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ローマの夜を生きる娼婦カビリア。何度裏切られても愛を信じ続ける、彼女の魂の軌跡。
1950年代、イタリア・ローマ。娼婦のカビリアは、純粋すぎる心を持つがゆえに男たちに騙され、利用されてばかりの日々。恋人に全財産を奪われ川に突き落とされても、彼女は決して希望を捨てない。いつか現れるはずの「真実の愛」を夢見て、再び夜の街へと繰り出すカビリア。映画スターとの束の間の出会い、奇跡を求める巡礼、そしてついに訪れた運命の男性との恋。しかし、彼女を待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実。全てを失った彼女の目に映るもの。
ネット上の声
- フェリーニ監督は薄幸の女性を描くのがうまい
- 少しフェリーニのこと判ったような気がした
- 近頃元気が足りない人、必見の映画。
- 表情豊かなヒロインが魅力の☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間111分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
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粗野な大道芸人に買われた純真な娘。魂の彷徨と、あまりにも悲しい愛と孤独の物語。
戦後のイタリア。貧しい家に生まれた純真な娘ジェルソミーナは、粗暴な大道芸人ザンパノに買われ、旅に出る。芸の助手としてこき使われ、孤独と絶望に苛まれる日々。そんな彼女の前に現れた綱渡り芸人「イル・マット」。彼との出会いがジェルソミーナの心に小さな光を灯すが、ザンパノの暴力がその運命を狂わせる。魂の救済を求める彼女の旅路の果てに待つものとは。フェデリコ・フェリーニが描く、あまりにも切ない魂の物語。
ネット上の声
- 言わずと知れたフェリーニ監督の代表作の一つでもありイタリア映画界が誇る名作
- ずっと観たいと思ってた、フェリーニの代表作
- かけがえのない小石に気づいたザンパノの涙
- 国際名優アンソニー・クインが強烈に印象的
知的障害、 不幸な結末のバッドエンド
- 製作年1954年
- 製作国イタリア
- 時間115分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演アンソニー・クイン
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30年ぶりに再会した伝説のタップダンスコンビ。一夜限りの復活劇の裏にある、甘く切ない人生の哀愁。
1980年代、イタリア。かつて「ジンジャー&フレッド」として一世を風靡したタップダンスコンビ、アメリアとピッポ。引退から30年、二人はクリスマス特番の目玉として再会のオファーを受ける。華やかなテレビ局の舞台裏で再会した二人。しかし、そこに往年の輝きはない。老いと、変わってしまった時代の空気に戸惑いながらも、一夜限りのショーに挑む決意。果たして、彼らは再び観客を魅了する奇跡のステップを披露できるのか。巨匠フェリーニが描く、テレビ文化への皮肉と人生への温かい眼差し。
ネット上の声
- 「ジンジャーとフレッド」という名でものまねタップダンスコンビを組んでいたアメリア
- かつてのモノマネ芸人(芸人じゃないけど)男女が、数十年ぶりに再会してテレビ出演す
- フェリーニ作品は、『8 1/2』と『甘い生活』が1番好きですが、愛してやまないジ
- 2人は一体どんな人生を送ってきたんだろう
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間128分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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イタリアのイザ・マーリ女史の自己の体験をもとにした小説『ローマ、マンテラーテ街』の映画化。「激しい季節」のスーゾ・チェッキ・ダミーコが脚色し、「ロミオとジュリエット(1954)」のレナート・カステラーニが監督した。アンナ・マニャーニとジュリエッタ・マシーナの初顔合せ。撮影は「刑事」のレオニダ・バルボーニ、音楽はロマン・ヴラド。出演は前記二女優のほか、新顔ミリアム・ブリュ、レナート・サルヴァトーリら。製作は「甘い生活」のジュゼッペ・アマート。
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国イタリア
- 時間110分
- 監督レナート・カステラーニ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
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夫の裏切りをきっかけに、貞淑な妻の心に溢れ出す極彩色の幻想。魂の解放を描く映像の魔術。
イタリアの高級住宅地で、裕福な夫と暮らす貞淑な妻ジュリエッタ。何不自由ない生活に見えたが、彼女の心は満たされていなかった。ある日、夫の浮気を疑う出来事をきっかけに、彼女の穏やかな世界は一変する。現実から逃れるように、ジュリエッタは自らの心の中に広がる幻想の世界へと迷い込む。そこは、幼い頃の記憶、奇妙な霊媒師、妖艶な隣人たちが現れる極彩色の迷宮。現実と幻想が入り乱れる中で、彼女はこれまで自分を縛り付けていたものと対峙し、魂の解放への一歩を踏み出す決意をする。フェリーニが初めて全編カラーで描いた、めくるめく映像美の傑作。
ネット上の声
- 長年連れ添った夫の浮気疑惑から不安に苛まれた平凡な主婦が夢と現実を行き来した末、
- え?オレで4人目?レビュー少なっ!
