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マケドニアを舞台に、ギリシャ正教徒とアルバニア系ムスリム人住民のあいだで高まる緊張を、マケドニアとロンドンを結び、時間軸が複雑に交錯する三つの挿話で描きだすドラマ。監督・脚本のミルチョ・マンチェフスキーはマケドニア出身で、ニューヨークを拠点にミュージック・ビデオやCMを手掛け、これが初の劇場用長編映画になる。製作はジュディ・コウニハン、チェドミール・コラール、サム・テイラー。撮影は「野性の夜に」のマニュエル・テラン、音楽はエスニック音楽グループのアナスタシア。出演は旧ユーゴ出身の国際的名優レード・セルベッジア、「オリヴィエ・オリヴィエ」のグレゴワール・コラン、「ネイキッド」のカトリン・カートリッジ、ほか。94年ヴェネチア映画祭金獅子賞(グランプリ)受賞。96年度キネマ旬報外国映画ベストテン弟9位。
ネット上の声
- 1994年のヴェネチア国際映画祭、金獅子賞以下10部門を独占した傑作
- わー3部作の繋げ方があざとくてめっちゃ巧妙
- 戦争を、より鮮やかにカオスに導く傑作
- 人間の最も抑制しがたい感情が恐怖心
社会派ドラマ
- 製作年1994年
- 製作国イギリス,フランス,マケドニア
- 時間115分
- 監督ミルチョ・マンチェフスキー
- 主演グレゴワール・コラン
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デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーの長編第5作で、第49回カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞するなど世界的に高く評価された愛の物語。1970年代初頭、プロテスタント信仰が強いスコットランド北西部の村。信仰心の厚い無垢な女性ベスは、油田で働くよそ者のヤンと結婚する。ベスは遠く離れた油田へ仕事に行ったヤンの帰りが待ちきれず、彼が早く戻ることを神に願うが、その願いは思わぬかたちでかなえられる。ヤンは仕事中の事故で重傷を負い、全身麻痺となってしまったのだ。ヤンは妻を愛する気持ちから彼女に愛人をつくるよう説得し、ベスもまた夫を愛するが故に見知らぬ男たちと関係を持つようになるが……。主人公ベスをエミリー・ワトソンが見事に演じ切り、映画デビュー作にしてアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
ネット上の声
- ラース・フォン・トリアー監督の鑑賞はこれが3本目
- トリアー監督は神を冒涜するサディストかな
- エミリー・ワトソンは女優の中の女優です
- 真の愛を問うあまりにも純真で過酷な運命
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国デンマーク
- 時間158分
- 監督ラース・フォン・トリアー
- 主演エミリー・ワトソン
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イギリスの名匠マイク・リーが、暴力的な衝動のままに行動する若者たちの生き様を赤裸々に描いた群像劇。盗んだ車でマンチェスターからロンドンへやって来たジョニーは、昔の恋人ルイーズが暮らすアパートを訪れる。ルイーズは不在だったが、同居人ソフィーに招き入れられ、2人は一緒に大麻を吸って意気投合する。やがてルイーズが帰宅すると険悪な雰囲気になり、部屋を出たジョニーは街をひとりさまようが……。1993年・第46回カンヌ国際映画祭で監督賞と男優賞(デビッド・シューリス)を受賞した。
ネット上の声
- パッケージ騙されないで
- ニートが社会を見下す
- ちょっと自分は付き合いきれなかったけど、刺さる人にとって生涯の一本になるのは分か
- 欲望のままにというのもあると思うが、それ以上に行き当たりばったりの人々との出会い
孤独、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イギリス
- 時間126分
- 監督マイク・リー
- 主演デヴィッド・シューリス
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学生時代に親友だった二人の“キャリア・ガールズ”の現在と過去を鮮やかなタッチで綴った一編。監督・脚本は「秘密と嘘」で96年カンヌ映画祭パルム・ドールを獲得し、一躍世界で評判を得たマイク・リーで、今回も役者とのディスカッションを重ねてキャラクターをつくり上げていく独特の演出で撮影された。製作のサイモン・チャニング=ウィリアムズ、撮影のディック・ポープ、録音のジョージ・リチャーズは「秘密と嘘」に続いての参加。音楽はオリジナル・スコアを「秘密と嘘」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたマリアンヌ・ジャン=バチストがトニー・レミーの協力を得て手掛け、80年代を代表するポップ・グループ“ザ・キュアー”の曲が画面を彩る。主演はリーとは「ネイキッド」で組んだ「奇跡の海」のカトリン・カートリッジと映画は本作がデビューとなる舞台やテレビで活躍するリンダ・ステッドマン。
ネット上の声
- 過去と再会と近況
- このラストシーンはいい
- 「善」と「美」を大切にするライフスタイル
- マイク・リーが「これがリアル」という作り上げたカトリン・カートリッジの演技はあま
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督マイク・リー
- 主演カトリン・カートリッジ
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フランス人の私立探偵がロンドンの裏社会に挑むハードボイルド・ミステリー。監督は「セカンド・ベスト 父を探す旅」のクリス・メンゲス。出演は「サン・ピエールの生命」のダニエル・オートゥイユ、「セイヴィア」のナスターシャ・キンスキーほか。
ネット上の声
- 私立探偵が依頼された仕事は簡単な筈だった
- クリス・メンゲス監督のハードボイルド・ミステリー作品
- 名優ダニエル・オートイユ主演ということで、観ました
- 八日目よりも
サスペンス
- 製作年1999年
- 製作国イギリス
- 時間104分
- 監督クリス・メンゲス
- 主演ダニエル・オートゥイユ