執拗なヴァレリー警部の捜査線上に浮上。依頼人からも裏切られ、警察と組織の両方から追われる身となるジェフ。誰を信じ、何を疑うのか。彼の信条である「沈黙」が破られる時、男の運命が静かに狂い始める。
ネット上の声
- ずっと観たかったメルヴィル監督によるアラン・ドロン主演のフィルムノワール
- アランドロンに興味が無ければおすすめ出来ません。
- 葉隠精神の真髄を体現した伝説の名演
- うーん、格好良くて雰囲気抜群!
殺し屋、 孤独、 ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ジャン=ピエール・メルヴィル
- 主演アラン・ドロン
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孤独な銀行強盗と謎多き女。危険な逃避行の果てに、二人が見つけた束の間の安らぎと裏切り。
1971年、南フランスの太陽が照りつける港町。孤独な銀行強盗マックスは、次の大きなヤマを前に、偶然リリーという女と出会う。自由奔放でミステリアスな彼女の魅力に、次第に惹かれていくマックス。二人は刹那的な恋に落ち、共に逃亡生活を開始。しかし、リリーには警察さえも知らない大きな秘密の存在。彼女の過去が、二人の逃避行に暗い影を落とし始める。愛を信じたい男と、過去から逃れられない女。警察の追跡網が狭まる中、彼らが迎える衝撃の結末。
ネット上の声
- 将を射んとまずは馬を射たら返り討ち
- マックス かっこいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間111分
- 監督クロード・ソーテ
- 主演ミシェル・ピッコリ
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活気あふれる20世紀初頭のパリ。サイレント映画の撮影所を舞台に繰り広げられる、ちょっぴり切ない大人の恋物語。
サイレント映画監督のエミールは、撮影所にやってきた純真な娘マドレーヌに一目惚れ。しかし、内気な助監督ジャックも彼女に想いを寄せていた。エミールは、恋の相手がマドレーヌとは知らず、ジャックに恋愛指南を始める。師弟であり恋敵でもある二人の男と、一人の女。ルネ・クレール監督が、サイレント映画への愛とオマージュを込めて描く、軽妙洒脱な人間賛歌。果たして、恋のキューピッド役が導く三角関係の行方は。
ネット上の声
- 口説き文句の参考書、かな。
- 映画製作映画
- 幸福なラスト、この文句に惹かれて今年最後の映画館だったんだけど、、その通りでした
- ☑️『沈黙は金』 及び ⭕️2020映画·映像動画作取り纏め▶️▶️
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ルネ・クレール
- 主演モーリス・シュヴァリエ
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幽霊に恋する夢見がちな少女と、彼女を喜ばせるために雇われた偽の幽霊たちが織りなす、幻想的でロマンティックなフレンチ・コメディ。
舞台はフランスの古城。城主の娘シルヴィは、かつて祖父の肖像画を描いた画家の幽霊に恋い焦がれる日々。彼女を心配した父は、娘の誕生日に本物の幽霊を演じる役者を雇うことを決意。しかし、そこへ泥棒や本物の幽霊まで現れ、城は大混乱に。偽物と本物が入り乱れる中、シルヴィの淡い恋の行方はどうなるのか。詩情豊かに描かれる、可憐で奇妙な一夜の物語。
ネット上の声
- 純粋で美しく穢れのないココロは上品で繊細、だからこそ傷つきやすく脆い…、いのち短
- 原題は「シルヴィと幽霊」ですが、可愛い邦題の方が愛らしいお話に合っています
- ジャック・タチが生涯で自分の作品以外に出演した、二作品のうちの一つ
- クロード・オータン=ララ監督の初期作
ファンタジー
- 製作年1945年
- 製作国フランス
- 時間93分
- 監督クロード・オータン=ララ
- 主演オデット・ジョワイユ
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愛した女は、上司の娼婦。刑事は自らの銃弾で仕組まれた罠に堕ちていく、フレンチ・ノワールの傑作。
フランス、オルレアン市警の刑事マルク。孤独な彼が唯一心を開いた女性シルヴィア。しかし、彼女の正体は、マルクの上司である署長の愛人だった。ある夜、シルヴィアが何者かに殺害される事件。現場に残された証拠は、すべてマルクが犯人だと示していた。それは、彼がシルヴィアに贈った拳銃「パイソン357」。愛した女の死と、自分にかけられた殺人容疑。巨大な権力が仕掛けた非情な罠から、彼は逃れることができるのか。真実を追うほど深まる孤独と絶望。
ネット上の声
- 嗚呼仏映画!
