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家族を捨て、蜂と共にギリシャを彷徨う老人の旅路。失われた時を求める、魂のロードムービー。
春のギリシャ。娘の結婚式を終えた老養蜂家スピロスは、家族と家を捨て、蜂箱を積んだトラック一台で旅に出る。それは、かつて仲間と共に辿った「蜂の道」を巡る、過去への巡礼の旅。寡黙なスピロスの旅路は、時代の移ろいと共に寂れた町や、かつての友人の姿を映し出す。道中で出会った奔放な若い女との奇妙な道行き。失われた時間と、埋められない孤独を抱えた男の魂の彷徨。ギリシャの広大な風景の中、人生の終着点を探す男の姿を静謐に描く、魂の叙事詩。
ネット上の声
- これまで観てきたアンゲロプロスの作品の中で、1番分かりやすくて、1番好きになれな
- 年老いてからの一人旅は、……
- 過去の旅人
- アンゲロプロス版ミツバチのささやき?とか思いながら観てたら最後に映画館出てきて笑
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
- 時間122分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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1970年代パリ、人生の岐路に立つ中年男たち。仕事、家族、そして変わらぬ友情の行方。
舞台は1974年のパリ。事業の悩みを抱えるヴァンサン、医師として成功するも家庭に問題を抱えるフランソワ、作家として生きるポール。週末ごとに集まる彼ら中年男性たちの日常。それぞれが仕事や家族、恋愛に悩み、人生の壁に直面。ある出来事をきっかけに、長年の友情に亀裂が生じ始める。互いのプライドと本音がぶつかり合う中、彼らが見つけ出す人生の答えとは。フランスの名匠クロード・ソーテが描く、ほろ苦くも温かい人生賛歌。
ネット上の声
- クロードソーテの友情
- イヴモンタン(町工場の似合わないこと!)のいつもの微笑みが、ずっと不安げに、泣く
- この邦題だと持つイメージと内容に違和感を持ったけど、私だけ?
- 淡々と、しみじみと、いろいろありますなぁ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間118分
- 監督クロード・ソーテ
- 主演イヴ・モンタン
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誰が「いぬ(密告者)」なのか。裏切りと友情が交錯する、ジャン=ピエール・メルヴィルが描く傑作フレンチ・ノワール。
刑務所から出所したばかりの男モーリス。旧友のシリアンを訪ね、次の強盗計画の準備。しかし、計画は警察に筒抜けで、モーリスは逮捕、仲間は射殺。モーリスはシリアンが密告者、通称「いぬ」だと疑念。一方、シリアンもまた、裏切り者の汚名を着せられ、自らの手で真相を突き止めようと行動開始。男たちの仁義とプライドがぶつかり合う、非情な裏社会。二転三転する予測不能な物語の行き着く先。
ネット上の声
- よく知らないけど、なんだかカッコ良さそう映画だなぁ~と思って観るとたいてい失敗す
- フィルム・ノワール仕立てのミステリー
- メルヴィルの推理ノワール、雨
- 美しすぎるフィルム・ノワール
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間109分
- 監督ジャン=ピエール・メルヴィル
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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19世紀末、活気と退廃が渦巻くパリの裏社会。その美しさから「黄金の兜(カスク・ドール)」と呼ばれる娼婦マリー。彼女は、情夫であるヤクザの一味と訪れたダンスホールで、実直な大工のジョルジュと出会い、瞬く間に恋に落ちる。しかし、二人の純粋な愛は、嫉妬に狂うボスの策略によって引き裂かれていく。愛か、裏切りか。命を懸けた恋が、やがて血塗られた抗争へと発展。逃れられない運命の結末。
ネット上の声
- 2人が何故あそこまで深く愛し合ったのかが最後まで掴めず…
- はかなく、美しい幸福に涙
- コントロールではなく密着
- ノワール!ノワール!