- 女性版は男性版よりも….
- 妹に会ったような印象
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間138分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
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老夫婦の穏やかな日常と、忍び寄る記憶の影。愛と追憶が織りなす、フランスの片田舎を舞台にした感動の物語。
フランスの美しい田舎町。長年連れ添い、穏やかな日々を送る老夫婦、フィリップとオディール。しかし、その平穏な生活に、夫フィリップの記憶障害という静かな影が忍び寄る。昨日食べたもの、交わした会話、大切な思い出さえも少しずつ失っていく夫。妻のオディールは、変わらぬ愛情で彼を支えながらも、一人でその現実と向き合う葛藤。失われゆく記憶の中で、二人が確かめ合う愛の形とは。共に過ごした日々の輝きが、木洩れ日のように二人を優しく照らし出す、愛と追憶の物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=ルイ・ベルトゥチェリ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
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夢と現実が交錯する旅芸人の一座。華やかな舞台の裏で繰り広げられる、哀愁に満ちた人間ドラマ。
舞台は戦後間もないイタリアの地方都市。場末の劇場を渡り歩く、うだつの上がらない旅芸人一座。座長のケッコは、一座に加わった若く美しいリリアーナの才能と魅力に心奪われる。彼女をスターにすることを夢見るケッコと、都会での成功を渇望するリリアーナ。二人の野心は、一座の結束を乱し、ケッコの長年の恋人との関係にも亀裂を生んでいく。華やかな脚光を浴びる日は訪れるのか。夢を追う人々の悲哀と滑稽さを描き出す、珠玉の一篇。
ネット上の声
- フェリーニの映画の旅の始まり始まり~
- フェリーニの長編デビュー作
- 『カビリアの夜』でも思ったけど、フェリーニ作品の美しさは、集団が道をとぼとぼ歩い
- 男を踏み台にする性悪女とその女に惚れて婚約者を捨て、捨てたあとにも金をせびりに行
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督アルベルト・ラトゥアーダ
- 主演ペッピノ・デ・フィリッポ
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映像の魔術師フェデリコ・フェリーニの創造の源泉へ。夢と現実が交錯する永遠の都ローマを巡る幻想的なドキュメンタリー。
巨匠フェデリコ・フェリーニが愛した街、ローマ。本作は、彼の映画製作の舞台裏に密着し、その独創的なイマジネーションの源泉を探る旅。現実のローマの風景が、いかにして彼のフィルムの中で奇想天外でカーニバルのような世界へと変貌を遂げるのか。フェリーニ自身の言葉、俳優やスタッフの証言、そして貴重なメイキング映像を通して、彼の頭の中に広がる宇宙を追体験。これは単なる記録映画ではない。一人の天才監督の魂と、彼を魅了し続けた都市との対話を描いた、もう一つの「フェリーニ映画」。
ネット上の声
- 大量の人間、巨大セット、重機を魔術師のように操るフェリーニにとって、チネチッタは
- フェリーニの『女の都』の撮影現場を捉えたドキュメンタリー
ドキュメンタリー
- 製作年1980年
- 製作国イタリア
- 時間58分
- 監督フェルッキオ・カストロヌオーボ
- 主演フェデリコ・フェリーニ
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ズーデルマンの四部作『リトワニア物語』のひとつ『ヨンスとエルドメ』の映画化。「気まぐれバス」のヴィクトル・ヴィカスがロベルト・アドルフ・シュテムレと共同で脚色し、自ら監督した。撮影はイエラン・ストリンドベルイ。音楽はベルンハルト・アイヒホルン。出演は「崖」のジュリエッタ・マシーナ、「情婦ローズマリー」のカール・ラダッツ、「カラマゾフの兄弟」のリチャード・ベイスハートのほか、カリン・バール、アグネス・フィンクら。製作アルバート・ウルリッヒ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国ドイツ,イタリア
- 時間---分
- 監督ヴィクトル・ヴィカス
- 主演ジュリエッタ・マシーナ