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市役所の市民課長・渡辺は30年間無欠勤、事なかれ主義の模範的役人。ある日、渡辺は自分が胃癌で余命幾ばくもないと知る。絶望に陥った渡辺は、歓楽街をさまよい飲み慣れない酒を飲む。自分の人生とは一体何だったのか……。渡辺は人間が本当に生きるということの意味を考え始め、そして、初めて真剣に役所の申請書類に目を通す。そこで彼の目に留まったのが市民から出されていた下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった。この作品は非人間的な官僚主義を痛烈に批判するとともに、人間が生きることについての哲学をも示した名作である。
ネット上の声
- いま生きているということ。それは、、、、
- 「渡辺勘治」を通せば見えてくること。
- 組織で地位を守る為には何もしないこと
- 時代が変わっても、変わらないもの
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督黒澤明
- 主演志村喬
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故林芙美子の同名小説の映画化で、戦後の混乱した世相を背景に下層階級の男女のささやかな愛情を描く。「大学の侍たち」の笠原良三と、吉田精弥が共同脚色、「続大番 (風雲篇)」のコンビ、千葉泰樹が監督、西垣六郎が撮影した。主演は「どん底」の三船敏郎と山田五十鈴。田中春男、村田知英子、淡路恵子、多々良純などが助演している。
ネット上の声
- あの三船敏郎も事故には勝てませんでした。
- 静岡のお茶は美味しいよ~
- お茶、靴下を脱ぐ山田五十鈴、雨、山田五十鈴の髪を不器用に拭く三船敏郎、川、ラスト
- 『蜘蛛巣城』の濃厚さと業深さがうそのようにおだやかな(まさかの同年製作)、山田五
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間58分
- 監督千葉泰樹
- 主演山田五十鈴
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「若さま侍捕物帳 黒い椿」の鷹沢和善と高島貞治が共同で脚本を書き、「美男の顔役」の沢島忠が監督したまげものミュージカル。撮影もコンビの山岸長樹。
ネット上の声
- ひばり:弥次郎兵衛、ちえみ:喜多八
- ♪車がないから 歩いてゆこう〜
- 車がないから歩いていこうなんて歌っちゃいるが、ゆるゆる旅などするわけもなく、美空
- 将来案じてヤケになったひばりちゃんとチエミちゃん、弥次喜多に扮しにぎやか珍道中!
時代劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督沢島忠
- 主演美空ひばり
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「警視庁物語 七人の追跡者」のスタッフ、脚本・長谷川公之、監督・村山新治、撮影・佐藤三郎がつづいて製作する警視庁物語シリーズ。出演も大村文武・堀雄二・神田隆らの前作と同様の刑事連に、三井弘次が犯人に扮する。
ネット上の声
- 昭和30年代の作品だが、犯行の手口が現在のネットやSNSを介した犯罪と変わらない
- 三井弘二と田中春男が出演しているので期待したが、思いの外出番が少なかった
- 取調べのシーン、デビュー前の曽根晴美!?
- 「警視庁物語」シリーズ第8作
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演堀雄二
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「夜霧の長脇差」の野上龍雄と「富士に立つ若武者」の鷹沢和善の脚本を、「富士に立つ若武者」の沢島忠が監督したミュージカル風なコメディ。撮影も「富士に立つ若武者」の山岸長樹。
ネット上の声
- 妄想の中で美空ひばりと鶴田浩二が駆け寄っていくシーンの美しさに涙する
- 機織り娘が、城の殿様に想いを寄せ、花嫁となることを夢見ている
- 最初の音楽聴いた時点でこれ絶対おもしろいやつやと確信
- なかなか可愛いコメディ時代劇(ミュージカル)
時代劇
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督沢島忠
- 主演美空ひばり
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鶴屋南北の傑作“東海道四谷怪談”の映画化である。「喧嘩鴛鴦」の小国英雄が新人田辺虎男と共同で脚本を執筆し、「駈出し社員とチャッチャ娘」の毛利正樹が監督、「何故彼女等はそうなったか」の鈴木博が撮影を担当している。主な出演者は「銀蛇の岩屋 (前後篇)」の若山富三郎、筑紫あけみ、「続・君ひとすじに」の相馬千恵子、「不良少年(1956)」の田中春男、他に飯田蝶子、花岡菊子、小倉繁、横山運平など。
ネット上の声
- 「納涼=怪談」 ホラーと呼ぶな・・・
- 怖くなく、がっかり・・・
- 恨めしや~👻
- こちらもかなりアレンジがあるものの、ホラー加減では1番な気がします
時代劇
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督毛利正樹
- 主演若山富三郎
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講談倶楽部に連載された横溝正史の探偵小説を、「青春ロマンスシート 青草に坐す」の沢村勉が脚色し、「家庭の事情 ネチョリンコンの巻」の小田基義が監督する。撮影は山田一夫。「やくざ囃子」の河津清三郎が主人公金田一に扮し、「此村大吉」の田中春男、「関八州勢揃い」の岡譲司のほか、三条美紀がはじめて東宝映画に出演する。
サスペンス
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督小田基義
- 主演河津清三郎