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ジャック・ベッケル
- 主演シモーヌ・シニョレ
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「太陽が知っている」「夕なぎ」のロミー・シュナイダーが出演し、「情婦マノン」「恐怖の報酬」などで知られる名匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督により製作されるはずだった幻の映画「地獄」に関するドキュメンタリー。
1964年に製作が開始されるも、監督が病に倒れるなどの悲劇に見舞われ未完となってしまった同作について、残されたフィルムと関係者の証言を集めた。妻の浮気を疑う夫の妄想を表現しためくるめくような映像や、シュナイダーが一糸まとわぬ姿で線路に横たわるシーンなどが収められ、断片的でありながらも強い印象を残すビビッドな色彩と実験的手法を垣間見ることができる。また、独特なメイクで濃艶な表情を見せる一方で、カメラテストなどのオフショット映像からは、天使爛漫な姿のシュナイダーも見ることができる。「没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」(2022年8月5日~25日/Bunkamuraル・シネマ)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ロストインラマンチャ的な作品だが、風車に挑むことすら頓挫する方が笑...
- アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の未完の作品「地獄」についてのドキュメンタリー
- 木乃伊取りが木乃伊に…
- 映画監督という仕事
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間94分
- 監督セルジュ・ブロンベルグ
- 主演ロミー・シュナイダー
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一本のパンを盗んだ罪で19年間投獄された男。彼の波乱に満ちた生涯と、彼を追う執念の警部の姿を描く、フランス文学の金字塔。
19世紀初頭のフランス。パンを盗んだ罪で投獄されたジャン・バルジャン。仮釈放後、彼は過去を捨てて市長として人々の尊敬を集めるまでに。しかし、彼の前に執拗なジャベール警部が出現。正体を暴かれ、再び追われる身となるバルジャン。彼は、薄幸の女性ファンティーヌから託された幼い娘コゼットを守るため、逃亡を決意。愛と正義、そして革命の嵐が吹き荒れるパリを舞台に、彼の過酷な運命が動き出す。魂の救済を求める男の旅路。
ネット上の声
- ジャン・ギャバンのはとりあえず観るべき
- 一つだけ大事なことがある。それは…
- 買っちゃった!!買っちゃった!!
- この小説の映画化は全部みたい。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間186分
- 監督ジャン=ポール・ル・シャノワ
- 主演ジャン・ギャバン
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「旅路の果て」のジュリアン・デュヴィヴィエが、自ら脚本を書卸し、監督した一九四九年作品。台詞はアンリ・ジャンソンが担当している。撮影はヴェテラン、ヴィクトル・アルムニーズ。「火の接吻」のセルジュ・レジアニ、新人のシュザンヌ・クルーティエを中心に、「我が父我が子」のシュジィ・プラン、モニーク・メリナン、ジャン・ダヴィらが出演する他、デュヴィヴィエの選んだニュウ・フェイス少女達が多数出演している。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 主演シュザンヌ・クルーティエ
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『火薬に火を』を書いたジャック・ロベールの小説の映画化。脚色は原作者とジュリアン・デュヴィヴィエがあたり、監督は「私の体に悪魔がいる」のデュヴィヴィエ。撮影は「夜の騎士道」のロベール・ルフェーヴル、音楽はジャン・ヤトヴが担当。出演は「奥様にご用心」のダニエル・ダリュー、「レ・ミゼラブル」のベルナール・ブリエ、セルジュ・レジアニ、「死刑台のエレベーター」のリノ・ヴァンチュラ、他にポール・フランクール、ノエル・ロックヴェール等。
ネット上の声
- ◎フランスの名花ダニエルダリューの美貌!
