-
「二百万人還る」のアンリ・ジョルジュ・クルーゾーが一九五一年から五二年にかけて監督した作品で、中米を舞台に四人の食いつめ者がニトログリセリンを運搬するスリルを描いたもの。ジョルジュ・アルノーの小説をクルーゾー自身が脚色し、台詞をかいた。撮影は「夜ごとの美女」のアルマン・ティラール、音楽は「アンリエットの巴里祭」のジョルジュ・オーリックである。出演者はシャンソン歌手として日本にもよく知られるイヴ・モンタン(「失われた想い出」)、「独流」のシャルル・ヴァネル、クルウゾオ夫人のヴェラ・クルウゾオ(映画初出演)、「オリーヴの下に平和はない」のフォルコ・ルリ、「外人部隊(1953)」のペーター・ファン・アイク、「ヨーロッパ一九五一年」のウィリアム・タッブスなどである。なおこの作品は一九五三年カンヌ映画祭でグラン・プリを受賞、シャルル・ヴァネルが男優演技賞を得た。
ネット上の声
- 心臓が止まりそうになる、究極の傑作!
- シンプルでも見る側を引込む力強さ!
- 「暑さ」が「寒さ」に変わる映画!
- 40年を経て完全版との出会いに歓喜
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間149分
- 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 主演イヴ・モンタン
-
ビリー・ワイルダー作品には珍しいアクション活劇で、生き残るために戦うイギリス人兵士を描いている。ロメル将軍率いるドイツ軍に敗北を期したイギリス軍。死を免れたブランブル伍長は、前日に命を落としたホテルの給仕に変装し、ドイツ兵との接触を試みる。幸運なことに、亡くなった給仕がドイツ軍のスパイだったため、機密情報を連合軍に漏らすことに成功。ワイルダーが長年ファンだった監督エリッヒ・フォン・シュトロハイムが、将軍役で出演している。
ネット上の声
- 1942年、英軍ブランブル伍長(フランチョット・トーン)は北アフリカで単身で敗走
- ビリー・ワイルダー監督のスタートライン的傑作‼️
- 別人になりきり、バレないように🤫
- 隠れた名作中の名作
サスペンス
- 製作年1943年
- 製作国アメリカ
- 時間96分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演フランチョット・トーン
-
ブライアン・フォーブスとブライアン・クレメンスの脚本を「恐怖」のセス・ホルトが演出した風俗ドラマ。撮影は「武器の報酬」のジェラルド・ギブス、音楽はロン・グレイナーが担当した。製作はヴィクター・リンドン。出演は「西部開拓史」のキャロル・ベイカー、「恐怖の報酬」のペーター・ファン・アイク、ほかに イアン・バネン、デンホルム・エリオット、ヨルグ・フェルミー、マリオ・アドルフ、ハリー・バードなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国イギリス
- 時間99分
- 監督セス・ホルト
- 主演キャロル・ベイカー
-
「大いなる神秘 情炎の砂漠」のフリッツ・ラング監督が過去の自分の作品を再映画化した怪奇映画。脚本は彼とH・オスカー・ウッティッヒの担当。撮影をカール・レーブが受けもっている。音楽はゲルハルト・ベッカー。出演するのは「狂った本能」のドーン・アダムス、「めざめ(1958)」のペーター・ファン・アイク、ゲルト・フレーベなど。
ネット上の声
- 人物の心理描写などまるで無視して(恋愛要素もあるけれど洗脳による曖昧さ)畳みかけ
- 白黒で銃撃シーンも今の時代からしたら茶番レベルだったし所々ツッコミどころは多かっ
- この不自然なまでに余韻を削ぎ落とした展開の仕方は「テンポが良い」などといって映画
- ナチスという現実に現れてしまった悪がドイツをどん底に叩き落とした後に作られるマブ
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国ドイツ
- 時間104分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ドーン・アダムス
-
武器密輸団をテーマにしたアクション・ドラマ。日本には初登場のジャック・ロベールのオリジナル・シナリオを「筋金を入れろ」のアンリ・ドコアンと「現金に手を出すな」のアルベール・シモナンが脚色、シモナンが台詞を、ドコアンが監督を担当した。撮影は「首輪のない犬」のピエール・モンタゼル、音楽はモーリス・ジャール。主演は「街の仁義」のレイモン・ペルグラン、ユナイト映画「攻撃」のペーター・ファン・アイク、新星フランソワーズ・ファビアン。ほかに脚色者のシモナン、「悪魔のような女」のシャルル・ヴァネルなど。
アクション
- 製作年1957年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間105分