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「馬車物語」の伊藤基彦のプロデュースに、原作は現在追放中の中河與一の小説「天の夕顔」の映画化、脚色は「富士山頂(1948)」の八田尚之である。「花ひらく(1948)」をプロデュースした阿部豊が「愛よ星と共に」ついでメガフォンをとる。カメラは「愛よ星と共に」「花ひらく(1948)」の小原譲治、主演は「花嫁選手」(東横)につぐ高峰三枝子に、相手役として土建会社青年社長である藤川豊彦が抜てきされて映画初出演をする。
ネット上の声
- ナレーションから始まるのか、ミニヨンの歌かぁ、ゲーテの?と思いながら見ていたが…
- 画作りがとっても美しい
- 昭和初期のメロドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督阿部豊
- 主演高峰三枝子
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「はったり二挺拳銃」の小国英雄の脚本を、「天保六花撰 地獄の花道」のマキノ雅弘が監督した娯楽時代劇。撮影も「天保六花撰 地獄の花道」の三木滋人が担当した。
ネット上の声
- 贔屓の田中春男の出番が多くて楽しめたが、浪曲も披露し持ち味を十分に発揮していた堺
- この作品のタイトル"清水港"ということから、清水次郎長関連と推測…で、主演が大川
- 道化役が全くハマらずただ不快なので橋蔵はあんまり演技幅広くない人なんだと思う
- マキノ雅弘で片岡千恵蔵主演の「清水港」再映画化
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督マキノ雅弘
- 主演大川橋蔵
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「鳳城の花嫁」の中山文夫の脚本を「ゆうれい船」のコンビ、松田定次が監督、川崎新太郎が撮影した明朗時代劇。主演は、「ゆうれい船」の中村錦之助、「黄金の伏魔殿」の長谷川裕見子「若さま侍捕物帳 鮮血の人魚」の大川恵子、「水戸黄門(1957)」の桜町弘子。ほかに「青い海原」の春日八郎、それに大河内傳次郎、山茶花究など。
ネット上の声
- 松田定次が『鳳城の花嫁』と同じ年に撮った明朗時代劇の傑作だがなぜか埋もれているの
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督松田定次
- 主演中村錦之助
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「平次八百八町」「男の涙」につぐ伊藤基彦プロ作品で、原作者は元新生新派の文芸部長で現在長野にあって『青年演劇』誌を主催している阿木翁助で脚本は「びっくり五人男」の八住利雄、監督は「男の涙」の斎藤寅次郎。キャストは「幽霊列車」の柳家金語楼、花菱アチャコ「男の涙」の木戸新太郎「小原庄助さん」の飯田蝶子。「果てしなき情熱」の月丘千秋、堀雄二、江見渉「びっくり五人男」の美空ひばり。それに「おてんば社長」以来十年ぶりで東宝に帰った江戸川蘭子、某紙のニュウフェイスノミネイションに合格新東宝に入社して第一回の湯川吟子らが出演する。
コメディ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督斎藤寅次郎
- 主演柳家金語楼
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エノケンプロダクションの独立と「醉虎伝」以来エノケン主演映画50本記念を祝して製作される新東宝提携作品。原作は『サンデー毎日』八月の大衆文芸号に掲載されたサトウハチローの『青春野球手帖』で、製作はエノケンの懇望により、従来最もエノケン映画を手がけた滝村和男が担当し、「唄まつり百万両」の岸松雄と監督の渡辺邦男が協同で脚色、渡辺監督は「今日は踊って」「誰か夢なき」「あの夢この歌」の前作がある。劇中プロ野球の巨人軍(ジャイアンツ)対阪神軍(タイガース)の試合が随所に織り込まれ、ジャイアンツ軍は俳優と混然一体となって、この映画の劇構成上重要メンバーとなって総出演している。春山美禰子はエノケンプロの新人で、島和子は渡辺監督が「今日は踊って」で発見した子役である。
コメディ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督渡辺邦男
- 主演榎本健一
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故佐々木味津三の原作を竹井諒と森川太郎が脚色、「海の小扇太」の志村敏夫が監督、「神州天馬侠(1954)」の岡崎宏三が撮影を担当した。主なる出演者は「むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷」の嵐寛寿郎、「旗本退屈男 謎の伏魔殿」の渡辺篤、「夫婦善哉」の上田吉二郎、「海の小扇太」の雅章子、「長崎の夜」の杉山昌三九など。
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督志村敏夫
- 主演嵐寛寿郎
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- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督渡辺邦男
- 主演柳家金語楼
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- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督溝口健二
- 主演山路ふみ子
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- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督津田不二夫
- 主演林文夫