- 「イヴ・モンタン主演の渋いフレンチ・ノワールじゃん!」と思って観始めると、ちょっ
- 大人の恋だと思っていたら、犯人を追い詰めるサスペンスに変わり…二転三転し、どこに
- ヌーベルフィルムノワール
アクション
- 製作年1976年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間118分
- 監督アラン・コルノー
- 主演イヴ・モンタン
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戦後のパリ、ささやかな幸せを夢見る男女の恋模様。日常に潜む小さな奇跡とすれ違いを描く人生賛歌。
第二次世界大戦の傷跡が残るパリ。平凡な会社員ジャンは、同じアパートに住む快活な女性コレットに恋をする。彼女の存在が、ありふれた日常をバラ色に変えていく。しかし、不器用なジャンは想いを伝えられず、二人の心は近づいては離れていく。偶然と誤解が重なる中、パリの街角で繰り広げられる、ユーモラスで詩情豊かな恋の物語。戦後の復興へと向かう街を舞台に、恋の喜びと切なさ、そして人生の素晴らしさを描く。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督ジャン・フォーレ
- 主演ルイ・サルー
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西洋人支配層に対抗し海戦を挑む「鷹」と呼ばれる娘の冒険を描くアクションアドベンチャー。監督・出演は「網」のグル・ダット。出演はギーター・バーリーほか。2000年3月3日~3月11日、国際交流基金フォーラムにて開催された『インド映画の奇跡 グル・ダットの全貌』で公開。
ネット上の声
- アランドロン監督作品
- ドロンさん88歳のお誕生日だったので観ていたやつを振り返る&メモです💙これさっぱ
- アラン・ドロンが1人4役(製作・監督・脚本・主演)を務めたものの、80年代に入る
- アラン・ドロン主演の映画が観ても観てもなくならない...wが、そのあまりのカッコ
アクション
- 製作年1983年
- 製作国フランス
- 時間122分
- 監督アラン・ドロン
- 主演アラン・ドロン
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十九世紀フランス自然主義文学の巨匠エミール・ゾラの名作“居酒屋”を「首輪のない犬」のコンビ、ジャン・オーランシュとピエール・ボストが共同脚色し台詞も担当、「しのび逢い」以来のルネ・クレマンが監督に当る。撮影は「夜の騎士道」のロベール・ジュイヤール、音楽は「男の争い」のジョルジュ・オーリック。主演は「ナポレオン(1955)」のドイツ女優マリア・シェル、「オルフェ」のフランソワ・ペリエ。他に「犯罪河岸」のシュジ・ドレール、「快楽」のマチルド・カサドジュなど。
ネット上の声
- エミール・ゾラの自然主義文学の重厚で明快な映画化の、ルネ・クレマンの代表作の一本
- 洗濯女、ジェルヴェーズ、三人の男、一人の悪女と物語を紡ぐ。
- ほとんど覚えていないけど、とにかく暗く絶望的なお話しだった
- ラストシーン、なぜか頷いてしまっている自分がいました
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演マリア・シェル
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「地下室のメロディー」のアンリ・ベルヌイユ監督が「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを主演に迎え、第2次世界大戦下におけるダンケルクの戦いを映画化した戦争ドラマ。1940年、ドイツ軍のフランス侵攻により、港町ダンケルクに英仏連合軍の兵士40万人が追い込まれた。フランス人兵士ジュリアンは、イギリス軍を撤退させる軍艦に便乗しようとしたものの失敗してしまう。そんな中、彼は現地の少女ジャンヌと親しくなるが、ドイツ軍による攻撃は日ごとに激しさを増していき……。2018年、フランス映画界を代表する名優たちの主演作を集めた「華麗なるフランス映画」(18年2月~、東京・角川シネマ有楽町)で、4Kレストア版が日本初上映。
ネット上の声
- ノーランのおかげで《ダンケルク》と言えばどんな場所かは広く認識されましたw
- ☆☆☆★★★ 仲間の元神父にジャン=ポール・ベルモンドは問いかける...
- ☆☆☆★★★ 仲間の元神父にジャン=ポール・ベルモンドは問いかける...
- すでにポーランドは数千万の死者を出し、ドイツ軍は調子に乗るばかり...
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間123分
- 監督アンリ・ヴェルヌイユ
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド