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戦争の記憶を失った男と孤独な少女、パリ郊外で育む純粋な愛と、その残酷な結末の予感。
舞台は1960年代のパリ郊外。戦争の後遺症で記憶を失った青年ピエール。偶然出会った孤児院の少女シベールに心惹かれ、父親と偽り日曜ごとに彼女と会う約束。二人だけの世界で育まれる、無垢で純粋な愛情。公園での散策、湖畔での語らい。それは、世間の無理解から逃れるための、ささやかで美しい秘密の時間。しかし、彼らの純粋な関係は、周囲の大人たちの歪んだ憶測と偏見に晒される。幸せな日曜日の終わりに待ち受ける、あまりにも残酷な運命の暗示。
ネット上の声
- 水墨画を模倣したアンリ・ドカエの美しい映像で描かれた、青年と少女の無垢な愛の物語
- 耐えがたい孤独感が、12歳の少女の姿で、そこに立っている。
- もっと年寄りになってから再鑑賞したい
- 「ピュア」のハードルが高いので・・・
クリスマス、 恋愛
- 製作年1962年
- 製作国フランス,オーストリア
- 時間116分
- 監督セルジュ・ブールギニョン
- 主演ニコール・クールセル
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ウィル・トレンパーとジム・ヘナガンの原案をヴィクトル・ヴィカスが脚色、ロルフ・ヘードリックが監督した戦時ヒューマニズム・ドラマ。撮影はロジェ・フェルー、音楽はクロード・ヴァソーリが担当した。出演は「アラビアのロレンス」のホセ・フェラー、「白い巨象」のショーン・フリン、「シベールの日曜日」のニコール・クールセルル、ほかにジェス・ハーン、ヨゼフ・ヤーデン、ハンス・ヨアヒム・シュミーデルなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス,イタリア,ドイツ
- 時間89分
- 監督ロルフ・ヘアドリック
- 主演ニコール・クールセル
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「両面の鏡」のアンドレ・カイヤット監督作。アルマン・ジャモーとカイヤットの原案をカイヤットとパスカル・ジャルダンが脚色、台詞をモーリス・オーベルジュが担当。撮影は「やるか、くたばるか」のロジェ・フェルー。音楽をルイギが受けもっている。出演するのは「今晩おひま?」のシャルル・アズナヴール、新人ジョルジュ・リヴィエール、「橋」のコルドラ・トラントフなど。
ネット上の声
- もうひとつの戦争
- ドイツ側からも描いた戦争映画
- 2人の馬鹿な男の物語
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス,ドイツ,イタリア
- 時間125分
- 監督アンドレ・カイヤット
- 主演ニコール・クールセル
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「霧の波止場」のマルセル・カルネが「夜の門」に次いで監督した一九四九年度作品。「モソパルナスの夜」のジョルジュ・シムノンの小説から、カルネと「密告」のルイ・シャヴァンスが脚色し、リブモン・ドセエニュが台詞を書いたもので、微妙な男女関係から心理のリアリズムを衝いた作品。撮影は「アンナ・カレニナ」のアンリ・アルカン、音楽は「火の接吻」のジョゼフ・コスマ、装置は最近「愛人ジュリエット」でもカルネに協力しているアレクサンドル・トローネとA・カプリエが担当する。主演は「鉄格子の彼方」のジャン・ギャバンと、我国初登場のニコール・クールセル(七月のランデヴウ)で、他に「獣人」のブランシェット・ブリュノワとキャレット、クロード・ロマン、ルイ・セニエ、ジャーヌ・マルカン・ルネ・ブランカールらが助演する。
ネット上の声
- 愛人がいながらその妹に手を出そうとする老紳士、しかし冷たくあしらわれ翻弄もされ、その結果
- マリィが、まさかあの女優さんだったとは!
- 揺れる少女の強い視線
- カルネ&ギャバン
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演クロード・ロマン
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ダニエル・ダリュウ主演による往年の「禁男の家」の再映画化で、今回は、ジャック・ドゥヴァルの原作を「野性の誘惑」のジャック・コンパネーズ(五六年歿)が脚色、「肉体の怒り」のジャン・オーレルとポール・アンドレオータ、「街の仁義」のラルフ・アビブの三人が更に手を入れ、これを同じくアビブが監督した。台詞に「忘れえぬ慕情」のアネット・ワドマンが加わっている。撮影は「街の仁義」のピエール・プティ、音楽は「巴里野郎」のジョルジュ・ヴァン・パリス。主な主演者は、「野性の誘惑」のニコール・クールセルと「街の仁義」のジャン・ルイ・トランティニャンを中心に「夜の騎士道」のダニイ・カレル、「不良の掟」のベアトリス・アルタリバ、ブリジット・バルドオの妹ミジャヌーのほか新人のジョルジア・モル、フランソワーズ・デルバールなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間85分
- 監督ラルフ・アビブ
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
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ルイジ・エマニュエルとガエタン・ロフレドの原作をレオ・ジョアノンが脚色、「大遠征軍」のカルロ・L・ブラガリアが製作・演出した歴史スペクタクルドラマ。撮影はマルク・フォサール、音楽をマーセル・ランドウスキーが担当した。出演は「大都会の女たち」のルイ・ジュールダン、「スージー・ウォンの世界」のシルヴィア・シムズ、「白衣の人々」のジャン・シュヴリエ、「ローマの奴隷市場」のルノー・マリー、エットレ・マンニ、「ラインの仮橋」のニコール・クールセルほか。
- 製作年1962年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督カルロ・ブラガリア
- 主演ニコール・クールセル
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北欧スウェーデンの大森林を背景に、野性味溢れる女性を中心とした異色ドラマ。ロシアの作家アレクサンドル・クウプリンの小説から「肉体の怒り」のジャック・コンパネーズが翻案し、女流脚本家クリスチアーヌ・アンベールと共同脚色、台詞は同じく「肉体の怒り」のポオル・アンドレオタが担当する。監督のアンドレ・ミシェルは四四年以来短篇専門(四七年ヴェニス映画祭で短篇賞を受賞)で、劇映画ではこれが第一作である。撮影は・「一日だけの天国」のマルセル・グリニョン、音楽はノルベール・グランベール。出演者は、「不良の掟」のマリナ・ヴラディを中心に、「港のマリイ」のニコール・クールセル、「ボルジア家の毒薬」のモーリス・ロネの他、スウェーデンの俳優たちで脇役を固めている。
- 製作年1956年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督アンドレ・ミシェル
- 主演ニコール・クールセル