- 監督アンリ・ドコアン
- 主演レイモン・ペルグラン
-
セルジオ・ソリーマとセルジオ・ドナーティの共同脚本をわが国初登場のセルジオ・ソリーマが監督したスパイ・アクション。撮影は「アトランティス征服」のカルロ・カルリーニ、音楽はアントニオ・ペレス・オレアが担当。出演は「荒野の決断」のスチュワート・グレンジャー、「虎は新鮮な肉を好む」のダニエラ・ビアンキ、「秘密大戦争」のペーター・ファン・アイクのほかジョルジア・モル、ジュリオ・ボゼッティ、ジャンニ・リッツォなど。テクニカラー、テクニスコープ。
サスペンス
- 製作年1965年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督セルジオ・ソリーマ
- 主演スチュワート・グレンジャー
-
西ドイツ政界・財界のスキャンダルとして有名な実在事件に材をとったエリッヒ・クビー原案の犯罪映画。脚本担当はエリッヒ・クビーとロルフ・ティーレ。監督はこの作品が十本目にあたるロルフ・ティーレ。撮影をクラウス・W・ラウテンフェルトが受けもっている。音楽担当はノルバート・シュルツェ。出演しているのは、「夜の放蕩者」のナジャ・ティラー、「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイクの他、ゲルト・フレーベ、カール・ラダッツ、マリオ・アドルフ、ホルスト・フランクなど。
文芸・史劇、 恋愛
- 製作年1959年
- 製作国ドイツ
- 時間100分
- 監督ロルフ・ティーレ
- 主演ナージャ・テイラー
-
「大爆走」のジャック・レミー、クリスチャン・ジャック、「豪快!マルコポーロ」のエンニオ・デ・コンチーニ、ジャック・ラボリー、フィリップ・ブーバールの共同脚本を、「007」シリーズのテレンス・ヤング、「黒いチューリップ」のクリスチャン・ジャック、「汚れた英雄」のカルロ・リッツァーニらが監督したポラリス潜水艦に対するソ連の破壊工作をめぐっての、諜報アクション。撮影は「やさしく激しく」のピエール・プチ、「黒い瞳(1958)」のリヒャルト・アングスト、エリコ・メンツェールら、音楽は「最後のガンファイター」のロバート・メリンが担当した。出演は「史上最大の作戦」のロバート・ライアン、「危険な道」のヘンリー・フォンダ、「誘惑の海」のペーター・ファン・アイク、「黒い情事」のアンドレ・ブールビル、「悪徳の栄え」のアニー・ジラルド、「もしお許し願えれば -女について話しましょう」のヴィットリオ・ガスマン、「甘い生活」のジャック・セルナス、「バンコ・バンコ作戦」のロベール・オッセン、「ガスコンの三銃士」のジョルジュ・マルシャルほか。
サスペンス
- 製作年1965年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間---分
- 監督テレンス・ヤング
- 主演ロバート・ライアン
-
『女は一回勝負する』『目撃者』などの著者、ジェームズ・ハドリー・チェイスの『世界をわが手に』を基に、フランク・ハーヴェイが脚色。監督はカナダ生れのアルヴィン・ラコフ。撮影はヴァクラフ・ヴィッヒが担当し、ゲルハルト・ミュラーの作曲したモダン・ジャズの旋律が見事な緊迫感を盛り上げている。出演は、「スキャンダル(1959)」のナジャ・ティラー・、「明日なき夜」のペーター・ファン・アイク、ジャン・セルヴェ、ロッド・スタイガー、ヤン・バネンなど。
サスペンス、 アクション
- 製作年1960年
- 製作国ドイツ
- 時間102分
- 監督アルヴィン・ラーコフ
- 主演ロッド・スタイガー
-
レナード・モスレイが自伝小説『猫と鼠』をドナルド・テイラーと共同で脚色、TV・演劇の演出家ジョン・リウェイン・モキシーが演出したスパイ映画。撮影はデスモンド・ディキンソン、音楽はウルフラム・ローリグ、ダグラス・ガムレイ、ケン・ジョーンズが担当した。出演は「潜水艦U153」のジェームズ・ロバートソン・ジャスティス、ドイツの男優アドリアン・ホーフェン、「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイク、ロバート・アーカート、グロリア・メストレなど。製作はドナルド・テイラー。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イギリス
- 時間---分
- 監督ジョン・モクシー
- 主演ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス
-
ジュグ・グリゼリュのシナリオをジョヴァン・ジヴァノビッチが演出した恋愛ドラマ。撮影はステヴァン・ミスコビッチ、音楽はダルコ・クラリュッチが担当した。出演は「逆転」のエルケ・ソマー、「恐怖の報酬」のペーター・ファン・アイク、ブラゼンカ・カタリニッチ、トーリ・ヤンコヴィッチなど。