- 人間とは『ゆれる』ものである
- 1959年 ”自殺への契約書” 監督.脚本ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 限られたメンバーの中から殺人犯を突き止めようとするサスペンス映画
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1958年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 主演ポール・ムーリス
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ネット上の声
- 名作の香り
- カルネの枯葉
- シャンソンの名曲『枯葉』がこの映画でジョセフ・コズマの作曲、詩人で脚本家のジャッ
- 今日ではジャズのスタンダードナンバーとして名高い、シャンソンの代表曲「枯葉」をタ
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演ピエール・ブラッスール
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脚本家から最近監督に進出したアンドレ・カイヤットの一九四九年作品。カイヤット書卸しのストーリーを「霧の波止場」「悪魔が夜来る」「高原の情熱」のジャック・プレヴェールが脚色し台詞も執筆。出演者は「情婦マノン」のセルジュ・レジアニと「密会」のアヌーク・エーメを恋人役に、「霧の波止場」「高原の情熱」のピエール・ブラッスール、「バラ色の人生」のルイ・サルー、「大いなる幻影」のマルセル・ダリオ、シャンソン歌手として有名だったマリアンヌ・オスワルド等が主要な役柄を演じる。撮影はアンリ・アルカン。音楽は「モロッコ守備隊」のジョゼフ・コスマ。
ネット上の声
- 『ロミオとジュリエット』のロミオの代役とジュリエットの代役が実生活でもロミジュリ
- シェイクスピアの古典作品『ロミオとジュリエット』の翻案作品は数多存在するが、この
- 現代版ロミオとジュリエットなら、ディカプリオの方じゃなくて、断然こっちが好き
- アヌーク・エーメ最高!アヌーク・エーメ大好き!
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督アンドレ・カイヤット
- 主演セルジュ・レジアニ
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十八世紀のアべ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』を現代の物語にしたもので、監督はアンリ・ジョルジュ・クルーゾー。ラストの、射殺された恋人の死体をさかさにかついで砂漠をさまよい歩くシーンが特に有名。
ネット上の声
- ファム・ファタールを演じたセシル・オーブリーの不思議な魅力とクルーゾー監督の緊迫感ある重厚な演出
- ファム・ファタールを描いたことで有名なアベ・プレヴォ「マノン・レスコー」の原作を
- 終盤、逃亡に疲れたマノンの服がぼろぼろになっており左胸(脇とデコルテ付近)が露わ
- ハティクヴァが流れるから単純な反戦映画だと思っていた。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 主演ミシェル・オークレール
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『ローマの休日』のオードリー・ヘプバーン初主演作。ひょんなことから将軍暗殺計画に巻き込まれてしまう姉妹の姿を描く。ビデオタイトル「オードリー・ヘプバーンの初恋」。
ネット上の声
- 私の最好き映画『ブラザーサン・シスタームーン』でお母さん役だったイタリアのヴァレ
- “安心できるのは、秘密を知る者と知らぬ者”
- 言っときますがオードリーの出番は少ないです
- 最悪の”初恋”の人
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国イギリス
- 時間96分
- 監督ソロルド・ディキンソン
- 主演ヴァレンティナ・コルテーゼ
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フランスの作家フレデリック・ダールの小説で、脚色と台詞は「男の争い」に出演し、この映画で第一回の演出をしているロベール・オッセンが「花咲ける騎士道」のルネ・ウェレルと共同して担当している。撮影は「赤と黒(1954)」のミシェル・ケルベ、主演は「愛の交響楽」のマリナ・ヴラディ、「その顔をかせ」のアンリ・ヴィダル、「想い出」のセルジュ・レジアニ。助演は、「女性の敵」のマルト・メルカディエ、「嘆きのテレーズ」のジャック・エデュビィ、「七つの大罪」のロベール・ダルバン。
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ロベール・オッセン
- 主演セルジュ・レジアニ
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第2次大戦のゲリラ戦を描いた戦争アクションドラマ。監督は「私もあなたもキスする」のレオポルド・サヴォーナ、役自身とジノ・デ・サンクティスが脚本、クローディオ・ラッカが撮影を、音楽は「危険なデイト」のアルマンド・トロヴァジョーリが担当した。出演者は「リバティ・バランスを射った男」のジャック・パランス、「いぬ」のセルジュ・レジアニ、「黒い砦」のフォルコ・ルリ「ロベレ将軍」のジョヴァンナ・ラリなど。
アクション
- 製作年1962年
- 製作国イタリア
- 時間84分
- 監督レオポルド・サヴォーナ
- 主演ジャック・パランス