- 製作年1963年
- 製作国ドイツ,ユーゴスラビア
- 時間---分
- 監督ジョヴァン・シヴァノヴィッチ
- 主演ペーター・ヴァン・アイク
-
「七つの大罪」(第三話)のヴィヴィアーヌ・ロマンスが主演して一九五二年末(五二年発売)に製作されたメロドラマで脚本・台詞・監督はこれが第一回監督作のピエール・カルディナル。撮影は「恐るべき子供たち」アンリ・ドカエ、音楽はジョルジュ・イゲルブウシャンである。共演者は「田舎司祭の日記」のクロード・レーデュ、「花咲ける騎士道」のシルヴィ・ペライオ、ロジェ・ガイヤールなど。
アクション
- 製作年1951年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ピエール・カルディナル
- 主演クロード・レデュ
-
「目撃者」「女は一回勝負する」等、近頃映画化作品の多い英国スリラー作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの原作の、日本初登場の仏監督ドニス・ド・ラ・パテリエールによる映画化。これは彼の第三作にあたる。保険金をめぐる微妙な人間心理の起伏が、物欲と愛欲の葛藤のうちにスリラー手法で描かれる。パテリエール自身の脚色に「濁流(1957)」のミシェル・オーディアールが台詞を担当。撮影監督は「巴里の不夜城」ピエール・モンタゼル。音楽は「罪と罰(1956)」のモーリス・ティリエ。主演は「夜の騎士道」のミシェル・モルガンに「雪は汚れていた」のダニエル・ジェラン。新人ミシェル・メルシェ。加えて「殺人狂想曲」のベルナール・ブリエ、「火薬に火」のペーター・ファン・アイク、コメディ・フランセーズ座員フランソワ・ショメット等が助演。
- 製作年1957年
- 製作国フランス
- 時間121分
- 監督ドニス・ド・ラ・パトリエール
- 主演ペーター・ヴァン・アイク
-
スペイン内乱を背景にしたロマン。アンリ・フランソワ・レイの原作小説をアンリ・フランソワ・レイ自身とジャン・ジャック・ヴィエルヌが共同でシナリオ化したもの。監督はこの作品が三本目の映画に当るジャン・ジャック・ヴィエルヌ。撮影をレイモン・ルモワーニュが受けもっている。出演するのは「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイク、新人ダリア・ラヴィ、ローラン・ルザッフル、ヘルモ・キンデルマン、アンリ・ル・モニエ、アンヌマリー・コフィネなど。製作はジョゼ・ベナゼラフ。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ジャン=ジャック・ヴィエルネ
- 主演ペーター・ヴァン・アイク
-
フランス軍とホー・チ・ミン軍のディエンビエンフーにおける戦いを描いたアメリカ戦争映画。「ビッグ・サーカス」のアーヴィング・ウォーレスの脚本を「コマンド」のデイヴィット・バトラーが監督した。撮影はJ・ペヴァーレル・マーレィ。音楽はデイヴィッド・バドロフ。出演するのは「サランボー」のジャック・セルナス、「めざめ」のピーター・ヴァン・アイク、カート・カズナー、ノーマン・デュポンなど。製作はデイヴィッド・ワイスバート。
戦争
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督デヴィッド・バトラー
- 主演ジャック・セルナス
-
新しいハイティーンスター、コルニー・コリンズを主演させたドイツ映画。問題をはらんだ思春期女子高校生の生態が描かれる。監督はこれが処女作のアルフレッド・フォーラー。脚本はハラルト・G・ペターソンが書き、撮影をクルト・ハッセが担当している。音楽はマルティン・ベッチャー。他に出演するのは、国際スター、ペーター・ファン・アイク、ドリス・キルヒナー、アーデルハイト・ゼーク、「制服の処女(1958)」のザビーネ・シニエン、ハンス・ニールセン、ヨルク・ホルマー等。他にハイティーンスターが多数出演する。篇中のモダン・ジャズ演奏はヨハネス・レディスケ四重奏団。製作ヘルバード・ゼンネワルト。
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国ドイツ
- 時間94分
- 監督アルフレッド・フォーレル
- 主演コルニー・コリンズ
-
ワルター・エバートの小説をハラルト・G・ペターソンがシナリオ化、「めざめ(1958)」のアルフレッド・フォーラーが監督した青春もの。撮影も「めざめ(1958)」のクルト・ハッセ、出演者は「朝な夕なに」のクリスチャン・ヴォルフ、「めざめ」のコルニー・コリンズ、「史上最大の作戦」のペーター・ファン・アイク、ハンス・ニールセンなど。
- 製作年1959年
- 製作国ドイツ
- 時間100分
- 監督アルフレッド・フォーレル
- 主演クリスチャン・ヴォルフ